シンガポールの下水処理水を使用したビール、世界で話題に
タレコミ by headless
headless 曰く、
シンガポールのビール「NEWBrew」が世界的な話題になっている (製品情報、 FOODBEAST の記事、 The Guardian の記事、 Bloombergの記事)。
NEWBrew と普通のビールの違いは、下水を処理した飲用水「NEWater」を原料に使用する点だ。シンガポールでは飲用水の大部分をマレーシアから輸入する一方で、下水を処理して上水・中水として再利用している。NEWater はシンガポール水道庁 (PUB) が 2003 年に一般向けの供給を開始したもので、精密ろ過膜と限外ろ過膜、逆浸透膜でろ過したのち、紫外線により殺菌を行っており、雑味のない味が特徴だ。
2018 年にシンガポール国際水週間 (SIWW) でデビューした NEWBrew は PUB とのコラボレーションで開発されたもので、初の一般販売となる 2022 年版はドイツのプレミアムモルトやシトラホップとカリプソホップ、ノルウェーの kveik 酵母を用いたトロピカルブロンドエール。4 月の SIWW 2022 で提供されたほか、現在はスーパーマーケットなどで購入可能だが、6 月末になって各国のニュースメディアで取り上げられて世界的な話題になったようだ。
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