骨格の分析で「始祖鳥は飛べた」説が補強される
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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始祖鳥が飛ぶことができたのか、という疑問に対して学者たちは何十年も激しい議論を戦わせてきたが、新たな見解が出たようだ。
始祖鳥の前肢の骨を分析した研究結果が3月13日付けで学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された。それによると、始祖鳥の前肢の構造は現在のウズラやキジの翼の骨の作りに非常に近いという。いずれも、短い距離を勢いよく飛べる鳥だ。今回の発見により、始祖鳥が空を実際に飛べたという説が強固になったとしている。
今回の論文の筆頭著者である古生物学者デニス・ヴォーテン氏は、世界で11体が確認されている始祖鳥の化石のうち3体に強力なX線を当てた。始祖鳥の骨格は現生の鳥類と同じく、血管が豊富にあることをヴォーテン氏は発見した。これは、始祖鳥の成長傾向と代謝が、これまで考えられていたよりも現生鳥類と似ていたことを意味しているという。
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