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マイナス23℃での超伝導物質に関する論文、科学誌の査読を通る 1

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
室温で電気抵抗をゼロにする超伝導物質の発見は、多くの研究者がチャレンジしている目標の一つ。昨年、水素化ランタンと呼ばれる物質を使い、マイナス23℃という室温で超伝導が発生するという論文が発表された。この論文を査読した結果がNatureで発表された。論文では、地表の200万倍の圧力を掛けて水素化ランタンを生成する様子などが説明されている。

また、研究者らは論文で二つの測定値について詳述しているという。一つは高圧下の水素化ランタンが、マイナス23°Cで超伝導を示すことを明らかにしたこと。もう一つは磁場があると超伝導が発生する温度条件が変わるという点だ。これは実験の設定に問題があったわけではなく、実際にサンプルを測定した結果から導き出されたものだという。

この論文の成果は、単に高温で動作する超伝導物質の発見だけではないという。これまでは、超伝導体に変わる温度は予測するのが難しく発見には運が必要だった。しかし、最近の高温超伝導体の発見は理論から推論できるようになってきた。論文をレビューしたJames Hamlin氏は「この驚くべき成功は、計算能力の進歩と革新的な計算方法によってもたらされた」とコメントしている(GIZMODONature JapanSlashdot)。
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