ウサギの遺伝子入りの遺伝子組み換え植物、空気中の有害物質を除去に成功
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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「ウサギの遺伝子」を組み込んだ遺伝子組み換え観葉植物が、空気中の発ガン性物質を大幅に除去できるそうだ。日常的に呼吸をしている空気の中には、ホルムアルデヒドなどの有害物質が多く含まれているという。ワシントン大学のStuart Strand教授らの研究チームは、「観葉植物に哺乳類が持つ解毒を行う酵素の遺伝子を組み込めば、植物の毒素除去作用が強化されるのではないか」と考えた。
目を付けたのは哺乳類の肝臓で解毒を行うシトクロムP450の一種で、一般家庭の空気に含まれる多くの毒素を分解できる「CYP2E1」という酵素だった。研究チームは観葉植物のポトスにCYP2E1遺伝子を組み込み、ポトスをガラス容器に入れ、ベンゼンまたはクロロホルムガスをガラス容器内に注入したまま密閉した。
密閉から3日後、ウサギの遺伝子を組み込んだポトスが入った密閉容器内の有毒な化合物の濃度は劇的に低下。およそ8日後までにはクロロホルムはほぼ検出されなくなった。空気清浄効果は、市販されている家庭用微粒子フィルターの空気清浄効果に匹敵するという。一方、遺伝子組み換えを行っていないポトスが入った容器や、もともと植物を入れていない容器内の有毒物質濃度はほとんど変化がなかったとしている。
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