ジョブズの公式伝記、日本では電子版も紙版も海外と比べ倍の価格に 174
ストーリー by reo
独占販売で売れるの確実ならこうなる 部門より
独占販売で売れるの確実ならこうなる 部門より
hylom 曰く、
25 日より伝記「スティーブ・ジョブズ」が世界各国で発売されるが、日本経済新聞の記事によると日本語訳版は海外版と比べて高い価格設定がされているとのこと。日本語訳版は上下巻に分かれており、それぞれ 1995 円、計 3990 円 (Amazon.co.jp の商品ページ) 。
一方、英語のハードカバー版は定価 35 ドル、Amazon.com での販売価格は 17.88 ドルだ。また、Amazon では電子書籍版も用意されており、そちらは 18.09 ドルの価格設定になっている。英語版は 656 ページ、日本語版は前編が 448 ページ、後編が 342 ページとページ数が多く、また翻訳のコストもあるので日本語版が高くなるのはまあ理解できるのだが、電子書籍版についても前後編に分かれており価格はそれぞれ同額 (CNET Japan の記事) 。電子書籍版は各種電子書籍販売ストアで販売されるという。
ちなみに、翻訳版でもドイツ語版はハードカバーが 24.99 ユーロ (約 2,600 円) 、電子書籍版は 19.99 ユーロ (約 2,100 円) とのことで、日本語版はこれと比較しても高い。出版社は電子書籍を普及させる気がないの?という意見も上がっている。
翻訳した人の話 (スコア:3, 参考になる)
『スティーブジョブズⅠ・Ⅱ』の翻訳について [way-nifty.com]
今のところ3回目まで
Re:翻訳した人の話 (スコア:2)
プログラマでも実際コード書いてる時間は普通1日6時間くらいなもんでは?
というか12時間×週7日で計算されることがある時点で充分ブラックな気がします
いい加減に止めて欲しいな。 (スコア:3)
英単語が読みにくくなるから個人的には止めて欲しいです。
価格は兎も角、何故上下分冊にしたのか理解しがたいですね。
ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環並みの「破壊力」を持たせれば
そっちの方でも話題になっただろうに。(笑)
如何なる内容であろうとACでの書き込みは一切無視します。
出版社は電子書籍を普及させる気はないでしょ (スコア:2)
喜ぶべきことではないか (スコア:1)
これは、日本人の信心が強いことを評価された結果なのだから!
値段よりも (スコア:1)
電子版どこから買えばいいか悩む現状を何とかしてください。
買ってみようかと調べてみたら、4余りのシステムから一斉販売。
使い勝手も買い方も全然違うし、調べるの非常に面倒。
iBookもNewsstandも日本じゃ存在価値ほぼゼロのアプリになってるし・・・
#英語で読め?ごめんなさい
Re:値段よりも (スコア:2)
この際だから電子版を買ってみようかと私も思ったけれど、kindleも正式に日本に入って来る事を考えると、どれが生き残るかというか、どれも残らないのではないかという不安もあり手が伸びません。
結局、古本が溢れて来る頃に興味がまだあったらで良いかなと。
(どうせならiBookで出せばいいのになぁ)
たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
>出版社は電子書籍を普及させる気がないの?
当然ないでしょう。とくにジョブスの伝記みたいに実売が見込める書籍の場合は。
出版社側からすれば書籍は、
・とりあえず取次ぎに納入した分の金が入ってくる。大助かりです
・定価維持が保証されている。人気がある本は書店を回転させればいずれ売りきる
・本書のようなページ数の多い書籍ならコピーしてネットにばらまくのも敷居が高い
一方、電子書籍はといえば
・売れた分しか金が入ってこない
・リアル書籍より売れた電子書籍は存在しない。誰も儲かってない
・コピーしてばら撒かれる危険が高い
商売する側からすれば電子書籍を普及させる理由なんてほとんどないわけです。
逆に、この状況で電子書籍に力を入れろと強要する方がどうかしてる。
儲からないところにぺんぺん草すら生えないのは自明の理ですからね。
誰かがこっちの水は甘いよと誘わない限り電子書籍を積極的に推進しようなんて
出版社、とくに大手の、はそうそう現れませんよ。
もちろん、リアル書籍が売れなくなり採算がとれなくなり、電子書籍で
十分な売上が上がる環境が整えば変わってくるでしょうけどね。
Re:たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
何を持ってゆがんでると見るかによって変わるでしょうね。
定価維持は悪い面ばかりではなかったので。まず、米国などに比べて
日本はハードカバーの新刊本が圧倒的に安いです。米国ではハードカバーを
買うのは裕福層に限られてましたが、日本はそうではありませんね。
学術系や技術書も圧倒的に安いです。定価維持のおかげで長い目で売る
ことができたからです。
もし定価維持がなかったら、本はもっと高価なものになり買える人が限られ
てたでしょう。定価維持は文化の維持発展に寄与してた側面があるのは事実で、
全否定するのはどうかと。
ただ、この2点、本を入手しやすくしたり、学術技術書を売りやすくすること…
については電子化によって解決できるし、逆に在庫を抱える必要がなくなる
電子書籍のほうが極端に売れない本は売りやすいということもあるでしょうから、
いかにして電子書籍に商売する側を誘うかてって視点が必要になるわけです。
定価維持は悪だと叫んだり、電子書籍を普及させようとしない出版社は悪だと
連呼しても何の解決にもならない、と思うんだけどね。
いまでも定価維持が文化発展に寄与するのかな? (スコア:2)
学術系や技術書がどこと比べて安いのかしりませんが、一般人としてみたらたとえば精神病の本も、
あるいは「字通」などの辞書も、高すぎて気軽に買えません。
本当に定価維持がなければもっと高くなっていたとしたら怖いですけど、
実は定価が維持されなければ、旧い本などもっと割引されてたんじゃないかとも考えちゃいます。
そしてそれらの学術書を買い求める人って、一般人にそれほど多くいるんでしょうか?
もしも一般小説がそれに貢献するとしても、昨今のよう日本がメチャクチャ売れない状況では文化もクソもないような気がします。
それに買わなくても図書館で借りることもできますし。
また定価維持が文化の発展維持に繋がってきたとしても、
そう言ったプラス面のみがあるのでしょうかね。マイナス面は検討しないんでしょうか。
むしろ本が売れず、IT化が進む現代では、
小説やマンガなどはどしどし電子化して、その分値段を下げてユーザーを引きこんだ電子書籍の波を作った方が、
多くの人が本に触れられ、市場も活性化すると思うんです、素人的には。
苦労して執筆する専門書や辞書とかまで安くしろとは言いませんが、
いつまでも古くさい形式にしがみついて、新しいものが来ると日本に貢献してる制度を破壊する気か!と言って、
ろくに進展、あるいは改革改善しないようでは、文化への貢献もなにもないと思います。
むしろ電子化という次世代の文化に出遅れるだけだと思いますよ。
Re:いまでも定価維持が文化発展に寄与するのかな? (スコア:2)
どこにつけようかと思ったけど、ここにエイッ!
専門書が安いか高いかはAmazonで調べられる。
K&Rのペーパーバック、日本で3000円弱、USで58ドル弱。
パタヘネ本は日本で2分冊足して8000円弱、USで予約受付中の新版は定価90ドル弱、売値80ドル弱。2008年版は65ドルでセール。
分野違いで、ブラック微生物学だと日本8300円弱、USでハードカバー143ドル弱、マーケットプレースで115ドル、ペーパーバック100ドル、予約受付中の最新版193ドル弱。
上の例は(値段比べて買ったわけじゃないけど)日本版で自分で買った本です。翻訳者の時給も高そうなのに安いと思います。
ブラック微生物学なんて、単なる好奇心で買ったから193ドルだったら絶対買っていないなぁ。
Re:いまでも定価維持が文化発展に寄与するのかな? (スコア:1)
定価維持や再販制度にはもちろん弊害もありますよ。そもそもマイナス面がない制度なんて
そうそうないでしょう。
>学術書を買い求める人って、一般人にそれほど多くいるんでしょうか?
一般の人が買わない本も売りやすいようにってのが定価維持ですね。たとえば専門性が
高くあまり売れそうもないという本も安心して出せる。売れ残っても1年2年後には売り切る
可能性はある.…とくに専門書の場合は需要が地味に続くので…し、それでも定価で売れる
となれば、たとえば刷り部数1500部というような本も安心して出せるわけです。
定価の決定もコストを1500で割ったものに利益を載せるという単純計算でいける。
以前は在庫に税金もかからなかったので、たとえば10年というような気が長い商売も
できましたが、いまは税制優遇は撤廃され、昔ほど息の長い商売はできなくなってますが。
もし売れ残った本が値引きで販売されるのなら、出版社としてはそれを見込んだ価格設定を
するか、そもそも売れそうもない本は出さないという選択しかない。あなたが期待する在庫の
値引き販売ってのは、すなわち赤字の可能性を意味するので、そんな本は出版しないって
ことだってある。
米国のハードカバーも同じ理屈で、いずれ安値で売られるなら、それを見越した価格設定が必要にな
るわけで、米国で新刊のハードカバーが一般に高いのはそのためです。ジョブスの伝記みたいに
実売が見込めるものは米国でも安く売られる場合もあるけど、新作の小説とか普通に高いですから。
すでに書いたように、こういった問題は電子化でクリアできる。電子化すれば
印刷コストはゼロですから、売れない本も恐れることなく取り揃えることができる。
専門書とかその代表ですな。
優遇なしには売れない本が出版されないといった恐れはない。
定価維持ってのは自由経済の中では確かに歪んだ制度で、相応の副作用がある
のだから望ましい訳じゃないですよね。ただ、
>むしろ電子化という次世代の文化に出遅れるだけだと思いますよ。
こういうつまらない脅し文句をいくら並べたてても電子書籍が盛んになったりはしませんよと。
出版業ってのは文化事業であると同時に商売ですから、
理念や理想で動くもんじゃないです。定価維持の制度だって、出版は理念じゃ動かないから、
ほうっておくと売れない本は出さなくなる、だから売れない本も出しやすいようにしようね、
ってことで作られた制度ですね。
いずれにしても電子書籍の世界が広がるには、電子化でみんながハッピーになれないと。
元のネタにあるみたいに、電子書籍高すぎ出版社クソみたいな声しか聞こえてこないようでは…。
Re:いまでも定価維持が文化発展に寄与するのかな? (スコア:1)
>こういうつまらない脅し文句をいくら並べたてても電子書籍が盛んになったりはしませんよと。
>出版業ってのは文化事業であると同時に商売ですから、理念や理想で動くもんじゃないです。
威し文句なんかじゃなくて、やたらと「出版社が文化を護ってきた!」という人に対する皮肉です。
それだけ文化を声高に主張するなら、電子化文化はどう考えてるのって言う。
また、そもそも出版業が商売なのは当然ですが、
そのわりに電子化という大きな波になりそうな動きが見えていないのは、不思議でたまりません。
その理由が、「みんながハッピーになれないとやりません」だとしても、
世界の流れでやらざるを得ないケースは普通にあると思います。
それに、「みんな」の中には読者は入ってるんでしょうか。
本を出し続けることが読者に対する奉仕かもしれませんが、
いまの状況では「みんな」のうちのほとんどは、版元と取次と書店と流通の人らだけの話に思えてしまいます。
そう思うほど日本の現状(電子版でも価格が高い、種類が少ない、ネット書店が乱立、使い勝手が悪い)に呆れる人が多いからこそ、
出版社はクソだとかという声が上がるんでしょう。
なにしろジョブズの伝記にしろ、表紙と帯によってどかどかと宣伝文句が走り、
ジョブズが本について唯一注文を付けたという「表紙のレイアウト」を台無しにしてるそうじゃないですか。
しかも世界各国のなかで日本だけ。
版元は、電子化でもハッピーになれるようにとさまざまな改革をしてるようにも見せません。
『一応、電子化が流行ってるからとりあえず昔のままのやり方で手を伸ばしてみるけど、
どうせ儲からないし、儲かったら書店とかにも影響が出るから、あまり真剣にやるつもりもない。買いたい奴だけが買えばいいじゃん。
なにしろ我々は本を読みたい人のために定価維持制度を利用して、売れない本でも作り続けてるんだぞ』
そんな姿勢が透けて見えます。
Re:いまでも定価維持が文化発展に寄与するのかな? (スコア:1)
ちゃんと読んでないようですねえ。
出版は文化の担い手ではあるかもしれないけど、文化を守ってきたとは
書いて無いし、守ってきたとは思ってません。逆に守らないからこそ特例が
必要だったと書いてるでしょうに。
わからないようなので繰り返しますが、出版業というのはボランティアでも
なんでもない。理想や理念では動きません。文化を守ったりもしません。
ただの担い手です。担うことを放棄することもあるし、勝手なことを
することもある。
儲けようとするときには儲けようとしますし、そりゃ宣伝もします。書店で目立て
ば、それだけ売れるかもしれませんからね。商行為なんですよ? 商行為。
ボランティアじゃないんです。
悪趣味と判断する人がいるかもしれないしないし失敗かもしれないが、
そんな個別事例や個人的な嗜好と電子化とどういう関係があるんです?
電子化という大きな波とかおっしゃってますが、大きな波になってないから出版社が
乗らないんですよ。それに改革を推し進める義務もない。というか率先して不利な改革する
業界なんてどこにあるんです?
大きな波というなら、そこに商機がなきゃいけない。現状はっきりいって電子書籍には
商機がない。ただ、最後にポジティブなことを書いておくとAmazonが電子書籍に
参入しますね。Amazonは日本最大の書店ですからそこでの商売には商機がある。
Amazonで成功事例が出れば、他の出版社は電子化に本気になって取り組むよう
になるでしょう。
あなたのように、取次ぎや出版社は巨悪でマイ・ドリームを阻害してるのだと連呼するのは
無意味で、電子書籍が進むとすれば、Amazonの例のように商機が出てくる必要があるんですよ。
Re:たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
それでは一休さんメソッドで。
では文化の維持発展を定量的、定性的に測る尺度を教えてください。
実際こういう話は主観でしか測れないけど、
再販制度の説明をした上で、考えさせてみて、賛同する人間が多いか少ないかぐらいでしか測れないんじゃないかな。
#存在自体がホラー
Re:たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
二行しか文章を読めない人には、三行目以降に書かれた事はなかった事になるのでむなしいですね。
以下、読まないだろうけど。
識字率とか、出版点数の統計情報、人口当たりの図書館の普及率、教育関係の統計情報とか思いつかないですか?
でも、基本的にそういう統計情報って出版関係・図書関係が持っているんですよね。あたりまえですが。
出版関係・図書関係からのソースが不可ならば、他にどういうソースがありえますか?
あと、時間は後戻りしないので、「もし、こうだったらどうなっていたか?」という推測と、「今、こうすると未来はこうなる」という推測については
各個人の主観でしかなく、過去においてのifは現状を肯定する人間の多寡でその妥当性が決められます。
未来に対してのifもそうであったらよいのですけどね。
ちなみに、ちらっと識字率とか見てみたら、先進国って思ってた国が結構後ろになってて、先進国未満だと思っていた国が上位にきてて
世界観が変わる日がくるかもなあとちょっと思わせました。再販制度について、比較対象になりそうなアメリカは識字率のデータがないそうですが。
#存在自体がホラー
Re:たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
空行こみで3行しか読めない難読症の人の意見という事なら納得です。
#存在自体がホラー
Re:たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
> > また、富裕層と貧困層、都会と田舎で現状以上に教育、文化の面で差がついただろうね。
> 再販制が無く、書籍の価格がきちんと下がっていれば,今よりも教育や文化の差が小さくて済んだかもしれませんね
つまり、価格決定を市場に任せたら、貧富の差や地域格差が小さくて済むって?
一体どういう仕組みよ?
1を聞いて0を知れ!
Re:たまには商売する側の身になって考えてみましょう (スコア:1)
だから、それはどういう仕組み?
1を聞いて0を知れ!
翻訳のコストって言うなら (スコア:1)
Complete Boxセットで3千円相当とか、もうね
Re:翻訳のコストって言うなら (スコア:1)
>ハリウッド映画とかは、shareされたりしないのでしょうか?
ハリウッド映画も日本のアニメも同じくshareされるから、日本では映画より高いアニメDVDも海外では同程度の価格で売るしかないんでしょう。
>金かけて映画なんか作る奴はバカじゃないのでしょうか?
それは別の話題です。
#冗談でもこういうこと言うやつは腹が立つ。
出版社は電子書籍を普及させるための非営利な組織では無い (スコア:1)
特にストーリーの最後のリンクに上がってる奴なんか酷いを通り越して恥ずかしいレベルの勘違いだが、出版社は電子書籍を普及させる義務も無ければ、現状の商売を破壊してやるほどの意味も無いんだよ。
それをやるのは、従来の取次や小売店に取って代わろうとしているIT企業(AmazonやGoogleなど)とか装置を売りたい奴ら(Sonyやら富士通やらbrotherやら)だろうが。
本の価格についても日本で最適化しているだけで、そもそも外国と簡単に比較できるものなのか?
まず、外国、特に再販制度が無い国々では大量に捌ける書籍の価格が安いのは当然だし、目玉商品にして客をつっているだけ。
特に電子版については、Steve Jobs と言う象徴的な存在を利用して、赤字覚悟で販売することで人々の目を電子書籍に向けようとしている。
ただこれは出版社の仕業では無い。小売店がやっていること。
また、日本は書籍は嗜好品であって、高い質感や所有欲を満たす装丁が好まれるし、安価な書籍でもそうなように紙質もそれほど質を落とせない。
一方外国では、特別にコレクションされるように作られた愛蔵版などは別として、安い本は装丁なんかも日本のものにくらべて非常に悪いのは周知の通り。
これは「俺はいらない」レベルの話ではなくて、「こう言う本が一番売れる」という形で最適化した結果であり市場最適化の話。
#だれか、実物の本を各国版で購入して並べてみるとかやってみる奴がでないかな。
当然ながら出版社は営利企業なので、価格と需要が釣り合う所を狙って商品の姿を決め、値付けするだろう。
ここで「こんなに高くては売れない/買えない」という切り口で批判するならともかく、「出版社は電子書籍を普及させる気が無いのか」などと言うのは勘違いにもほどがある。
それから出版不況の折、確実に売れるコンテンツとして日本語での出版権を巡って相当競争率が高かった事は想像に難くない。
競争率が高いという事はロイヤリティが他より高いと言う可能性も十分にある。(同種の現象はハリーポッターの出版権交渉などでおきている)
また、4週間前倒しするなどしているので、翻訳者などに支払われる報酬などにも相当無理は出ているのだろう。
何故日本だけ高いのかと言う問題を発見したとき、単純に「出版社は電子書籍を普及させる気が無いのか」とか「ぼったくりしすぎ」とかで思考停止して思考の墓場に直行するのは本人が馬鹿になるだけだし構いやしないが、それをセンセーショナルに取り上げて、最後にアフェリエイトリンクを張るとか酷い。釣られる奴も釣られる奴だよ。
Re:出版社は電子書籍を普及させるための非営利な組織では無い (スコア:1)
その産業形態で成り立ってるならどうぞお好きにやってください、と思いますが。
それでいて「本が売れない、今の若いのは本を読まなくなってる」とか言ってるから何言ってんだってことですよ。
読んでほしいなら読んでもらえるように工夫するか、読んでもらう努力を放棄して緩やかに死んでいくかは好きにしてねってことです。
死んだカリスマのカリスマ力に便乗 (スコア:1)
誰とは言わないけどね。ややオフトピだし。
実際はそんなに親しいわけでもなかったくせに、
「この本を読むたびに(彼のことを思い出して)涙があふれてくる」
とか言ってるやつがいて、なんかものすごく小者に見える。
「俺ってジョブズと友だちだったんだぜ~」ってアピール臭がプンプン。
ジョブズっていう人間のカリスマはすごいけど、家族とか本当に親しい友人は
別扱いとしても、近しい人間ほど「涙するほど悲しんではいない」だろう。
「残念に感じている」人はもちろん多い。
涙してるのは、家族と本当に親しい友人と、ジョブズと会ったことが無い
完璧な信者くらいなもの。
ジョブズに会ったこともない信者は、彼に直接意地悪されたことが無いけど
近い人たちは多かれ少なかれ、意地悪された経験はあるから、悲しみは
あまり大きくないと思う。
この本に書かれている内容でもジョブズの非道っぷりがわかるのに、
公式本では絶対に書くことができない非道を知ったり体験した人は
悲しんで泣いたりしないよ。
Re:死んだカリスマのカリスマ力に便乗 (スコア:1)
ジョブズが非道かどうかは別としてもさ。たとえマザーテレサでも、カストロでも一緒だけど、
「あんな偉大な人間の死を悲しめる俺は偉大」
「あの偉大な人間について語れる俺は偉大」
と言う感じに、死人の威を借る凡人どもが群がっている様は、死体にたかる蛆虫のように醜い。
「ジョブズもiPadで読んで欲しいと思っているに違いない」
「ジョブズだったらこんな装丁は許さないはずだ」
とか、お前は故人の何なのかと。
Re:死んだカリスマのカリスマ力に便乗 (スコア:1)
> お前は故人の何なのかと。
信者でしょ。
あんたあの子のなんなのさ? (スコア:1)
ぼくがいちばんじょぶずをうまくつかえるんだ。ですね、わかります。
#存在自体がホラー
Re:死んだカリスマのカリスマ力に便乗 (スコア:1)
人生も後半にさしかかると、自分の人生の終わりまでにどう生きるかを考えることがあって、あぁ昔はこんなことをしたいと思ってたな、とか平均寿命までの20年とか30年で何をどうしようかな、とか健康を損なったら何にもできなくなっちゃうな、とかいうことが頭をよぎったりします。
そんなときに、すごい才能もやりたいこともあって、事業もすごい調子がいいという人が50代半ばで死んだ、しかも病死だと聞くと、どれほど無念だったろうか、そんな人が思い残すことは何だったろうか、死期をある程度は悟りながらどんな選択をどんな気持ちでやっていったのだろうか、とやはり色んなことが頭をよぎります(「白い巨塔」を見たときに思ったものです)。
年取ると涙腺が緩むんで、こんなときにホロリと涙が出る人は、少なくはないんじゃないかな。
# でも読んでません。すみません。
どこかにないのかな? (スコア:1)
ジョブズの自筆サイン入りの本とか
Re:どこかにないのかな? (スコア:3, おもしろおかしい)
大川隆法先生がそのうちやってくれそうな気がします
/.jの出版社に対するネガティブキャンペーンが酷すぎて、出版社を擁護せずには居られない (スコア:1)
あの素晴らしい日本語版表紙デザインを実装するために、
それだけのコストがかかったんじゃないかと思うよ
ブックオフ (スコア:1)
ある意味日本は本を安く買いやすい環境におかれていると思う
定価と比べると別にそこまで剥離していないような (スコア:0)
というかなんで米アマゾンで半額なの? 本気で原価が知りたいぞ
Re:定価と比べると別にそこまで剥離していないような (スコア:2, 興味深い)
あっちでは販売時にキャンペーン価格というのは珍しくない。
在庫が減った時に処分価格ってのも良くある。
要は、アメリカだと買い切りで在庫になるので、販売開始時にはコストを下げて売れ行きを上げて話題化したり、
旬を過ぎたらワゴンセール化して処分したりするんだ。
そこは再販制度の弊害でもあるが、品ぞろえって点で行くとそうやって売り切るって事は売れ筋以外無視って事ともなるから単に利点とも言えない。
Re: (スコア:0)
野暮だとは思うけど
×:剥離
○:乖離
さらに (スコア:2)
野暮に野暮を重ねるようですが
乖離は「かいり」で入力できるぞ!
Re:定価と比べると別にそこまで剥離していないような (スコア:2)
薄利では?
Re:定価と比べると別にそこまで剥離していないような (スコア:1)
つまり、こういう事では?
http://tonko.photo-web.cc/bunarintokodaisi/bunatai/itikawa/3/yakihatak... [photo-web.cc]
#存在自体がホラー
あたりまえだろ (スコア:0)
2冊なんだから、流通コストとかあるんだし。
翻訳により、ページ数が増えたのも原因。
そして、再販制により版元が返本リスクを含んで売るんだから、そのくらい高くなって当然。
Re:あたりまえだろ (スコア:1)
別に再版制に乗る乗らないは版元の自由だろ?
しかも在庫リスクという点では版元が抱えるか書店が抱えるかの違いだけで、末端価格に差が出る理由にはならないだろ。
Re:あたりまえだろ (スコア:1)
再販制度と委託制度はまったく別の制度。
再販制かつ買い切りもできる。
返本リスクがない買い切りにしても、ハリー・ポッターの様にボッタクリ価格になることもある。
返本リスクが価格に与える影響は小さい。
もう少し勉強してから書き込みなさい。
Re:あたりまえだろ (スコア:1)
再販制度と委託制度はまったく別の制度。
再販制かつ買い切りもできる。
そこのところ、理解してるけどイマイチ納得していないのであえて触れずに横でコメントしてるんだけど、
再版制かつ買い切りで売れ残った場合、書店は処分セールを行うこともできずに定価のままワゴンに積むしかないの?
内部的に形式上定価販売・買取を実施して中古として処分という手は考えられるけど、それって売り上げの粉飾になるんじゃねーの?とか。
Re:あたりまえだろ (スコア:1)
ただし、再販制度の対象の商品の場合は、そういう値下げ処分をした小売店に今後卸さないなどの報復ができる。
ということは、報復を恐れなければいくらでも書店は再販制度を無視できるんだよね?
そうなってくると純粋に出版社と書店の力関係によっては常時値引き販売ができるわけだけど、実際そうなってないよね?
また、再版制に拘束されない販売店、例えば生協なんかが存在するわけだけど、値引き販売している通常の書店へ報復を行うリスクをとることができるのであれば、そもそも生協などに卸さないという選択肢も出てくるんじゃない?
そうなると生協への卸しはお断りという出版社も出てくると考えられるんだけど、そういうところって存在するの?
#そもそも再版制って根拠法が曖昧すぎて、本当に正当な制度かどうか怪しいと思ってるんだけど。
電子版が安いから紙版が売れないとかって、日本は関係ないような。。。 (スコア:2)
そんなことないでしょう。
特に教祖的扱いのジョブズの本なら、手触り最高で見目も美しい紙版を大事に取っておく人も多いはずです。
それに、電子版の方が売れるほど日本ってそこまで電子書籍が隆盛してますかね。
まともな電子書籍はほとんど売れないという話をよく聞くんですが。
むしろ今回のを契機に割安な電子版を大々的に売り出せば、少しは注目を集めて業界が活性化したかもしれないと思うと、
講談社って、ホント目先の利益しか見えてないなとしか思えません。
Re:電子版が安いから紙版が売れないとかって、日本は関係ないような。。。 (スコア:1)
>特に教祖的扱いのジョブズの本なら、手触り最高で見目も美しい紙版を大事に取っておく人も多いはずです。
そこまでするほどのアップル信者相手なら、電子書籍やJobsの遺影がプリインストールされた、
特別仕様iPadとかを新年の福袋として売ったら良かったんじゃね?
>まともな電子書籍はほとんど売れないという話をよく聞くんですが。
というより、日本では売れる売れない以前に、電子書籍が「売ってない」。
だから私も今買ってる本はアメリカのKindle書籍ばっかり。
Re:電子版が安いから紙版が売れないとかって、日本は関係ないような。。。 (スコア:1)
>特別仕様iPadとかを新年の福袋として売ったら良かったんじゃね?
皮肉かもしれませんが、いい案ですね~。
ついでにiPadユーザー向けにジョブズの講演動画とか付けたら信者は飛びつくはず。
さらに一口囓った林檎の模型まで抱き合わせで売るとか。
おそらく近い将来、電子書籍って単なる本だけじゃなくて、
いろいろな付加価値を載せた物になるでしょうね。
それがいいか悪いかは判りませんけど。
Re:ぼったくりプライス (スコア:1)
しかし電子版を安くして客をそっちに誘導すれば、利益を出版社が専有できるのでむしろ出版社にとってはうれしいことなのだが。
fjの教祖様
Re:ぼったくりプライス (スコア:1)
製本業者、流通、書店の切り捨てになるので、安くできないのでは?
Re:ぼったくりプライス (スコア:1)
紙での出版をしなくてよくなるでしょうね。
よくある事じゃないですか。
そういうことをするためにこそ、子会社ってのはあるんですよ。
fjの教祖様
Re:相場感覚 (スコア:2)
円建て契約にしている可能性もあるかもしれないですね。
国内版をいつ契約したのか知りませんが、仮に1年前として、その当時ここまで円安になる意識を
国内出版社のお偉方が持てたとは思えない。
そこをアチラの敏腕代理人が「円建てなら為替リスクが無いよー」と
甘い言葉で1ドル95円ぐらいに設定した、とか。
# まあ翻訳の方のブログを読む限り今年7月に翻訳開始ということで
# 実際には契約は半年前ぐらいだったのかな、と推測します