米ハワイ州、オキシベンゾンやオクチノキサートを含む日焼け止めの販売・流通禁止へ
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米国・ハワイ州議会で1日、オキシベンゾンまたはオクチノキサートを含む日焼け止め製品の販売・流通を禁ずる法案が可決した(SB2571、 SlashGearの記事、 Chemical Watchの記事、 Live Scienceの記事、 ハワイアンタウンズの記事)。
オキシベンゾンやオクチノキサートは人体への影響も懸念されているが、法案の趣旨は海洋汚染の防止だ。これらの物質はサンゴに強いストレスを与え、海水温31℃以下でもサンゴの白化を引き起こす。また、サンゴを含むさまざまな海洋生物の遺伝子を損傷し、生殖機能にも悪影響を及ぼす。しかし、これらの物質は海のレジャーを楽しむ人々が使用する日焼け止めから日々海に放出されるほか、州の下水処理システムでも除去できないとのこと。
法案は州知事が署名すれば成立し、これらの物質の日焼け止めへの使用を禁止する世界初の法律になるそうだ。成立後は2021年1月1日以降、州内でこれらの物質を含む日焼け止めの販売・流通が違法となる。ただし、医師が処方したものと、顔用の化粧品として販売される製品は除外されるとのことだ。
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