Appleのトップ10 43
ストーリー by Acanthopanax
七転び八起き 部門より
七転び八起き 部門より
Thomas Hormby 曰く、 "MLAgazineが、Macintosh以降のAppleのコンピュータまたはソフトウェアのうち、最も革新的で重要なもののトップ10リストをまとめている。"
「Mac史上最大の過ちといえば?」や「Appleのやらかした10大失敗」では失敗例をとりあげていたが、今度は成功例の方だ。そのリストは以下のとおり。
- Macintosh Classic
- Mac OS X
- iMac
- PowerBook G3 (Pismo)
- Power Macintosh 6100/7100/8100/9150
- Quadra 700
- PowerBook 100
- PowerBook Duo 230
- System 7
- ClarisWorks
Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:3, すばらしい洞察)
この3点は、Mac OS 9 までの Mac の真髄といって過言ではないでしょう。
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:2, すばらしい洞察)
リソースを参照するときって確かタイプとIDで参照しましたよね。
で、ファイル→アプリケーション→システムの順番で辿っていって
最初に見つかったものを使うというルールだったと思います。
これ、オブジェクト指向で言う多態なんですよね。
階層は固定されていましたけど。
んで、WDEF(だったと思う)というタイプのリソースがありまして、
こいつはウィンドウの形状を定義するコードだったんですが、
ResEditでこいつをファイルにくっつけて開くとウィンドウが変な形になったりしました。
まあでも、他のファイルシステムとの整合性が取れないし、
OSXはUNIXベースになっちゃったしでリソースは捨てちゃいましたけど、
この概念勿体ないなあと思いました。
Macについて孤高という表現が用いられることがありますが、
そうたらしめていたのは私にはリソースの概念だと思えてなりません。
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:1)
Toolbox を挙げるなら System 1.0 自体を挙げることになるわけで……。
リソースの仕組みは、一種の仮想メモリとも捉えることができます。使わなくなったリソースはメモリから解放されますし、必要になれば自動的にディスクからロードされますから。
ということで、きちんとした仮想メモリが実装された Mac OS 7.5 あたりからは、リソースフォークが必要不可欠ではなくなりました。実際、PowerPC 搭載で、CODE リソースがなくなってデータフォークに実行バイナリを収めたりしてました。
Mac OS X ではファイルパッケージが登場しましたけど、これはリソースフォークの「部品」という概念を踏襲したと思います。パッケージの中身をいじればメニューやアイコンをいじれるわけで、ResEdit という特別のツールなしに改造ができるようになっています。ですので、リソースの概念は、捨てたというより「パッケージ」という形に昇華したと考えればいいと思います。
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:2, 参考になる)
確かにハンドル(ポインタのポインタ)を介したオブジェクトの参照をしていたのは、
オブジェクトの移動やメモリからなくなった場合に備えるための機構でした。
ハードウェアの支援なしのソフトウェアだけで実現した仮想記憶と呼べますね。
少なくともやってることは似ています。
OSXについてはあまり知らないんですが、形を変えて概念が踏襲されてるようですね。
面白そうです。やっぱ今度はMacを買おうかなあ。
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:1)
>実際、PowerPC 搭載で、CODE リソースがなくなってデータフォークに実行バイナリを収めたりしてました。
あれ?そうでしたっけ?
FatBinaryとやらを実現するためには、従来との互換性を取るために、
CODEリソースは68000系CPUのために温存し、
PowerPCのためのコードを別の場所に置く必要があった、
とかと聞いたような記憶があります。誤認でしょうか?
>ResEdit という特別のツールなしに改造ができるようになっています。
てゆーか、ResEditが特別でない当り前のツール、と捉えたら幸せになれるのかなーと。
リソースって、ファイル(やそれをメモリにロードしたもの)の構造化ですよね。
UNIX(やそれを真似たDOS/Win系)はファイルとかメモリとかを
フラットなものとして扱い、その中身をどう区切る(構造化する)かを
もっぱらアプリに任せたけど、Macはメタ構造(?)をOSが規定した、と。
ちなみに、ああいうふうにメタ構造が最初から用意されていると、
OpenSourceというものの(技術的な)有難みが、あんまり無くなってきたりします(^^;
だってソースを見なくても「構造」が掴める(判る&読める&書ける)んだもん。
#OOPなシステム(露骨なところではSmalltalkとか)でも同じことが言えます。
#もちろんソース「も」有るに越した事はないですが。
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:1)
うーむ、確かにリソースは自動的にパージされて、自動的に読み込まれる、というようにできるので、便利でしたが、それが仮想メモリかと言われると…
リソースに限らず、任意のデータをHandleに収め、テンポラリファイルにしまっておくとかして、パージ可能にするというテクニックは使ってましたし、どっちかというと、メモリが足りなくなったら自動的に移動され、さらに足りなければパージされるHandleという仕組み自体が仮想メモリの代替手段だったと思います。
リソースはコード、アイコン、画像といったデータを、先頭からのオフセットとかではなく、独立したデータ群として扱えるようにしたというところがミソだと思います。
>ということで、きちんとした仮想メモリが実装された Mac OS 7.5 あたりからは、リソースフォークが必要不可欠ではなくなりました。
MacOS 9まではバージョン表示、アプリケーションアイコン、書類のアイコン、関連付けなどのために相変わらずリソースフォークは必要です。PowerPCになってプログラムコードはデータフォークに置かれるようになったとはいっても、ファットバイナリのために、また、Photoshopプラグインのような、PPCコードリソースを使う場合などもあり、コードは必ずデータフォークというわけでもありませんでした。
リソース (スコア:1)
もちろん、
>リソースはコード、アイコン、画像といったデータを、先頭からのオフセットとかではなく、独立したデータ群として扱えるようにしたというところがミソだと思います。
という点はリソースの最大の特徴ですが、それは言うまでもないことだと思って書きませんでした。
1984年当時では、先進的なアイディアだったですが、2005年の現在では、アイコンや画像などのデータは独立したファイルとして持たせる方が自然で扱いやすいと思います。実際、OS X では、パッケージの中身はふつーのファイルですし。
>MacOS 9まではバージョン表示、アプリケーションアイコン、書類のアイコン、関連付けなどのために相変わらずリソースフォークは必要です。
ああ、VERS,BNDL リソースは忘れていました。アイコン関連のリソースはともかく、アプリケーションがアプリケーションとして動作するためには、リソースがまったくなしという訳にはいかないですね。ちょっと口、もとい指が滑りました。
PPC 専用ソフトなら CODE リソースは不要ですが、バイナリがどこにあるかを示す cfrg リソースが必要だったのも忘れていました。
そもそも、MBAR, MENU リソースがないとメニューが出ない!!
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:2, すばらしい洞察)
Mac OS XやSystem 7が入っているところを見ると、FinderはOSの一部として扱われたのでしょうね。
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:1)
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:1)
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:1)
Re:Finder, HyperCard, ResEdit こそ Mac の真髄 (スコア:0)
特に、HyperCardが入っていないのが不思議でなりません。
プログラム経験のないいわゆるエンドユーザにも簡単に
使え(作れ)、ユーザのスキルが上がればスクリプトで
もっとさまざまな事ができ、もっと進むとCやPascalで開発された
あれだけ「革新的」と言ってたのに (スコア:3, 興味深い)
扱い的にはどうなってるの?
#あの時点で、何が革新的だったのか思えなかったんですが。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
売り上げの top 10 だったりして (スコア:1)
あ、ひょっとすると、売り上げの top 10 なのかもしれない。そうすると、iPod は単価が低いから載ってないとか……。Mac OS X は iPod 以上に売れているのか??
Re:あれだけ「革新的」と言ってたのに (スコア:1)
あ、PCでもUSBメモリからWindows起動うんぬんはいいです。KNOPPIXが出てきたのはいつだっけ。
[udon]
なんでクラシックが一位? (スコア:1)
初のセパレート型 Macintosh II
やっぱり iPod
これらが上位に来ないとね。
Macintosh Classic なんて革新的とは言えなかったじゃないか
Re:なんでクラシックが一位? (スコア:1)
実際、SE買った直後にClassicが出て、衝撃を受けましたから。
#MacintoshMuseumを読んで、久しぶりに悔しさを
#思い出しましたよ。
#結局は、SEの方が良かったんですけどね。
Re:なんでクラシックが一位? (スコア:1)
微妙だな・・・
Re:なんでクラシックが一位? (スコア:1)
大学生協が外付けHDとセットでほぼ定価で(つまり、HD分がほとんどタダ)で売ったりしてましたし。
結果的に、日本のMacユーザー数10倍ぐらいにしたんじゃないですか?
商業的には失敗かもしれないけど (スコア:1)
#未だにNewton以外はPDAを具現化していないと思うのでID
Re:商業的には失敗かもしれないけど (スコア:0)
# 最近無性に欲しくなったけどオフトピぽいのでACで(13740)
Mac OS X (スコア:1)
入っているのがちょっと驚き。私の周囲では、結構OS Xを好まない人が多いので。
# 私は大好きなのでID
Re:Mac OS X (スコア:1)
Mac OS Xになっていなければ、私は今頃Macユーザではなかったでしょうし、
今の仕事もあり得ません。私の周りでは旧Mac OSは相手にしてない人が多く、
Mac OS Xになって評価に値すると思っている人が大半ですね。
Re:Mac OS X (スコア:0)
Re:Mac OS X (スコア:0)
以前OS9以前マンセーなDTP屋さんのblogのコメントに
OS9が以下にダメなOSか、OS XがどれだけまともなOSか
書いたら、ばっさり削除されたことが。
Re:Mac OS X (スコア:1)
TNG Project [tng-project.jp] もがんばってるようですが、結局は「新製品の売り込み」のような気がするし:-)
Re:Mac OS X (スコア:0)
それ以前に、いまの中小規模のDTPの事務所とかを経営している人間が、大手企業にも居ないぐらいに石頭だったりするので、昔からの道具をどうにもこうにも手放そうとしないようなところもあると思います。
Re:Mac OS X (スコア:0)
冷静にビジネス的な判断をしてもMac OS Xの方が低コスト
かつ 納期を短縮出来る等のメリットが大きいのだから。
Re:Mac OS X (スコア:0)
然るべきかも知れません。
#順位に関しては若干疑問がありますが
理由が大事 (スコア:1)
どうして選ばれたのかが解らないと「へぇ~」としか言いようがないよ。
Re:理由が大事 (スコア:0)
Re:理由が大事 (スコア:2, 参考になる)
ではまず、Macintosh Classicの理由から。
1. Macintosh Classic
Macintosh Classicは、Apple初の「ローエンド」Macintoshである。ほぼSEと同一だが、より大量のRAMとSuperDriveを搭載していた。$900という価格でリリースされ、よく売れた。その価格により、ありとあらゆる教育機関に採用された。ほぼ10年後にG3 iMacがリリースされるまでは、もっとも売れたMacintoshであった。
訳する必要あるかな?? (スコア:1)
わたしは投稿者 == タレコミ者と解釈して、タレコミも英語だったから、翻訳が出るのは期待できないだろうと思っていたんですが:-)
理由が大事という理屈はよく分かりますが、わざわざ理由を書かないと「なぜこれがランクインしてないんだ」と推測できないのは、トップ10としては駄作な気がします。
ということで、わざわざ編集者が訳する値打があるかどうかは、わたし的には疑問に思います。言いだしっぺの法則で、「理由が大事」と言った人にやらせるのがいいかと。
なお、タレコミの採用自体は問題ないと思います。リストの出来不出来はコメントで議論すればいいのですから。
タレコミも英語だったらしい (スコア:1)
QuickTimeも… (スコア:1)
当時から変わらず重要な位置を占めるテクノロジーって、そんなに多くないような気がするんですよね。
H.264の対応も、iPodの次の革命にはとっても重要なんでしょうし。
BBCニュースに (スコア:1)
米Mobile PC誌が発表したものですが。
理由は
it was one of the first "lightweight" portable computers and helped define the layout of all future notebook PCs.
だそうです。
ちなみにソニーウォークマンが3位、カシオQV-10デジカメが6位に入ってます。
ソフトウエアなら (スコア:0)
OS 周りなら WYSIWYG, Multi Finder, や DA がなぜあがらぬ
QuickTake 100 (スコア:0)
Re:QuickTake 100 (スコア:0)
一番最初はマビカじゃなかったかでしょうか。
デジカメブームの元祖はQuickTake100だとおもいます。
Re:QuickTake 100 (スコア:1)
元祖はQV-10だとばかり思ってました。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:QuickTake 100 (スコア:0)
Re:QuickTake 100 (スコア:1)
あー、VideoFloppyね・・・
再生中に本体揺するとラスタースクロールすんの(笑
Mavicaシリーズも後期になってからはメディアも3.5"FD、JPEG化されて、最後はCD-Rとかメモステとか、光学手ブレ補正機もありましたが。
凛々しく、あほらしく。
語訳で誤解じゃ? (スコア:0)
"Apple's first"という表現が何度も出てくるようにあくまでreign of Macintoshという「マック王国」での印象的な製品を
挙げただけじゃないのか。
つまりPowerMacintosh 6100は「パソコン界」では革新でも何でもないが「マック王国」ではパワーマックを採用した
最初のパワフルなマシン。
逆にNewtonは「パソコン界」では革新だが「マック王国」では後継者が出来なかった失敗作。
観点が違うと思うんだよね。
「マック王国」において一時代を築いただけの製品のリストじゃ。別に革新ではない。これはこれで面白いと思う。
俺はカラクラを挙げたいな。