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アメリカ合衆国

Apple、サンフランシスコではFBIと良好な関係に 3

ストーリー by headless
協力 部門より
2015年に米国カリフォルニア州サンバーナディーノで発生した銃乱射事件の容疑者が使用していたiPhoneロック解除めぐる問題以降、Appleと米連邦捜査局(FBI)は対立しているというイメージになっているが、少なくともサンフランシスコでの関係は良好らしい(Forbesの記事Softpediaの記事)。

FBIサンフランシスコ支局長のジョン・ベネット特別捜査官がForbesに語ったところによれば、AppleはシリコンバレーにあるFBIのRegional Computer Forensics Laboratory(RCFL)に従業員を派遣してMacのフォレンジックに関するトレーニングを提供しているほか、FBIだけでなく地元の捜査機関にもさまざまな協力をしているという。RCFLはApple本社と近いことから、協力も容易なようだ。

なお、Forbesの情報提供者によれば、トレーニングの内容はAppleの司法協力ガイドライン(PDF)に従ったもので、容疑者のiPhoneやMac、iCloudアカウントからデータを取得するためにどのような手順をとれば最善なのかを教え、捜査に影響するiOSやmacOSの変更がある場合には最新情報を提供するといったものだという。Appleのセキュリティを破ってデバイスへのフルアクセスを可能にするといったものではないとのこと。

サンバーナディーノの事件で捜査本部の中心人物の一人だったと報じられているベネット氏だが、サンフランシスコ支局長就任後は、IT企業との関係を改善したいと述べていた。ベネット氏はサンフランシスコでのAppleの協力姿勢を称賛しており、協力関係は一方的なものではなく、Appleが被害者になった時にはFBIが助けているとも述べている。
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  • by Anonymous Coward on 2018年01月21日 0時44分 (#3348283)

    ロック解除1個目のリンクは、
    なんの手順も踏まずにAppleに、ロック解除(の協力を)させようとする要求で、これに応じたなら
    手軽にユーザーの情報を晒す会社とみなされるわけですし、
    2個目のリンクは会社としての意見ではなく従業員の意見でしかありません。
    3個目はAppleの提案が、(言い方は悪いですが)FBIがiPhoneの使い方を知らなかったという問題でしかないと思います。

    本文の内容は、FBIに対して、どういう手順で情報開示要求をしてほしいかをAppleが回答する姿勢があるという事で、
    地元は仲が良いというより、地元だからコミュニケーションがしっかりととれているという内容ではないかなと

    # ITというか、被疑者が利用しているサービスに警察が興味を持つ情報があるとして、
    # その開示方法手順がちゃんと整備されていない(≒企業ごとに異なる)から、仲が悪く見える?

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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