
ブラジルの検察長官、ブラジルでAppleによる商標「IPHONE」の使用を認めるべきとする意見書 9
ストーリー by nagazou
日本でもあったなあ 部門より
日本でもあったなあ 部門より
headless 曰く、
ブラジルでの商標「IPHONE」について、Apple による使用を認めるべきだという意見書をアウグスト・アラス検察長官が連邦最高裁に提出したそうだ (9to5Mac の記事、 Tilt の記事、 Juristas の記事、 Diário do Poder の記事)。
ブラジルでは Gradiente ブランドの家電メーカー IGB Eletrônica が 2000 年に商標「G Gradiente iphone」(最初の「G」は Gradiente の G をデザインしたマークとみられる) を出願しており、2008 年 1 月に登録されている。IGB は商標登録に 8 年を要したことについて、ブラジル産業財産庁 (INPI) の手違いだと述べているそうだ。Apple が初代 iPhone を発表したのは 2007 年 1 月、ブラジルでの発売は 2008 年 9 月だという。
IGB はこの商標を使用した携帯電話を商標登録以前にも発売していたようだが、登録した商標の期限切れ直前の 2012 年に同名称で Android スマートフォンを発売。一方、Apple が提起した「IPHONE」の商標権確認を求める訴訟では、下級審で IGB の独占使用権が認められないとの判断が示されており、IGB 側が上告していた。
アラス氏の意見は IGB の商標出願時とは市場の状況が異なっており、AppleのiPhoneが世界中で認知されていることを指摘し、商標権は先願者を優先するだけでなく、そのほかの状況も加味して判断すべきというもので、下級審の判断と一致する内容でもあるとのことだ。
アイフォーン (スコア:0)
日本じゃアイホン(株)が遙か昔に類似商標取ってますね。
そのおかげでAppleは名称使用料支払ったうえで「アイフォーン」表記にしている。
Apple以外ではほぼ使わないんじゃないかな、音引きつきの「アイフォーン」。CMとかの発声でも音伸ばししてる。
アイホンの場合はテレビCMしてたぐらいに普及してたから、まぁ当然な感じだけど、全然使われてなかったりマイナーだったりする商品の商標が、グローバルな製品名と被っていた場合って難しいね。
商標買い取りとかも、商標ゴロみたいなのがいるからなぁ…。
双方の使用を認めたうえで、後から来た方は識別できるよう追加の文言つけて宣伝しろ、って辺りが妥当な落としどころなのかな。
アイフォンで言うなら、アップルアイフォン。とか。
MicrosoftがWordとかに必ず「Microsoft」ってつけてるみたいな方式…。
Re: Re: アイフォーン (スコア:1)
話し合いで決着したから「アイホン」と「アイフォーン」になったのでは?
蒸し返して「アイホン」よこせって?
信者怖い
Re: (スコア:0)
ちょっと裏で「おはなし」しようかってやつですね。
Re: (スコア:0)
This is a iphone.
# 最近はスマホの画面が見づらくてね。歳をとったもんだ。
先願者を優先するだけでなく、そのほかの状況も加味して判断すべき (スコア:0)
そやろか。 あとから影響力をもったものが申請したらそちらが通って正規の先願者がその権利を失うとか なんか悪用されそうだけど。
Re: (スコア:0)
先願者にほぼ利用実態がないとか、眠った権利まで保護する必要はないって話だろう。
この例だと2012年以降は利用されていないとのことなので世間の認知と明らかに違う。
Re: 先願者を優先するだけでなく、そのほかの状況も加味して判断すべき (スコア:1)
日本だと商標の不使用(継続して3年以上)は取消事由になりますね。商標法50条
Re: (スコア:0)
期限切れ直前の 2012 年に同名称で Android スマートフォンを発売。
いろいろな手続きに時間かかってるのでそうは思えないかもしれないけど、期限についてはまあそれなり。
裁判もかなり前から長い間かかってる。