Apple、MAC Defender に対応したセキュリティアップデートを公開 7
ストーリー by reo
メイン盾きた ! 部門より
メイン盾きた ! 部門より
headless 曰く、
Apple は、MAC Defender など最新のマルウェアに対応するセキュリティアップデート「2011-003」を公開した (About Security Update 2011-003、ダウンロードページ) 。
アップデートは Mac OS X 10.6.7 用で、「OSX.MacDefender.A」の定義がマルウェア検出機能に追加されるほか、マルウェア定義リストの自動更新機能も追加される。定義リストの自動更新機能を使用するかどうかは、「セキュリティ」設定画面で指定できるようになるとのこと。また、インストール時には MAC Defender の既知の亜種が検出され、自動で削除される。アップデートはダウンロードページから入手するほか、ソフトウェア・アップデート機能を使用してインストールすることも可能だ。
あまり目にしたことがないかもしれないが、Snow Leopard からは File Quarantine (インターネットからダウンロードしたファイルを実行しようとした時に警告を出す機能) においてマルウェア検出機能が加わっている。
アップデートしても効果がない場合があるので注意 (スコア:4, 参考になる)
Security Update 2011-003 (Snow Leopard)を適用すると、MRT (Malware Removal Tool)がインストールされます。
これが同アップデートのキモです。
ところが、下記の掲示板情報によると、同アップデートを適用してもMRTがインストールされない事態が発生しているそうです。
Apple社の掲示板(日本語)
https://discussionsjapan.apple.com/message/100595767#100595767 [apple.com]
インストールされない場合、MacDefenderとその亜種に対する防御は無効と思われます。
さらに、MRTを回避する亜種が既に発見されています。
なお、同アップデートはSnow Leopard専用です。LeopardやTigerなどの旧バージョンのMac OS Xを使う場合は、自分でアンチウイルスソフトをインストールして対応するしかありません。
#いままで狙われていなかったためか、Apple社の対応は後手後手ですな。まあ、頑張れ。>Apple
呼び名 (スコア:1)
ここを読んでるようなマニアックな人はともかく、ライトユーザが突然「Apple、MAC Defender に対応したセキュリティアップデートを公開」を見たら、混乱しそう。自分に分かる範囲で独自に行間を補って「なんかよく分からんけどMAC Defenderというのを入れたら良いのか」と解釈しかねないような。
でも「MAC Defender」と表示されたら危険だからとにかく逃げろ、と言うのを啓蒙せにゃならんし、必要な呼称でもあるのか。難しいなぁ。
Re: (スコア:0)
といいつつ、Windows Defender の名前をかぶっているのが嫌なんだろ。
正直に言えよ。
Re: (スコア:0)
「何かよくわからんけど、Mac Defenderというのを入れたらいいのか」という発想はこの記事無くても、
そのソフトを偶然見つけてしまえばこういう考え方をしてしまうかと思います。
まぁそれを差し引いてもタレコミのタイトルが混乱を招きやすそうなのは同意ですね。
「マルウェア Mac Defender」みたいにした方がよかったかと思います。
イタチゴッコ (スコア:0)
関連ストーリー (スコア:0)
Snow Leopardのマルウェア対策機能は2種類のトロイの木馬に対応 [srad.jp]
ZDNetの記事 [zdnet.com]で当時から指摘されていた「シグネチャの独立したアップデート機構すらない」という問題にようやく対応する気になったってことか。
コブナントと対抗するために (スコア:0)
あとはMAC Gunだ