中国ソフトウェア開発者、米中貿易戦争による規制でGitHubから追放されることを恐れる
米国政府はHuaweiに対し、米国の通信ネットワークから同社の製品を事実上排除する措置を発表した。これに対して一部の中国のソフトウェア開発者は、今回の米中貿易戦争がGitHubへのアクセス制限につながらないか懸念しているという。GitHubのルールの冒頭には、GitHub上にアップロードされた情報は、米国輸出管理規制(EAR)を含む米国輸出管理法の規制を受けると記載されている。これは、Huaweiへの規制に使われたものとまったく同じものだ。
GitHubへのアクセスを失うことへの恐怖が中国のコミュニティ内で拡散する可能性がある。これに対して、米国でオープンソースソフトウェアを提供しているApache Software Foundation(ASF)は、ブログ上でオープンソースコードを使ったソフトウェアに関しては、EARの対象とならないと公式発表を行った。にもかかわらず、一部のコミュニティのユーザーはGitHubに見られる輸出規制規則の存在にまだ懸念を持っているようだ(abacus、Slashdot)。