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2020年3月24日のアップル記事一覧(全1件)
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Android

自動車インフォテインメントシステムの操作はアルコールや大麻よりも反応速度を低下させるという実験結果 22

ストーリー by hylom
意識を持っていかれる訳で 部門より

headless曰く、

英国の交通安全に関する慈善団体IAM RoadSmartの実験によると、自動車のインフォテインメント機器の操作はアルコールや大麻よりも反応速度を低下させたそうだ(ニュースリリース特設ページ報告書PDFSlashGearMac Rumors)。

被験者40名は英国の運転免許所持・3年以上の運転経験・週に1回以上運転・スマートフォン(Android/iOS)ユーザーという条件で募集。Android Autoを使用するグループとApple CarPlayを使用するグループの2グループに分けられ、ドライビングシミュレーターDigiCarを用いてコースを3回走行(インフォテインメントシステムの操作なし、タスクの音声操作、タッチ操作)している。タスクはSpotifyでの音楽再生やナビゲーション操作、テキストメッセージを読むといったものだ。被験者はシミュレーター画面の前方に赤いバーが表示されたらウィンカーレバーを引っ張るよう指示されており、これにより反応時間が測定される。

Spotify操作時の反応時間を操作なしの場合と比べると、Android Autoの音声操作で30%長く、タッチ操作で53%長くなり、Apple CarPlayのタッチ操作では57%長くなったとのこと。また、Apple CarPlayのナビゲーション操作では音声操作の方がタッチスクリーン操作よりも遅く、操作なしと比べて反応時間が36%長くなっている。

これらの結果を過去の研究データと比較すると、英国で合法的なアルコール濃度の上限まで飲酒した場合の反応時間(+12.4%)や大麻の影響下での反応時間(+21%)、ハンズフリーでの音声通話(+26.5%)よりも長く、Apple CarPlayでのナビゲーション音声操作時の反応時間は携帯電話でのテキストメッセージ送信時の反応時間(+34.7%)よりも長くなっている。さらにAndroid Auto、Apple CarPlayともに、Spotifyのタッチ操作では携帯電話を手で持って音声通話しているときの反応時間(45.9%)よりも長い。

インフォテインメントシステムの操作時には車間維持や車線維持などのパフォーマンスも低下しており、特にタッチ操作時のパフォーマンス低下が大きいという。しかし、日常的にインフォテインメントシステムを使用する被験者の多くがタッチスクリーンで操作しているそうだ。この結果を受けてIAM RoadSmartでは業界や政府に対し、インフォテインメントシステムによるドライバーの注意力低下を防ぐための基準やテスト・認可の仕組みを策定するよう求めている。

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