「Opera Software、Mac App Storeのレーティングを皮肉る」記事へのコメント

ペアレンタルコントロールの関係かも？

[nojiri (27623)]

Mac OS Xの場合、ユーザーアカウントの設定にペアレンタルコントロールが可能です。
親が自分の子供用にユーザーアカウントを設ける場合、ペアレンタルコントロールをONに設定すると、自動的にSafariではアダルトサイトへのアクセスが不可能になります。さらに、内蔵辞書の不適切な単語（エッチな単語？）が表示されなくなります。

App Store関連では、アプリケーションの使用を制限できます。許可するアプリを「許可しない」「4+まで」「9+まで」「12+まで」「17+まで」「すべて」の6種類に制限できます。Operaのブラウザは「17歳以上」なので、「17+まで」か「すべて」に設定すると実行できます。

ここからは推測です。
Operaのブラウザにはアダルトサイトへのアクセスを自動的に禁止する機能がないのではないか、機能があってもOS側の「Webサイト制限」に連動しないのだと思います（OSの不備の可能性あり）。

この場合、Operaのブラウザの実行そのものに年齢制限を設けないと、アダルトサイトへのアクセスを許可したくない親が自分用にOperaをインストールした場合、子供が自由にアダルトサイトを見ることができるようになります。

Opera社としては不本意でしょうが、OS側の「Webサイト制限」に連動する仕様に変更しない限り、ペアレンタルコントロールの抜け穴になることを防止するために「17歳以上」と設定されることは避けられないでしょう。

個人的にはこの手の設定はどうかと思いますが、親がApp Storeのアプリの制限を「すべて」許可に設定すれば済む話。
強制的にアダルトサイトへのアクセスを禁止しようとするどこかの国家よりも、良心的ではないかと考えます。

ここからは余談。
Opera社が言うように、Opera社のサイトからダウンロードしたOperaには「17歳以上」の制限はありません。しかし、ペアレンタルコントロールの「アプリケーションの使用を制限」をONにしている場合、Operaを個別に許可しない限り、やはりOperaは実行できません。
一方、App Storeのアプリの実行を「17+まで」許可している場合、App StoreでダウンロードしたOperaは、個別に許可することなく実行できます。
Opera社のサイトからダウンロードすることに意味はあるのでしょうか？