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電気自動車の台頭は石油産業にどのような影響を与えるのか?

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
CNN Businessで執筆するMatt Egan氏は、地球温暖化や炭素排出問題、そして電気自動車の台頭は、「石油産業への実存的脅威」になると予測している。ただ、石油産業の未来予測はさまざまな説があるようだ。

「乗用車は石油最大の需要源だった。だが明日の輸送システムはガソリンスタンドに頼ることないだろう」。バークレイズが発表した報告書によると、各国が本当にパリ協定を遵守した場合、石油消費のピークは2030年から2035年になると予想している。しかし、世界が炭素排出量の削減に注力した場合、ピークは2025年に前倒しされる可能性もあるという。

電気自動車の販売台数は予想以上に急増しているものの、自動車販売台数全体から見ればごく一部に過ぎない。また、プラスチック製造に使用される石油化学製品の需要も増加しており、単純に電気自動車だけを見て石油の需要を予測することは難しい。コンサルティング会社Rapidan Energy GroupのCEOは、炭素排出問題などの圧力から、石油開発への投資不足が問題となっていると指摘する。中国やインドのような国の発展で需要が増加しているのにも関わらず投資は不足しており、電気自動車の台頭を相殺するのに十分なエネルギー需要が高まる可能性があるとしている。

調査会社DNV GLのレポートでは、石油需要のピークは2020年代に起こり、石油需要は10年間ほど横ばいになると推定している。2030年頃には石油株主はその影響を感じるようになるだろうとしている。MirovaのJens Peers氏は、「法外に高い」規制と技術上のリスクがあることから、石油株の所有者はできる限り撤退することを勧告している(CNN Businessslashdot)。
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