ま、まずDOS自体がMSのものでなかったところから話をすべきでしょうか(笑)
CP/Mのコードをコピーして作られたと言われていた86DOSを騙し同然で買い取り、
自社製品としてIBMにライセンスを売り付けるところから始まったのが、MS-DOS
の由来。基本的にWindowsはWindows MEまでのOSは拡張に拡張を重ねたDOS
に乗せたシェルです。一方のNTはOS/2プロジェクトが怪しい雰囲気になった
ことから始まった全く別のOSです。OSとしては、現在のMac OS Xの方がNT
と近いOS。理由は構造を見れば一目瞭然。NTはDECのVMSの影響ばかり強調
されていますが、どちらもカーネギーメロン大学時代のMachプロジェクトの影響
を強く受けたカーネルになっています。実際開発チームにもMachプロジェクトから
引き抜かれた人がどちらにもいて多少なりとも影響を及ぼしています。
Mac OS Xの歴史的経緯は、NeXT社のNeXT Stepに遡れ、Mach + BSDという
モノリシックな基本的な構造は15年経った今に至るまで変わっていません。よって
Mac OS Xはマイクロカーネルでもないし、突然思い付いて作った新しいOSでも
ありません。対照的にAPIやドライバ等はかなり変わっているようですが。
旧Mac OSは、Macを作った時からの拡張路線を突き進んでSystem 6までは基本的
に同じOSです。System 7で大改革(32bit化という点でWindows 95に相当する)が
行われMac OS 9.2.2まで機能追加と改良が進められたものです。途中のMac OS 8
では、バグを減らすことが最大の目標だったこともあり、その後は比較的安定した
OSになりました。一番酷かった時代は、System 7.5の前後です。大きなバグや
仕様上の問題が多数あったままリリースされて、評価が地に落ちました。ちょうど
その頃、裏で動いていた新OSプロジェクトが破綻してしまい、新しいOSを外部から
調達することを決めて各OSや技術を評価した上でNeXT社買収で、紆余曲折を経て
Mac OS Xがリリースされたのが3年弱前です。初期バージョンは問題が多すぎたのは
Apple自体も含め誰しも認めるところで、Mac OS X 10.1は10.0のユーザには無償で
提供されましたね。その後のメジャーリリースは、有料ですがそれなりに対価を支払う
価値のあるものだと思います。Darwinやそれに付随する各種のプロジェクトもそれなり
に機能していてUNIXの代替として使うにも良い環境になってきているのは利用者なら
知っての通りですね。
荒らすつもりではないんですけど (スコア:-1, 荒らし)
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:1)
それは優秀なワームが蔓延したからであって、その数故にワームの蔓延しにくいMacOSと優劣を比較するのは無理があると思うのですが。
>マックの完成度はOSごとによくなっているようなので、しょうがないでしょう
98MEを除けばWindowsだって概ね良くなっていると思いますが。
完成度
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:1, おもしろおかしい)
macに敵うOSはないっす。
MSは、DOSから現状まで、血が繋がってます。
DOS->3.1->95->98->SE->ME->2000->XPとバージョンアップ毎に
レガシーな部分(主にDOS)は消えていきましたが、基本的には
同じ系統の物です。
#NT系列も同じ事です。
Macはといえば、OS 9でAppleの管理能力の限界を超えて破棄されました。
エンバグで悩み、保守も管理もAppleの手におえない状況でした。
#バージョンアップを重ねるたびに不安定になるOSなんてものは旧MacとWindowsの一部のバージョンだけでした
#アップデート版に限らず新製品でも同じ
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:1)
CP/Mのコードをコピーして作られたと言われていた86DOSを騙し同然で買い取り、
自社製品としてIBMにライセンスを売り付けるところから始まったのが、MS-DOS
の由来。基本的にWindowsはWindows MEまでのOSは拡張に拡張を重ねたDOS
に乗せたシェルです。一方のNTはOS/2プロジェクトが怪しい雰囲気になった
ことから始まった全く別のOSです。OSとしては、現在のMac OS Xの方がNT
と近いOS。理由は構造を見れば一目瞭然。NTはDECのVMSの影響ばかり強調
されていますが、どちらもカーネギーメロン大学時代のMachプロジェクトの影響
を強く受けたカーネルになっています。実際開発チームにもMachプロジェクトから
引き抜かれた人がどちらにもいて多少なりとも影響を及ぼしています。
Mac OS Xの歴史的経緯は、NeXT社のNeXT Stepに遡れ、Mach + BSDという
モノリシックな基本的な構造は15年経った今に至るまで変わっていません。よって
Mac OS Xはマイクロカーネルでもないし、突然思い付いて作った新しいOSでも
ありません。対照的にAPIやドライバ等はかなり変わっているようですが。
旧Mac OSは、Macを作った時からの拡張路線を突き進んでSystem 6までは基本的
に同じOSです。System 7で大改革(32bit化という点でWindows 95に相当する)が
行われMac OS 9.2.2まで機能追加と改良が進められたものです。途中のMac OS 8
では、バグを減らすことが最大の目標だったこともあり、その後は比較的安定した
OSになりました。一番酷かった時代は、System 7.5の前後です。大きなバグや
仕様上の問題が多数あったままリリースされて、評価が地に落ちました。ちょうど
その頃、裏で動いていた新OSプロジェクトが破綻してしまい、新しいOSを外部から
調達することを決めて各OSや技術を評価した上でNeXT社買収で、紆余曲折を経て
Mac OS Xがリリースされたのが3年弱前です。初期バージョンは問題が多すぎたのは
Apple自体も含め誰しも認めるところで、Mac OS X 10.1は10.0のユーザには無償で
提供されましたね。その後のメジャーリリースは、有料ですがそれなりに対価を支払う
価値のあるものだと思います。Darwinやそれに付随する各種のプロジェクトもそれなり
に機能していてUNIXの代替として使うにも良い環境になってきているのは利用者なら
知っての通りですね。
#無知晒しなのかネタなのか(?)にマジレスで悪かったかな。
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:1)
> モノリシックな基本的な構造は15年経った今に至るまで変わっていません。
Mach + BSDってモノリシックて言うのかなぁ。
ちょっと違うような気もしますが... 勘違いかなぁ。
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:1)
しれませんが、他の方も書いている通りマイクロカーネルではありません。
ましてNeXTの場合だと採用したMach 2.0自体がマイクロカーネルでは
なかったのだし。完全に分離されてマイクロカーネルになったのはMach 3.0
からだそうですが、Mac OS XのDarwinではやっぱりパフォーマンスの点
からかNeXT方式のカーネルにしています。
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:0)
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:2, 参考になる)
実際には実用を考えると、そういったコストの高いことはしない
マイクロカーネルと言いつつも、モノリシックよりも一層モノリシッククサい仕様になってることはままある。
モノリスなkernelはメモリ管理 スケージューリング ハード管理 ネットワーク周りの管理がkernelの仕事。
マイクロカーネルはその限りではない。
#といっても、より細分化されて、必ずしも内在させる必要性がなく保守性 可搬性に優れる といった程度しかわかってない。smalltalk的なイメージが強いが間違ってるかな?メッセージングとか。
WindowsもOS Xもマイクロカーネルだが
主要な物はkernel組み込み。
#じゃないとパフォーマンス悪い
もしくは、kernelプロセス化してる。
#理由は同上
とくにMach由来なものは、まぎれもなくマイクロカーネルであるが(定義ではね)
その実装はマイクロカーネルとは言い難し。
まあパフォーマンスを考えてくれてるんだから、それ文句言おうとはおもわないな、理想主義なOS研究家でもないし。
ぶっちゃけ、実用を考えると本来あるべきMachの姿では
現状においてパフォーマンスがいまいち。
#ハードでごり押してもいいだろうけど、非効率は非効率だわな
大見得きってマイクロカーネルですって言い切れるのは
MinixとGnu Hurdくらいかな(あとはNeXT?)
Beもそうかな?
#Beの描画周りもkernel組み込みだっけ?
Re:荒らすつもりではないんですけど (スコア:0)
マイクロカーネルとして設計されコンパクトなコアとその周辺が
通信することで機能しています。
ですから一般に言うモノリシックには該当しません
NeXT社の実装ではパフォーマンスを重視してコア部分とその周辺の
メモリ空間が共有されていたため、混同されがちです