中国、世界の通信会社10社以上にサイバー攻撃。富士通やNTTデータも被害

あるAnonymous Coward 曰く、

中国政府の支援を受けたとみられるハッカー集団「APT10」が「クラウドホッパー作戦」と銘打ち、情報窃取目的で政府機関や企業に大規模なサイバー攻撃を仕掛けていたことが判明した。WSJによると、日本を含む世界の通信事業大手少なくとも10社の携帯電話ネットワークに侵入し、ユーザーの位置情報やテキストメッセージ記録、電話履歴を盗み出していたという。

数年間にわたるサイバー攻撃は、軍当局者や反体制活動家、スパイ、法執行当局者ら計20人を対象にしていた。全員が中国と関係があるとみられ、対象地域はアジアや欧州、アフリカ、中東に及ぶ。ハッキングは現在も続いているという。

ロイターによると、昨年12月時点で米ヒューレット・パッカード・エンタープライズが攻撃に遭っていたことが判明。その後、今回、富士通やNTTデータ、印タタ・コンサルタンシー・サービシズ、南アのディメンションデータ、米コンピュータ・サイエンス・コーポレーション、DXCテクノロジーにも不正侵入があったと報じている（Reutersその1、Reutersその2、WSJ、CNET、Slashdot）。