遺伝子操作受けた中国の赤ちゃん、感染症に弱く早世する可能性も
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
中国で昨年11月、CRISPR遺伝子組み換え技術を使い、CCR5と呼ばれる遺伝子を無効化することで、HIVに感染しなくなるという遺伝子組み換え医療が行われたことはすでに報じられているが、カリフォルニア大学バークレー校の研究によると、この遺伝子操作によって生まれた双子の姉妹の寿命は平均よりも短くなる能性があるという。
研究者が、40万人以上のDNAとそれを提供したボランティアの死亡年齢を分析した結果、CCR5が機能していなかった人々は平均寿命が通常に比べ20%も早いことが分かった。CCR5遺伝子が突然変異などにより機能していない人々は、蚊を媒介とする伝染病のウェストナイル熱やインフルエンザのような病気にかかりやすい傾向があり、平均で1.9年ほど他の人より早世していたとのこと。
この調査を行った研究者は、この調査結果がヒトの遺伝子を安易に組み換えることへの警告になることを願っているとしている(MIT TechnologyReview、Engadget、Slashdot)。
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