Apple、盲導犬や補聴器、車いすなどの絵文字を提案 21
あっても良さそうなもの 部門より
Appleが障害を持つ人々の体験を表現可能にするため、新たな「アクセシビリティ」絵文字の追加をUnicode Consortiumに提案した(提案書PDF、Emojipedia、The Verge、Mac Rumors、VentureBeat)。
現在の絵文字は幅広いオプションが提供されているが、障害を持つ人々の体験を表現できるものにはなっていない。このギャップを埋め、より多くの人々を含む表現を可能にするのが提案の目的だという。提案されている絵文字は「ハーネスを付けた盲導犬」「白杖をつく人」「ろう(聾)を表す米手話をする人」「補聴器を付けた耳」「電動車いすに乗る人」「手動車いすに乗る人」「義肢(腕)」「義肢(足)」「介助犬」の9種類。犬と義肢を除いて肌色のオプションがあり、さらに人を表現する絵文字には性別のオプションもある。
ろうを表す米手話は人差し指を耳の近くから口元に動かすというもので、提案された絵文字では頬に人差し指を当て、動きを示す線が添えられている。手話は国ごとにさまざまな表現が使われるが、ろうを表す31か国の手話のうち人差し指を使用するものが18あるとのこと。提案書で参照先として示されているSpreadthesignの手話辞典で「deaf」を調べてみると、耳と口(または耳のみ)を手で指し示すというものが多いようだ。