9月のデスクトップOSシェア、4月以降増加していたLinuxが大幅減
Net Applicationsの9月分デスクトップOSシェアデータによれば、9月はLinuxのシェアが大幅に減少したようだ。
Linuxのシェアは昨年10月以降1%台で推移していたが、今年4月に急増して2.87%となり、6月をピークに5月~7月は3%を超えていた。8月は2.69%まで減少したものの、過去のシェアと比べると比較的高いシェアを維持していた。9月は1.47%(-1.22)と半分近くまで減少し、3月までのレベルに戻っている。このほかのOSではWindowsが1.34ポイント増(88.32%)と最もシェアを伸ばしており、Mac OS(9.55%、+0.17)とChrome OS(0.42%、+0.04)も増加した。
9月のデスクトップOSバージョン別シェアデータでもLinuxは減少している。個別にランキング入りしていないLinuxディストロ合計とみられる「Linux」は1.19ポイント減の1.14%と前月の半分以下に減少し、前月5位から7位まで順位を下げた。ディストロ別で最もシェアの高いUbuntuは4月に急増してLinux全体の増加に貢献したが、8月には急減していた。9月も0.03ポイント減の0.31%となっている。このほかのディストロで0.01%以上のシェアを獲得しているのはFedora(0.02%)のみ。Gentoo/Mint/Slackware/Debianもランキング入りしているが、合計でも0.01%に届かないとみられる。ランキング上位では1位のWindows 10(61.26%、+0.69)と2位のWindows 7(22.77%、+0.46)がともに増加しており、トップ5で減少したのは5位のMac OS X 10.14(1.91%、-0.05)のみとなっている。
一方、StatCounterのデスクトップOSシェアデータをみると、Linuxは過去1年間1%台後半を推移しており、変動は小さい。9月分は前月から0.11ポイント減の1.73%となっている。このほかのOSではOS X(17.57、+0.60)とChrome OS(1.52、+0.62)が増加し、Windows(77.12%、-0.09)は減少した。Windowsバージョン別シェアではWindows 10が75.05%まで増加(+1.29)し、Windows 7が18.51%まで減少(-0.93)している。
SteamではWindows 10が90%目前となり、Windows 7が5%を割り込んだ。Windows 10 64 bitのシェアは89.08%(+0.76)で、32ビット版との合計は89.21%(+0.75)。Windows 7 64 bitのシェアは4.48%(-0.73)となり、32ビット版との合計は4.71%(-0.77)となった。Windows全体では95.61%(-0.15)と減少しており、OSX(3.46%、+0.12)とLinux(0.94%、+0.05)が増加した。
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