App Annieの調査結果によればモバイルでの音楽ストリーミングサービス利用は増加を続けており、2015年第3四半期にはSpotifyがアクティブユーザー数、アプリのダウンロード数、売上高のすべてで1位になったとのこと(
App Annieのブログ記事、
TNE Newsの記事)。
音楽ストリーミングアプリ人気上位10本では、Androidのアクティブユーザーのデータ使用量が昨年同四半期から25%増加しており、Android、iOS合わせた売上高は105%増加。Spotifyの売上高は昨年同四半期に1位だったPandora Radioを抜いて1位に上昇している。Spotifyのアクティブユーザー数は、昨年同四半期にもAndroidで1位だったが、2015年第3四半期にはiOSでもPandora Radioを抜いて1位となった。アプリダウンロード数でもSpotifyが昨年同四半期に続き1位を保っている。
一方、米国ではPandora Radioが1位を保っているほか、日本や中国、フランスでは地元のストリーミングアプリが強さをみせている。日本ではLINE MUSICが初登場でダウンロード数1位になっており、同じく初登場のAWA Musicが2位。3位と4位にはインターネットラジオのradiko.jpとNHK Net Radioが続き、5位と6位は携帯電話キャリア系の うたパス(au)とdヒッツ(NTTドコモ)となっている。
日本でのアクティブユーザー数は1年間で3.9倍に増加しており、1位のradiko.jpを2位のLINE MUSICと3位のAWA Musicが追う形になっている。LINEとAWAの競争は激しいようだが、LINEがダウンロード数および売上高で世界ランキング入りしているのに対し、AWAは世界ランキングのいずれにも入っていない。