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2021年11月14日のアップル記事一覧(全2件)
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法廷

英最高裁、Safari のプライバシー設定を迂回してユーザーを追跡していた Google に対する代表訴訟を棄却 16

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棄却 部門より
英最高裁は 10 日、Google が Apple Safari のサードパーティ cookie ブロックを迂回してユーザーを追跡していた件について、英男性が Google を相手取って提起していた代表訴訟を棄却した (報道資料判決文: PDFNeowin の記事9to5Mac の記事)。

Google による Safari ユーザーの追跡は 2011 年から 2012 年にかけて行われたもので、米国では Google が 2,250 万ドルの制裁金を支払うことで連邦取引委員会 (FTC) と和解し、2013 年には 37 の州とコロンビア特別区に総額 1,700 万ドルを支払うことに合意した。2013 年には英国でも追跡行為は英データ保護法 (DPA 1998) に違反するなどとして個人 3 人が Google を訴え (PDF) て和解している。

英議会では米国のようなクラスアクション訴訟の導入について議論されているが、現在のところ独占禁止法違反に関する訴訟にのみ適用されており、本件のような訴訟には適用されない。そのため原告の男性は以前からある代表訴訟の形をとり、イングランドとウェールズに住む iPhone 所有者を代表して 2017 年に訴訟を提起した。代表訴訟では代表されるすべての者が同じ利害関係を有することが要件となる。男性は個人情報保護の権利侵害による損害額を同額とすることで要件が満たされると主張していた。

一方、Google は DPA 1998 違反により個人が金銭的損害を受けたことが証明されなければ賠償を請求できないことや、このような主張が代表訴訟には不適当だと反論。一審では訴えが認められなかったものの、二審では逆転したため、Google が上告していた。最高裁では判事が全員一致で訴えを棄却した一審判決を支持したとのことだ。
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iPhone

Apple、非認定修理業者がディスプレイを交換した iPhone 13 でも Face ID をブロックしない計画 12

ストーリー by headless
計画 部門より
iPhone 13 シリーズでは Apple 認定以外の修理業者がディスプレイモジュールを交換すると Face ID が使用できなくなることが確認されていたが、Apple がソフトウェアアップデートで問題を解決する計画を The Verge に伝えたそうだ(The Verge の記事Ars Technica の記事9to5Mac の記事Mac Rumors の記事)。

この問題はディスプレイモジュールに搭載されたマイクロコントローラーが iPhone 本体とペアリング (シリアライゼーション) されていることで発生する。Apple 認定の修理業者は Apple から提供されたソフトウェアを使用することで交換後のディスプレイモジュールと iPhone 本体を再度ペアリングできるが、独立の修理業者はマイクロコントローラーチップを貼り換える作業が必要になる (iFixit News の記事)。

iPhone 本体とのペアリングにより交換後に機能が失われる問題は Touch ID センサーでも発生していたが、Apple は不正な Touch ID センサーによる指紋データへのアクセスを避けるためと説明していた。しかし、iPhone 13 シリーズでは Face ID モジュールがディスプレイモジュールから独立しているため、Face ID を使用できなくする正当な理由はなく、「修理する権利」法制化の流れに逆行するものだなどと批判されていた。

なお、Apple は今回の問題に対するソフトウェアアップデートを提供するとは述べたものの、提供時期については明言しなかったとのことだ。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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