iTunes、年内のMicrosoft Storeでの提供は無理 41
延期 部門より
AppleがZDNetのMary Jo Foley氏に伝えたところによれば、同社はMicrosoftと協力して完全なiTunesのエクスペリエンスを提供できるよう進めているが、それにはもう少し時間がかかるという。具体的な提供時期の計画についてはMicrosoftからもAppleからも回答が得られなかったとのことだ。
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Appleのジョナサン・アイブ(50)が現場に還ってくる(Bloomberg、Business Insider)。
ユーザーインターフェイスとインダストリアルデザインチームの各責任者の名が消え、両チームともジョナサン・アイブが直接統括するという。どうもアップルの新社屋のデザインでかかりきりだったが、社屋が完成したので、ということらしい。
Appleがバッテリーの劣化したiPhone 6/6sシリーズでパフォーマンスを絞っているのではないかという疑惑が持ち上がっている(9to5Mac、Mac Rumors、Redditのスレッド)。
発端となったのは、最近数週間iPhone 6sが異常に遅くなっており、iPhone 6 Plusよりも遅かったが、バッテリーを交換したらGeekbenchのスコアが倍近くまで上昇したというRedditでの投稿だ。交換前のバッテリーはウェアレベル20%あたりで、省電力モードの設定を変更しても結果は同じだったという。このスレッドには500件以上のコメントが寄せられ、影響を受けているのはiPhone 6/6sシリーズのみであることや、実際にCPUクロックが低下していることも判明する。
iPhone 6/6sシリーズではバッテリー残量50~60%で電源が切れてしまう問題が発生し、Appleは一部のiPhone 6sを対象にバッテリー無料交換プログラムを実施している。この件についてはその後、バッテリーの製造工程に問題があったことが発表された。また、iOS 10.2.1では「iPhoneが突然シャットダウンするのを防ぐために、ピーク作業時の電源管理も改善」されたとサポートドキュメントに記載されている。
バッテリー残量が減るとGeekbenchのスコアが低下するという報告や、充電器に接続してもスコアに変化がないという報告もみられる。バッテリー残量が少ない時のパフォーマンス低下は以前から報告されていたが、劣化したバッテリーでのパフォーマンス低下が確認されたことで、バッテリーの出力電圧が低下すると自動的にCPUクロックを落としているのではないかという憶測につながっているようだ。
3日に開催された「世界インターネット会議烏鎮サミット」の開幕式にAppleのティム・クックCEOが出席しスピーチを行った。これによると、Appleは中国で現在までに500万人の雇用を作り、また180万人の開発者がApp Store経由で1120億元(約1兆9096億3360万円)の収入を得たというを占めたことになる。アップルの地域別売上高で中国は第3位だが、ここ数年は国内競合社にシェアを奪われている(AFP、Reuters)。
AppleのApp Storeがこれまで開発者に分配した収益は700億ドル以上であることが発表されているが(過去記事)、中国の開発者へと分配された収益はこの約4分の1に相当することになる。
米Appleが英Shazamを買収したそうだ(ITmedia、AV Watch)。
Shazamはまだ日本では知名度が低いが、同名のスマートフォンアプリを開発している企業で、アプリを起動して楽曲の一フレーズを聴かせると、そこからその曲名やアーティスト情報などを検索できるというサービスを提供している。たとえば街中や店舗などで気になる音楽がかかっていたら、Shazamを起動すればすぐにその楽曲の情報を調べることができるほか、同サービスに登録している人気アーティストがShazamで調べた楽曲を閲覧する機能もあり、お気に入りの楽曲を見つけるためのツールとして使われている。
今回の買収により、今後Appleの音楽配信サービスやiOSなどにShazamの機能が統合される可能性があるようだ。
先日「Google、Amazon.comが同社製品を扱わない報復としてFire TV経由でのYouTube視聴をブロックへ」という話があったが、同じくAmazon.comでの取り扱いがされていないApple TVでは、逆に新たにAmazonプライム・ビデオの視聴をサポートするようになったそうだ(CNET Japan)。
Apple TVでのAmazonプライム・ビデオサポートは今後実現される機能として以前から表明されており、これが果たされたことになる。ただ、これによってAmazonがApple TVの取り扱いを開始するようになるのかどうかは分からない。
Googleが2011年6月から2012年2月にかけてSafariのCookieを利用してユーザーの行動を追跡していた問題で、イギリスの団体がGoogleを相手取って集団訴訟を起こしているようだ。もしこの団体が勝訴した場合、Googleから1人あたり500ポンド(約75,000円)を受け取れる可能性があるという(iPhone Mania、集団訴訟のサイト)。
アメリカでは同様の訴訟が2012年に起こされており、こちらでは罰金の支払いが命じられている。イギリスでiPhoneを使用していた方は確認しましょう。集団訴訟のサイトがやたらとCoockieの情報が充実しているのには笑った。
ただし、権利があるのはイングランドおよびウェールズ在住者のみだという。
iOS 11で「it」と入力できない問題が発生し、少なくとも数百人から苦情が出ているそうだ(Mac Rumors、The Register)。
問題はテキスト入力フィールドに「it」または「It」と入力し、スペースを入力すると「I.T」に変換されてしまうというものだ。QuickTypeの予測入力候補には「I.T」が提示されているが、候補をタップしなくても入力されてしまうという。問題は特定の環境でのみ発生するようで、Mac Rumorでは再現できなかったとのこと。
回避策としては予測入力の無効化やユーザー辞書に「it」を登録するなどの対策が考えられる。ただし、「is」が「I.S」に変換されるとの報告も11月初めに出ており、報告者はこれらの対策には効果がなかったと述べている。この報告者によれば、問題は10月初めから発生していたようだ。
iOS 11では単語「I」を正常に入力できない問題が発生し、iOS 11.1.1で修正されている。こちらの問題に対するAppleからのコメントは出ておらず、修正の対象にならなかったとみられる。
11月21日に配信が開始された任天堂のiOS/Android向けゲーム「どうぶつの森 ポケットキャンプ」(ポケ森)は1500万以上ダウンロードされるという滑り出しであったものの、収益面ではほかのゲームに負けているという(Forbes)。
ポケ森では課金アイテムとして「リーフチケット」があり、これを使ってゲーム内で時間のかかる作業を短縮したり、ゲーム内アイテムを購入したり、ゲーム内でアイテムを作成する場合の素材の代わりにすることができるのだが、ゲーム内でもある程度入手ができるため、普通にプレイする場合には現時点ではあまり必要性が感じられない。そのため現時点での収益は低いようだ。
いっぽうで、ポケ森リリース後にニンテンドー3DS向けの「とびだせ どうぶつの森 amiibo+」の売上が上昇しているとのことで、一定の販促効果は見られている(ITmedia)。
macOS 10.13.1(High Sierra)で、パスワードの入力が求められるユーザー認証ダイアログをバイパスできる不具合が発見された。ユーザー名に「root」と入力し、何度かボタンをクリックするだけでパスワードを入力することなしに認証が通ってしまうという(TechCrunch、Register、この問題を発見したLemi Orhan ErginのTweet、Slashdot)。
この操作はログイン画面でも行えるそうで、そうすると勝手にシステム管理権限を持つ「root」アカウントが有効となり、rootユーザーでのログインに成功してしまうという。修正がリリースされるまでの当面の対策としてはrootユーザーを手動で有効にしてパスワードを設定しておくというものがあるようだ。
偽のSymantecブログを通じ、Macのマルウェア「OSX.Proton」の亜種が配布されていたそうだ(Malwarebytes Labs、HackRead、本物のSymantec Blogs)。
このブログは「symantecblog.com」というドメインで運営されており、本物のSymantecブログのコンテンツをミラーリングするなど巧妙な作りになっていたという。Whois情報を見ると組織名はSymantec Corporation、住所はSymantec本社のものになっているが、レジストラントの連絡先電子メールアドレスはフリーメールのものが使われている。さらに、証明書はSymantec発行のものではなく、Comodoが発行したものを使用していたとのこと。
マルウェアが配布されていたのはCoinThiefマルウェアの亜種が新たに発見されたという偽ブログ記事だ。CoinThiefは2014年に発見されたBitcoin関連のログイン情報を盗み出すマルウェアだが、Malwarebytesによると新種が発見されたという情報はなく、記事そのものが虚偽の内容とみられる。
偽ブログ記事には「Symantec Malware Detector」という偽プログラムのリンクが用意されており、このプログラムをダウンロードしてインストールするとマルウェアに感染する仕組みになっていたそうだ。偽プログラムを実行するとSymantecロゴ入りのダイアログボックスが表示され、「Check」をクリックすると管理者アカウント名とパスワードの入力が求められる。
認証情報を入力するとスキャン中を示すプログレスバーが表示されるが、実際にはProtonマルウェアがインストールされ、管理者アカウント情報や個人を特定可能な情報のほか、KeychainファイルやマスワードマネージャーのVault、GPGパスワードなどを収集し始めるとのこと。
既に偽ブログのWebサイトはブロックされているが、該当記事へのリンクがTwitterを通じて拡散していたそうだ。一部は偽アカウントから投稿されていたが、本物とみられるアカウントからの投稿もみられたという。マルウェアが収集したパスワードを悪用して投稿された可能性も指摘されているが、偽ブログ記事を本物と信じたユーザーが投稿した可能性もある。
11月に発生した米テキサス州での銃乱射事件で、容疑者のものとみられるiPhone SEが発見された。捜査当局はこのiPhoneの調査を進めるため独自でのロック解除を試みたものの失敗、結局Appleに情報開示を要請する事態になっているという(Engadget Japanese、CNET Japan、ギズモード・ジャパン)。
Appleは当初協力を申し出たものの、FBIはこれに応じずに独自にロック解除を試みたそうだ。しかしこれに失敗したため、捜査令状を出してAppleにデータの開示を求めた模様。いっぽうApple側はユーザーのプライバシを守るため相当な理由と捜査令状が無い限りはデータの提出には応じないというポリシーを設定しており、どのような対応をするかに注目が集まっているようだ。
ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家