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米国で承認されたパーキンソン病の新薬、死者増加の容疑者となる

タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
2年前にBrendan Tyne氏は、パーキンソン病の母親のために食品医薬品局(FDA)に、新薬の承認を嘆願した。Acadia Pharmaceuticals社が作成した新薬「ヌプラジド(NUPLAZID)」がそれだ。ヌプラジドは、重篤な患者にも効果がある「画期的な治療法」に指定され、2012年末に米国議会もFDAの承認プロセスを後押しした(CNNslashdot)。

承認は諮問委員会によって判定される。諮問委員会は薬が、患者に対してリスクを上回るだけの潜在的価値があると見いだす必要がある。ヌプラジドはFDA当局者の一部がそれを認めた。その結果、2016年6月に市場に登場し、Acadia Pharmaceuticals社の2017年の売上高は約1億2500万ドルにまで上昇した。

しかし、レビューを担当したPaul Andreason博士は、Acadia Pharmaceuticals社の臨床試験中にこの薬剤を服用していた患者は、偽薬を摂取した患者の2倍以上の死亡率があったと警告。メリットがデメリットを上回るとは思えなかったという。Tyne氏はこうしたリスクについて知らされていたが、それでも母親を助けるために発売後すぐに母親に飲ませた。しかし、結果は幻覚が頻繁になり病状は悪化した。

非営利医療機関である安全な医薬品慣行研究所の分析結果によると、ヌプラジドの服用者は、2016年6月から2017年3月の間で244人の死亡が報告された。最新のデータでも死者は700人以上に増加したとしている。ヌプラジドはその「容疑者」としてリストアップされている唯一の薬物だという。
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