中国、顔認証で手配犯摘発相次ぐ。国民の監視強化

あるAnonymous Coward 曰く、

ジャッキー・チュンが中国本土で開催中のコンサートの会場で、顔認証技術を使った監視システムによる指名手配犯の摘発が相次いでいるという。過去半年の間に中国大陸で行われたジャッキー・チュンのステージで、公表されているだけでも46人の逃亡犯が逮捕されているそうだ。同氏のステージの1年間の観客動員数は204万8553人を記録。ギネス世界記録を更新しているとのこと。

中国では顔認識技術に利用可能な監視カメラが普及しつつある。習近平政権は「治安対策」の名目で監視カメラの設置を進めており、多数の摘発は、国民の監視態勢が強化されていることを証明している。とくにジャッキー・チュンは香港出身の著名人ということもあって当局からマークされているようだ。4月に行われた同様のコンサートでも逮捕者が出ている（読売新聞、Record China）。