講談社の伝記「スティーブ・ジョブズ」、書籍版はまだ赤字 68
ストーリー by hylom
高額だったのは原価のせいだったのか 部門より
高額だったのは原価のせいだったのか 部門より
鳴り物入りで講談社から発売された伝記「スティーブ・ジョブズ」は、その国内外の価格差でも話題となったが(ジョブズの公式伝記、日本では電子版も紙版も海外と比べ倍の価格に)、前後編合わせて100万部以上を発行したにもかかわらず、書籍版単体では黒字にはなっていないそうだ(編集者の日々の泡)。その原因の1つに米国側へ支払ったロイヤリティの高額さがあるという。
業界紙「文化通信」の2月6日号で検証されているのだが、発行部数はⅠ(前編)が55万部、Ⅱ(後編)が47万部で、実売はⅠが80%程度、Ⅱはそれに届いていないという。Ⅱの販売が伸びていないため黒字化は「もう少し」らしいのだが、紙版と同価格で販売された電子版が好調(ⅠとⅡを合わせて4万ダウンロードを超えた)とのことで、そのため全体としては採算が取れているそうだ。
ソーシャル界隈では… (スコア:2)
少しは反省して貰わないといけないかもですね。
多分もうきっと恐らく結構だいぶ殆どetc、忘れちゃっているでしょうけど。
こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:2)
短い出版社勤めの経験からすると信じがたいことですが、
一体どういう契約をしたんだろうか、っつー話ですね、これは。
Re:こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:5, 興味深い)
北米在住の文芸エージェント、大原ケイ(@Lingualina)によると…
https://twitter.com/#!/Lingualina/status/167533657442103296 [twitter.com]
であって、米版元は吹っかけていないそうです。
Re: (スコア:0)
わからないな〜
吹っかけられてないのに高額な値段を付けて100万部で赤字ってのが。
1. 日本の出版業が高コストで駄目駄目
2. 日本が吹っかけられたんじゃなく、全世界で高額なロイヤリティー
3. 実は翻訳者がウハウハ
4. 不必要に高額な装丁にしちゃった
とか、いろいろ考えちゃいますが・・・
Re:こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:3)
なるほど・・・だからスティーブジョブズ自伝の三冊目 [minnanoshiori.jp]を作りたがってるんですね。
講談社は「スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ」の100万部突破を記念して、
読者一人ひとりの感想を集めた3冊目をつくることにしました。
3冊目はみなさんが投稿したしおりに書かれた内容(お名前・感想)を本にします。
書籍・出版物になることをご留意の上、しおりを投稿してください。
バカジャネーノ?
以外の感想が思い浮かびません
Re: (スコア:0)
盗用された感想文の投稿が発覚して回収、とかにならないことを祈りたいですね。
とうぜんキッチリ確認するでしょうけど。
Re: (スコア:0)
今まで読者投稿を使って「きっちり確認した」ものってあったのか?
深夜ラジオのネタ本が使い回しでないと断言できるのか?
Re: (スコア:0)
縦読み(横読み?)職人がネタ投稿するために買う可能性が微粒子レベルで存在している・・・?
Re: (スコア:0)
>悪趣味とは思うけどな。ちょんの発想だもの、これ。
ちょんの発想だもの、これ。って
どういう意味?
益々分からん!
Re:こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:3)
翻訳物は少し高くつくのは確かだけれど翻訳料はそんなにべらぼうに高かったりはしませんよ。
装丁も見た限りではノーマルなハードカバーっぽいんで、50万部も刷ってれば
原価はごくわずかです。
出版業界が高コストといっても米国に比べて本がやたらに高いわけではないです。
むしろ新刊ハードカバーは米国より平均的な価格は低いですね。Jobsの伝記も定価は
35ドルだったかな?、日本の売れそうな厚めの新刊ハードカバーの定価よりむしろ
高いですよね。
米国が安いように見えるとすれば、それは出てから少し時間がたった、あまり人気がない
書籍とか、逆に売れまくる書籍のディスカウント率が大きいからです。
たぶん単純に強気で突っ走ったんでしょう。出す前に、過去の類書の売れ方を調べたり、
ジョブスの記事が出ている雑誌の書店での動きを見たり、営業さんと話し合って、
だいたいこれくらいの価格ならこれくらいは売れるだろうという見込みを立てますが、
この本の場合は、「ものすごく売れるぞベストセラーまちがいなし」ということになったんでしょうね。
だから版権料が跳ね上がるの覚悟で独占交渉権を取り、進めているうちに採算ラインが
上下併せて100万部とか、普通ではありえないほど上昇してしまった、とか。
いまどう判断してるかは興味あるとこです。失敗したーと思って反省会をやってるか
それとも採算ラインには乗りそうだから、まあよしとするか、と思っているか。
いちおう目標はとんとんでしょうから、後者の可能性も結構あるかな。
Re:こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:1)
5. 文庫本で黒字化を見込める
Re:こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:1)
100万部は「発行部数」だから、本当にこれだけ出していても赤字ってことは、実際に購入している人が少ないってことじゃないの?
そもそも購買層が見えてこないと思うのは私だけでしょうか。
確かにジョブスはiPodやiPadの成功で、にわかに「一般向け」に注目を集めた方ですけど、その辺から彼を知った人達にしてみれば、
伝記が出たところで、わざわざ買って読むとは思えません。
俗にアップル信者と呼ばれているような人達でさえ、ジョブスを崇拝していたとしても、その個人の人となりを知りたがるとまでは…
実際、私の周囲にもコテコテのMacユーザーがいますが、全員この本は買ってなかったですし。
私の視野や了見が狭いであろうことは認めます。
しかし講談社の強気な販売攻勢の割には、購買層が追いついてきていないというのは解っていただけるのではないかと思います。
Re: (スコア:0)
>にわかに「一般向け」に注目を集めた方ですけど、その辺から彼を知った人達にしてみれば、
>伝記が出たところで、わざわざ買って読むとは思えません。
たとえば「彼のようにベンチャー企業を興してビリオネヤーになるぜ!」
。。。なんてアメリカンドリームをもつ ニホンジンっていないんじゃないかな。
#Kindleでかったけどよんでません。
Re: (スコア:0)
> #Kindleでかった
無料sample落とすとjobsのあのドヤ顔が手にはいるから、それで十分
kindleのスクリーンにできないのがアレだけどね
Re: (スコア:0)
>コテコテのMacユーザーがいますが、全員この本は買ってなかった
信者だから買わないんじゃないの?
Jobsによる神対応な話もあるけど、悪評はもっとあるからね。
Re: (スコア:0)
信者って、Apple製品は盲目的に受け入れるけれど、ジョブズの生き方や考え方には「全く」興味ないような気がする。
Re:こんだけ売っても黒字にならないとは (スコア:1)
>ジョブズの生き方や考え方には「全く」興味ないような気がする。
なるほどと思ったよ。
オーム真理教を見ればよくわかる。
麻原のやったことは間違いだけど、思想は正しいと言ってるバカはいるぞ。
具体例があると、納得しやすいものだな。
Re: (スコア:0)
信者ってそういうものなの?
iPhoneしか持ってなくて、Macとか買う気は今のところないのだが、本は読んだし面白かったのだが...
だって売れてないんだもん。 (スコア:2, 参考になる)
都内のそこそこ大きな本屋で初回配本各30は完売したものの、2回目の200冊は昨年入荷してまだ残ってます。
特に2巻が売れないんですよね。シリーズ物の宿命ではあるんですが。
「要りもせず 無闇に買うは ばかばかり」 (スコア:2)
日本だけ不当に高値で買わされる。
もとはそんなに高くもないものが、日本人だけが無駄な金を使わされる。
普段からジョブズなんて興味もない人が、いつもいつも宣伝に釣られて眼をつぶったまま突進するから、
発売元をつけあがらせるんだよ。
「もしド*」とか「カ#ロウ」とか「カタツムリ食%」もそうだろ?
アマゾンレビューを見てみるんだ。
「”ブランチ”で放送してたので買ってみましたが、面白くありませんでした」とか
「”本屋大賞”でノミネートされてたから――」のコメがてんこ盛りだ。
なぜ自分の判断基準を持たず、自分の好みで決めず、ほとんど他人の評価や言葉でもって自らの行動を決めるんだろう?
ついでに「孔子様はこう仰いました。『未だ生を知らず――』」と他人の言葉を引用して、
さも自分が考えた言葉のように言ってみせたり、
どこぞの催しに自ら出向いたのに「今日はここに来させて頂きました」と言う人も多いけど、
そう言った人は、自分の言葉や価値観や行動方針を持たないことに不安は感じないのだろうか?
他人の言動に依存した生き方はとてもラクだけど、なんのために人間をやってるんだろう。
このネタで (スコア:1)
電子版が4%に満たないとは…。
それでも好調と言われてしまうってのも…。
Re: (スコア:0)
コストパフォーマンス(利益率)がとてもいいんでしょうか?電子版は。
Re:このネタで (スコア:1)
少なくとも、ハードカバー版も電子版も同じ値段のようです。
だとすると、製本費用分はすくなくとも電子版の方が利益が大きい。
その他、在庫とか返品リスクとか考えると、、、
そもそも、なんで同じ値段なんだ?
Re:このネタで (スコア:1)
そもそも、なんで同じ値段なんだ?
売れるから。
売れるのに安くする馬鹿はいない。
Re:このネタで (スコア:1)
ただでさえ糞高いのに。
Re: (スコア:0)
電子版を半額にしたら、販売数は倍以上に増えるよ。
紙のは100万部売っても赤字なんだから、それが
減ることになってでも、丸儲けの電子版を
もっとたくさん売ったほうが利益も大きくなる。
Re: (スコア:0)
倍以上に増える根拠は?
ロイヤリティーや翻訳編集費用などは固定でかかってくるから、
電子版を安くしてそちらの販売数が増えるとそれらを支えきれなくなる可能性もあるね。
Re: (スコア:0)
安くしても売れる数は大して変わらんからだよ。
今電子書籍を「買う」人は値段なんてほとんど気にしない。
口だけ出す人は「ネダンガー」って言いますけど、安くしても買わないしねw
Re:このネタで (スコア:1)
Re: (スコア:0)
安い場所取らない程度のメリットでは、物理的な保持のメリット(というかコダワリ)に勝てないな
電子化による値引きも、本のサイズも、1冊単位じゃ大したことないし余程の読書家且つ収集家でないとメリット薄
・内容の修正や発刊後数年間の定期更新
・内容の検索機能や自然言語解析による知識の蓄積
・Webとのリンクや、読者間のWebコミュニティーとの連携
・動画や、ダイナミックなユーザ操作が可能な図表
・ユーザーによる容易な追記/注釈とバージョン管理
・ユーザーによる引用(を可能とする条件のルール)
などが本の用途とマッチすれば、もっとメリットを出せそうだけど・・・(それは書籍と言えるのか謎だが)
Re: (スコア:0)
電子版では最大級の絶好調と言って良い数です。
各サイトで2011年のベストセラーダントツなのもわかります。
#2010年のもしドラの方が数は出た気がするが
2020年に電子書籍は紙の10%くらい、が予測だったはずなので
今はまーそんなもんでしょう。電子書籍はまだまだオタクのオモチャ。
バイブル (スコア:1)
買ってホテルに寄付しようという人はいないのか
おかしいな (スコア:1)
本当に赤字なのかな (スコア:0)
最近は話題になればなんでもいいみたいな傾向が強いから何も信じられない。
Re:本当に赤字なのかな (スコア:2)
ス、ス... 言わないぞ。
Re: (スコア:0)
スキだよ。テヘペロ。
何部売れると予想していたのだろうか? (スコア:0)
かなりの楽天家が見積ったのかな。
Re: (スコア:0)
声の大きさで見積もったとか?
「これ欲しい人!」
「は────────────────い!」
大声の人も、声を出さなかった人もひとりはひとり
2011年ベストセラーの部数データ (スコア:0)
http://www.oricon.co.jp/entertainment/ranking/2011/bookrank1201/index0... [oricon.co.jp]
55万部の80%なら20位までには入ってるかと思うが、それでも赤字なのか?
# それにしても、なんてつまらなさそうな本が売れてるんだろうか ベストセラー
Re:2011年ベストセラーの部数データ (スコア:1)
高いし面白くないし (スコア:0)
USで定価$35ですがAmazonで今みても$17くらい。普通の安売り本屋なら$12とかで売ってる筈。
日本は上下巻に分かれてて計\3990。
これで益が出ないのなら、やっぱ日本の物価水準や給与水準、流通コストが高すぎるんでは?
再販制度もなくして欲しいですね。馬鹿高い定価本作るしか能が無いから売れずにしっぺ返しを食うのですよ
50万部でも売れすぎでは?
でも値段だけでもなく、中身もいまいち面白くない。USでも評判や売れ行きはいまいちのようです
そういう言う場合USではどんどんディスカウントされ安く買えるようになる。日本も早くそうなって欲しいですね
Re: (スコア:0)
個人的には再販制度は維持すべきだと思いますけど。 日本のAmazonも基本的には再販肯定でしょ。
Re: (スコア:0)
でも重版未定が許されるあたり、再販制度って本当に機能しているのかよくわからないんですけどね。
Re:高いし面白くないし (スコア:1)
ちきゅうにやさしい あきじかんのさいりよう
Re:高いし面白くないし (スコア:1)
絶版にすると著者からクレームが来るので出来るだけしないんですよ。
品切れで重版未定なのは要するに絶版と同じって事です。
元中の人なのでAC
Re: (スコア:0)
そうなの?
版権を(?出版に関する権利)を失いたくないから重版未定ってして確保してるだけと思ってたが。
絶版にしたら著者は他の出版社から出せるけど、それをさせないためかと。
大体絶版でクレームが来るなら、重版未定って時点でクレームくることになるはずだが。
Re: (スコア:0)
再販とか無くなってもハードカバー本の
値段は変わらない気がします。
本も売れなくなってきたので、少ない
人から高い金額取りたいでしょうし
Re:高いし面白くないし (スコア:1)
翻訳なんてそんな価値ありますか
マイケル・クライトンの本などデタラメですよ。この訳者、プログラム言語など見たこともないっぽい。なのにそれ関係訳してる。
ハリー・ポッターの翻訳者など大儲けしてスイスに口座を作り結局徴税されてましたが、そういうことから考えると、日本じゃ、翻訳者が不当に金取ってるんじゃないかと、以前から思っています。
そしてそれが可能であらしめるほど日本の出版市場は大きいんですよ。大きすぎる。もっと適正規模に縮小すべきだし、現にそうなりつつあるように思えます。
あといづれにせよ、英語で書かれたものは英語で読むのが1番です。
Re:高いし面白くないし (スコア:3)
誤解を生む表現をされていますが、マイケル・クライトンの著書の訳者とこの本の訳者は別の方ですよね。個々の訳書・訳者の問題と、翻訳書の価値、翻訳者の評価や報酬の問題は分けて考えてほしいです。
「プログラム言語など見たこともないっぽい」というのも偏見ですね。井口耕二氏の中心業務はエネルギー関係の産業翻訳ですが、コンピュータ関係でも以前より活動されています。著書・訳書もいくつかありますし、ニフティの翻訳フォーラムのSYSOPをされたり、翻訳関連のツールやマクロを公開されています。
氏のレジュメ [nifty.com]より引用すると、
とのこと。
Re:高いし面白くないし (スコア:1)
>マイケル・クライトンの本などデタラメですよ。
英語を読めない人からすると、誤訳だらけでもないよりマシなんですよ。
>ハリー・ポッターの翻訳者など大儲けして
それは結果論。
翻訳を出す前の段階じゃ、ヒットしてなくて「ハリポタなにそれ美味しいの?」状態だったもの。