Windows 11 Insider Preview 提供開始
Microsoft は6月28日、初の Windows 11 Insider Preview となるビルド22000.51を Dev チャネルで提供開始した(Windows Insider Blog の記事)。
ビルド22000.51 の主な特徴はセンタリングされたタスクバーとフローティング表示のスタートメニューや、角丸ウィンドウ、「ニュースと関心事項」を置き換えるウィジェットのほか、新デザインの「設定」アプリや「Microsoft Store」アプリ、エクスプローラー、タスクバーの通知センター・クイック設定・カレンダー表示など。ダークテーマとライトテーマで微妙に変わるシステムサウンドは Windows 10 よりも軽い感じになっており、スタートアップサウンドが再びデフォルトでオンになった。
Windows 10 では通知センターにクイック設定パネルが表示されるが、ビルド22000.51では通知センター (Win+N) にカレンダーが表示され、クイック設定 (Win+A) はネットワークアイコンの設定パネルに統合されている。Win+X メニューの Windows PowerShell は Windows Terminal に置き換えられており、タスクバーのコンテキストメニュー項目は「タスクバーの設定」のみになっている。タスクバーにツールバーを表示する機能は廃止されたようだ。
センタリングされたタスクバーに連動して移動するスタートボタンは空振りしてしまいがちだが、タスクバーの設定で「Taskbar behaviors → Taskbar alignment」を「左揃え」にすれば従来の表示に戻すことができる。なお、「設定」アプリは日本語化されていない部分が多い。ウィジェットは古いディスプレイアダプターが対応していないのか、ディスプレイアダプターを無効にしなければパネル上に何も表示されなかった。Microsoft Store でのAndroid アプリ提供は数か月のうちに開始されるとのこと。
ビルド22000.51は先日リークしたビルド21996.1と同じCO_RELEASEブランチで、バージョンは21H2となっている。手元の環境だけかもしれないが、評価版を示すデスクトップのウォーターマークは表示されない。先日予告されていた通り、Windows 11 の最低システム要件を満たさない環境にも提供される。
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