iOSでは大化以降すべての元号が収録されている 78
タイムスリップしても安心だ 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
先日、Apple曰く、iPad Proの中には出荷時点でわずかに曲がっているものもあるが、異常ではないという話題があったが、AppleによるとiPad Proにおける筐体の曲がり偏差は「400ミクロン(400マイクロメートル、0.4ミリメートル)以下」までは仕様なのだそうだ(ITmedia、Appleのサポートページ)。
Appleによると、これは「通常の使用では知覚できない」レベルとのこと。また、もしそれ以上の「曲がり」がある場合はサポートに問い合わせるよう説明している。
花王が「これまでの洗浄分野に革新をもたらす」という洗浄基剤「バイオIOS」を開発したと発表した。
「油によくなじみ水にもよく溶ける」のが特徴。洗剤で使われる界面活性剤の多くは「親水基」と呼ばれる水に馴染む部分と「親油基」と呼ばれる油に馴染む部分を持つが、バイオIOSは親油基の中間部に親水基があるという特殊な構造を持つそうだ。これによって少量でも油に吸着しやすく、水にも溶けやすいとのこと。さらに、パーム油を採取する際の搾りカスを原料にできるとのことで資源の有効活用にも繋がるという。
花王は同時に、このバイオIOSを採用した衣料用液体洗剤「アタックZERO」を4月1日より発売すると発表している。こちらはバイオIOSの採用に加えて、プッシュ式の容器の採用も特徴となる。
「Setup for Amazon Alexa」というiOS向けの偽アプリが一時米国のApp Storeでチャート上位に入っていたようだ(9to5Mac、VentureBeat)。
アプリの説明にはデバイスを正しく設定する手順や重要なコマンドを教えると書かれている。しかし、起動するとユーザーのIPアドレスやデバイスのシリアルナンバー、「name」の入力を求めるだけで、Amazon Alexaのセットアップはできないという。その一方でポップアップ広告が繰り返し表示されるようになるとも報告されていた。
ホリデーシーズンでAlexaデバイスを新規に購入したり、プレゼントでもらったりしてセットアップに悩む人が多いとみられ、米国のiTunesでは一時「無料App」カテゴリーで60位、ユーティリティ部門で6位に入っていたとのこと。Internet Archiveには12月23日のスナップショットのみが保存されているが、この時点ではユーティリティ部門25位となっている。
アプリの開発元One World Softwareは他にも2本のアプリをApp Storeで公開(Internet Archiveのスナップショット)していたが、現在はSetup for Amazon Alexaを含めすべて削除されている。One World Softwareのプライバシーポリシーでは個人情報を入力しなければサービスを提供しないこと、ユーザーの位置情報も収集すること、収集した情報はマーケティング目的でサードパーティーと共有することなどが記載されている。
昨年はAppleの審査をくぐり抜けてApp Storeで公開された偽アプリがたびたび発見されている。9月にはMac App Storeで公開されていた「Adware Doctor:Anti Malware &Ad」が報告の1か月後に削除されており、先日はユーザーをだましてTouch IDによる支払いを実行させる複数のiOS向け偽フィットネスアプリが削除されている。
Qualcommは12月10日、福州市中級人民法院がiPhoneの旧モデル7機種(iPhone 6s/6s Plus/7/7 Plus/8/8 Plus/X)を対象とした輸入・販売の事前差止をAppleの中国法人に命じたと発表している。しかし、AppleはiOS 12ではQualcommの特許を侵害しないなどと主張して控訴する一方、事前差止命令には従わずに販売を継続している。これを受けてQualcommの中国の弁護士が複数の中国メディアに対し、Appleが中国での事前差止命令に従わない場合、Appleの中国法人4社の代表に対する罰金・拘束等を求めることができると語ったそうだ(9to5Mac、Global Times、新華網、騰訊科技)。
先日リリースされたiOS 12.1.2では中国版のリリースノートにのみ記載されている変更点があり、Qualcommの特許に抵触しないよう変更したとみられている。しかし、Qualcommの弁護士によれば、アップデートリリース後に事前差止対象モデルを購入して確認したところ、アップデートは適用されていなかったとのこと。
Qualcommの弁護士は上級審の判断が出るまでAppleは事前差止命令に従う必要があると述べ、従わない場合はQualcommがAppleの中国法人4社の代表に対する罰金・拘束のほか、出国禁止・信用スコアへの反映を求めることができると説明。そのための手続きも進めているとのことだ。
iPhoneなどで利用できるビデオ通話機能「グループFaceTime」で通話相手が応答しなくてもマイクからの音声を聞いたり、カメラからの映像を見たりできるバグが発見されたそうだ(9to5Macの記事1、記事2、Mac Rumors、Axios)。
Appleは既にグループFaceTimeのサービスを一時停止しているが、バグの再現方法としては、FaceTimeでビデオ通話の呼び出し中に自分の電話番号をグループに追加するというものだ。これにより、双方の端末で互いの音声が聞こえるようになる。さらに着信側がiPhoneの場合、電源ボタンやボリュームボタンを押すと音声はミュートされるものの、着信側カメラの映像が発信側に表示されるという。発信側が2台の端末を使って着信側カメラの映像を見る方法も発見されている。
グループFaceTimeの機能はiOS 12.1以降およびmacOS Mojaveで利用できる。Appleはこの問題を修正したアップデートを今週中に提供するとのことだ。
米アマチュアゴルファーのルーシー・リー選手がApple Watchの「Close Your Rings」キャンペーン(日本版は「リングを完成させよう」)に出演していることについて、アマチュア規定に抵触していないかどうか全米ゴルフ協会(USGA)が調査をしているそうだ(9to5Mac、Golf Digest、Golf Channel)。
このキャンペーンはApple Watchのフィットネス向け機能に関するもので、リー選手はApple Watchユーザーによる活用法を紹介するページに1月から登場した(日本版は未更新)。また、Appleはリー選手がApple Watchを着けてスイングする様子などを含む15秒間の動画をTwitterに投稿していた(現在は削除されている模様)。
リー選手は11歳の時に最年少で全米女子オープンの出場資格を獲得し、現在はアマチュア女子ランキング9位。USGAの既定によると、ゴルフの技術や人気のあるアマチュアゴルファーが出演料や個人的利益、経済的利益を得るため、その技術や人気を商品の宣伝等に使用することは禁じられている。
リー選手はGolf Digestに対し、Appleとの非開示契約を理由にキャンペーン出演に関する話はできないと答えている。一方、リー選手の母はAppleから報酬は受け取っていないと述べたとのこと。ただし、USGAの既定では、金銭の支払いがなくても宣伝活動により個人的な利益を得たとみなされるため、支払いの有無にかかわらずルール違反となる。
なお、18歳以上のアマチュアゴルファーがプロ転向を見据えてスポンサー契約をする場合は例外とされており、18歳未満でも個人的な事情で12か月未満の契約をする場合は許可を申請できるとのこと。また、USGAや慈善活動などの宣伝活動は認められる。USGAでは事実関係の確認をしている段階であり、それ以上の話はまだできないと述べているとのことだ。
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