「ソシャゲ風課金」を採用した「大辞泉」アプリ、採算が合わず普通の有料アプリに戻る 36
ストーリー by hylom
人は何に金を払うのか 部門より
人は何に金を払うのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
昨年、有料アプリの販売不振から基本無料で料金を支払うことで制限解除という「ソシャゲ風課金」への移行が話題となったiOS向け辞書アプリ「大辞泉」だが(当時の記事)、購入者が思うように伸びず、再び有料アプリ(2000円)に戻ることが発表された(公式blog、ITmedia)。
公式blogでは今回の決定に至った詳細が語られており、それによると、昨年の基本無料化以後ダウンロード数は15万件を突破、ユニークユーザー数も4万人を超えるなど辞書アプリとしては注目を浴びた一方、購入率は採算ラインの5%を遥かに下回る0.5%と、無料化が売り上げには繋がらなかったことが明かされている。最終的に「辞書アプリでのフリーミアムモデルは、戦略的に間違いでした」と結論されているなど、辞書アプリの収益化はなかなか難しいものがあるようだ。
そりゃまあスタミナ制で時間回復って (スコア:5, すばらしい洞察)
大抵の人は一日に辞書何十回も使ったりしないべ
Re:そりゃまあスタミナ制で時間回復って (スコア:5, 参考になる)
私も使ってましたが、全くその通りです。
次々辞書を引き続けるなんてことはめったにありませんし、使いたいと思った時には大抵完全回復状態でした。
なんというかフリーミアムモデルとしてやっていくには「行儀が良すぎた」のかなと思いますね。
Re:そりゃまあスタミナ制で時間回復って (スコア:2)
私は使っていませんでしたが……。
考えたらフリーミアムモデルだからといって、ソシャゲ風にする必要なんてないわけで。
例えば私が大変お世話になっている英辞郎(http://eowp.alc.co.jp/info2/#h2_3)は、こういう差があるわけです。
フリーミアムの言葉の原点に立ち返って、 premiumな部分だけ別出しって、できなかったものでしょうか。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
Re:そりゃまあスタミナ制で時間回復って (スコア:1)
・一日に調べられる語は10個まで。それ以降は個数に応じて課金
・既定回数(3回ぐらいかな)調べた無料取得の語 もしくは 課金で取得した語は永続的にアンロック
無料でいつでも引けるようになる
・手持ちの単語で遊べるゲームを用意する
バーコードバトラー的な奴とかパズル的な奴とか
・実績を導入し、調べた語の数や語の種類、ゲームの成績によってアチーブメントを提供
・LINEなどと連携してソーシャル機能を付ける
こんぐらいやらんと面白味ないだろうよ。
Re: (スコア:0)
モデルを作った人がアホなんだろうね。
月一回は無料でそれ以降は有料くらいでいいのに。
ガチャを回させなかったからだ (スコア:3, おもしろおかしい)
単語ガチャを回させてコンプボーナスを入れるんだ
Re:ガチャを回させなかったからだ (スコア:2)
全ての言葉をコンプするには、いったい何回ガチャすれば……
Re:ガチャを回させなかったからだ (スコア:1)
せっかくなので計算してみた。
全nアイテムの確率均等なガチャをコンプするまでの回数の期待値は
n∑{i = 1 → n}(1 / i)
総アイテム数は、ストアの紹介文に
『デジタル大辞泉』は、総項目数26万7,300語(Ver.16時点)
とあるので、
n=267300 と置いて計算してみると、結果は3494504.96...
という訳で、期待値は約3,494,505回と出ました。
Re: (スコア:0)
ガチャでその単語が出る確率は、普通にその辞書が使われるときに
その単語が調べられる確率でいいと思う。
よく調べられる単語から集まるから、比較的使える辞書になりやすく、
コンプは天文学的な回数のガチャを回す必要がある。
どうよ?
失敗することに価値がある (スコア:3, 興味深い)
失敗したのは残念ですが、このアプローチはダメだったということがわかっただけでも重大な価値があります。
数字付で情報を公開していただけたことに感謝!
Re: (スコア:0)
まー、他社がこの結果を踏まえてアホな事に手を出さなくなるっつー意味合いはありそうやね
大辞泉の戦いは、これからだ! (スコア:2)
>この状況を打開するには、無料で配布して後で課金する
とあるので(フリーミアムではなかったが)有料アプリに戻って、何人がライセンス購入するか大変気になります。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
エロゲ方式は? (スコア:2)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:エロゲ方式は? (スコア:1)
少し料金を払えば、辞書に載っているほとんどの単語の裏の意味がわかる。
なんだか妄想大爆発。
両者の違いは…? (スコア:1)
現在App Storeではライセンス受けて開発してたHMDT版と、本家小学館版の2つの大辞泉が混在してます。
大辞泉[HMDT版]
https://itunes.apple.com/jp/app/da-ci-quan/id632428156?mt=8 [apple.com]
デジタル大辞泉[小学館版]
https://itunes.apple.com/jp/app/dejitaru-da-ci-quan/id297431331?mt=8 [apple.com]
以前はHMDT版はフリーミアムだったので両者に明確な違いがあったのですが、
現在は全く同じ収録語数で同じ価格で販売されることになり、少々混乱しています。
小学館版の方は使ってなかったので比べられないのですが、
HMDT版は小学館版と比べて何か使い勝手の大きな優位性とかあったんでしょうか?
どうせ同じ値段払うなら、本家小学館版の方が安心できそうなのですが、いかがなものなんでしょうか。
俺だったら (スコア:0)
単語にあったAmazonの商品でも表示するかな。
値段 (スコア:0)
戦略が間違っているのはその通りだが、むしろ、値段設定に問題がある。もっと安く作れる仕組みを構築するのが第一歩じゃないかな。
Re: (スコア:0)
辞書を作るのなんて自動化しようがないから
働く人の給料を削る以外に安くしようがないだろ。
Re:値段 (スコア:2, おもしろおかしい)
単語と説明を紐付してDB作ってしまえばあとは簡単だと思うんですがどこにコストがかかってるんですかね?
Re:値段 (スコア:4, すばらしい洞察)
誰が説明書くんだよ
Re: (スコア:0)
Wikipediaのダンプデータを使います(キリッ
Re: (スコア:0)
そういうのが好きな人。
空欄にしておけば誰かが書いてくれるよ。
Re:値段 (スコア:1)
>単語と説明を紐付して
これこそが「辞書を作る」って行為そのままだろ。
それ以降のコストは要らんけど、そこ迄のコストが掛かるんだ。
例えば乗せる単語のピックアップとかですら。
Re:値段 (スコア:1)
「単語」って単語を辞書を使わずに説明してくれ
そうすれば労力がわかるだろ
Re: (スコア:0)
で、辞書をひくと「ひとつのことば」とか書かれてたりするから困る
Re:値段 (スコア:1)
> 単語と説明を紐付してDB作ってしまえば
これ、一回やれば終わりじゃないんですよ。
使われる言葉は変わっていくので新しい単語を収録したり、説明を更新したり
する作業はずっと続きます。
あと今回の件だと、アプリの方も改修を続けているらしくて、コストはむしろそっちで
かかっているようです。
Re: (スコア:0)
だったら第何版と言うのを切り売りにして初期価格を抑える方法もあるはず
Re:値段 (スコア:1)
その方式だと、月額課金になるんじゃね。
辞書違いだけど、ATOKなんかはそうやって定期的に辞書データを更新してる。
Re: (スコア:0)
普通にAndroid版のATOKだけど月額ではない売りきりのもやっている
しかも辞書データは一部は有料だけど多くの辞書データは無料配布されている。
知ったかぶりしない方がいいよ
Re:値段 (スコア:1)
そりゃ、バージョンアップの際には買いなおすんだから。
辞書データ追加で済まない魅力機能が追加されたらまた買うんです。
Re: (スコア:0)
小学館から大辞泉のデータベース買ってきてアプリに仕上げて想定購入数で割って利益乗っけただけの値付けだと思いますけど
どっちかというと広辞苑や大辞林や新明解といった先行アプリに大辞泉で挑もうと思うのが間違ってる
オフラインで使えない辞書アプリなんて無価値 (スコア:0)
ネットが使えるならネットで調べればいい
Re: (スコア:0)
ネットに乗っている言葉が正規の表現なのかが曖昧な場合が問題。
誤用を多用しているサイトを駆け巡り、リアルで誤用をしたり顔で使うとかね。
正しい用法などがわからない時のひとつの拠り所が辞書であったりもする。
辞書の記載も実は誤記があったりするが、○●という辞書を引用。とすれば問題は棚上げできる。
Googleで見つかった物がある場合、その答えのようなものが、本当に正しいのかどうかがわからない状態で
居直るわけにもいかないので、ネットで調べたことは永久に誰も担保してくれない以上
曖昧な情報ということでしかない。
政府が出している情報などで、アーカイブが恒久的に死なないなら
拠り所ともなるけど、なかなか難しい問題。
学術的なデータベースなどがあり、そこを使うなら問題は無いのかもしれないがね。
見たいと思った時に何時でも見れないと意味無い (スコア:0)
辞書のメンテで課金というならありだと思うけど
アプリにする意味あるの? (スコア:0)
スマフォ対応のHTMLにすればいいだけだろ?
一項目一ページにして関連広告、開発費が無駄だからGoogleAdやアマゾンのアフィリエイトつけるだけでいいだろ?
入り口についても、広辞苑や新明解ほどのネームバリューがないとなかなか難しい。
だから、人気アプリや人気サービスに便乗するほかないんじゃないか?
小学館のコンテンツでわかりにくい単語にリンクをつけるとか。
アクセス数さえ稼げば収益化につながるんじゃないか?
Re: (スコア:0)
元blogでも、広告モデルであればアプリよりWebでやった方がいいと言及されていたりします。
有料アプリは売れない、フリーミアムも駄目、となるとアプリというシステム自体が辞書と相性悪いのかも・・・。