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2023年のアップル人気記事トップ10
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パテント

特許庁曰く、「MAC」は日本ではコンピュータとして周知されていない 104

ストーリー by nagazou
マクドナルドのせいではなかった 部門より

知財コンサルタントの栗原潔氏の記事によると、商標出願関連のTwitterアカウント「商標審決」のツイートに興味深いものがあったという。中国系企業がMacBookの換装用SSDとして販売された「macrevive」という製品の商標問題で、これに対して米Appleが商標法4条1項15号(他社の商品との混同)[PDF]を理由に異議申立を請求した。この異議申立の際にApple側は「MAC」がコンピューターの呼び名として周知されていることを示す証拠を提示した。しかし、特許庁によると、

申立人使用商品の我が国における販売数量、売上高など販売実績を示す主張はなく、また、それを客観的に確認できる証左も見いだせない(略)申立人の業務に係る商品「パーソナルコンピュータ、オペレーティングシステム」を表示するものとして、いずれも需要者の間に広く認識されていたものと認めることはできない。

という判断を下したそうだ。つまり日本においてはMACという商標は、Apple側が出荷台数や売り上げなどのデータを提示しなかったことから一般の認知度に関する証拠が不十分。日本ではMACはコンピューターを示す言葉として周知されていない、ということになるようだ。なお過去にも同様の判断をされた異議申立が存在する模様。

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Android

9to5Google が考える、iOS が Android よりも優れているとみなせる 10 の理由 149

ストーリー by nagazou
理由とかいて「わけ」 部門より
headless 曰く、

iOS が Android よりも優れているとみなせる 10 の理由を 9to5Google がひねり出している (9to5Google の記事)。

9to5Google ではもちろん Android を大いに支持しているが、1 月 2 日の記事で Android が iOS よりも優れていると思う 10 の理由を挙げており、公平を期すため iOS が Android よりも優れていると認めざるを得ない点を検討したのだという。

iOS が Android より優れているとみなせる 10 の理由は以下の通り。

  • モデル数が少なく、選びやすい
  • サードパーティアプリが多様性に富み、更新頻度も高い
  • システムアップデートの提供頻度が高く、提供期間が長い
  • Appleデバイス間での優れた相互運用性
  • デバイスのパフォーマンスが高い
  • サードパーティ製のプリインストールアプリがない
  • 優れた電源管理
  • 豊富なアクセサリー
  • デザイン
  • iMessage

一方、Android が iOS よりも優れている 10 の理由は以下のようなものだった。

  • 優れたAlways -On Display
  • Googleアシスタント
  • 通知
  • 指紋スキャナー
  • 高速な充電
  • USB Type-C
  • 低廉な平均価格
  • プラグイン方式で追加できる機能
  • フォームファクターの種類が豊富
  • 高いカスタマイズ性

スラドの皆さんが iOS デバイスを選ぶ、もしくは Android デバイスを選ぶ理由は何だろうか。

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Google

公取委、スマホOSの2社寡占を問題視へ。法整備を提言 97

ストーリー by nagazou
どうなりますか 部門より
公正取引委員会は9日、スマートフォンOSとアプリに関する報告書を公表した。国内のOSはAppleのiOSとGoogleのAndroidに2分されている状況にあるが、市場は両社の寡占状態にあることから「十分な競争圧力が働いていない」とする分析を出している。またアプリストアに関しても両社の寡占状態にあると指摘しており、両社がOS提供者としての立場を利用して自ら提供するアプリやサービスをOS更新への対応で優遇したり、ストア運営者として自社アプリをストア内のランキング表示などで有利に扱ったりすれば、独禁法上問題となる恐れがあると指摘した。その上で実効性を法律による制度整備により担保するべきとする提言をしている(時事ドットコム)。
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バグ

iPhone 15でUSB-Cモバイルバッテリーを逆充電 85

ストーリー by nagazou
あらら 部門より
新たにUSB-Cに対応したiPhone 15シリーズでは、USB-C対応のモバイルバッテリーによるiPhoneへの充電がしやすくなるといった期待が持たれていた。ところが、特定の条件ではiPhoneからUSB-Cモバイルバッテリーに充電してしまうという逆充電問題が発生していることが報告されている(MacRumorsソフトアンテナINTERNET WatchiPhone Mania)。

この現象は一部のUSB-C対応モバイルバッテリーにのみ起こるとされ、具体的な製品名としてはAnker PowerCore Slim 10k PDの名前が挙がっている。この問題は、iPhone 15シリーズが持つ、Apple Watch、AirPods、他のiPhoneを充電するための逆充電機能に関連している可能性が高いと推測されている。

現時点ではこの問題に対する明確な解決策は存在せず、iPhoneを確実に充電する唯一の方法としてはモバイルバッテリー側のUSB Aポートを使用することだという。Anker側は、解決策を見つけるためにさらなるテストを行う予定としている。
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iPhone

Siri、ムエタイを教えるトレーナーの言葉を聞いて緊急通報 54

ストーリー by headless
緊急 部門より
オーストラリア・シドニーでムエタイを教える男性の言葉を Siri が勘違いし、15 人ほどの警官と数台の救急車がジムに出動する騒ぎとなったそうだ (news.com.au の記事The Register の記事ジムのオーナーによる Instagram 投稿)。

男性がその日最初の生徒を指導していた 17 日 7 時 45 分頃、銃撃 (gun 'shot') の通報を受けたという警官が一人ジムにやってくる。続いて 15 人ほどの私服を含む警官と数台の救急車が到着し、通報者としてこの男性の名前「Jamie Alleyne」と似た「Jamie Avery」のような名前を挙げたという。Alleyne 氏は携帯電話を手元に置いていなかったのに通報するわけがないと思ったが、発信履歴を確認したところ緊急通報番号の一つである「112」番に 1 回発信していたことが判明した。

その朝 Alleyne 氏は Apple Watch を装用していたが、トレーニング用のパッドに押されて Siri がたびたび起動したので取り外したという。しかし、Siri が起動したタイミングでパンチやキックの組み合わせを「1-1-2」と生徒に指示したことで緊急通報番号に発信され、生徒をほめた「good shot」「nice shot」を聞いた緊急通報オペレーターが銃撃の通報と誤解したようだ。報告を受けたジムのオーナーはコントのような展開に驚き、Alleyne 氏は通報から出動までの速さに感銘を受けたが、Siri は無効化することにしたとのことだ。
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ノートPC

Apple、M2 ProとM2 Maxおよび搭載MacBook ProとMac miniを発表 55

ストーリー by nagazou
発表 部門より
headless 曰く、

Apple は 17 日、次世代 SoC である M2 Pro と M2 Max およびこれらのチップを搭載する MacBook Pro と Mac mini を発表した (プレスリリース: M2 Pro / M2 Max新 MacBook Pro新 Mac mini)。

M2 Pro は高い電力効率でパワフルな M2 チップをスケールアップしたもので、最大 12 コアの CPU と最大 19 コアの GPU、最大 32 GB の高速ユニファイドメモリを実現する。M2 Max の CPU コア数は M2 Pro と同じく 12 コアだが、GPU コアは最大 38 となり、2 倍のユニファイドメモリ帯域と最大 96 GB のユニファイドメモリを実現する。これにより、M2 Max はプロ向けノートブック用として世界で最もパワフルで電力効率の高いチップになっているとのこと。

同日発表された新 MacBook Pro は M1 Pro/M1 Max を搭載した従来の 14 インチ / 16 インチ MacBook Pro を置き換えるもので、本体は従来モデルと同サイズになっている。重量は搭載チップによって従来モデルよりも重いものと軽いものがある。価格は 14 インチの M2 Pro モデルが税込 288,800 円から、M2 Max モデルが税込 448,800 円から。16 インチの M2 Pro モデルは税込 348,800 円から、M2 Max モデルは税込 498,800 円からとなる (製品情報)。

新 Mac mini は M2 または M2 Pro を 搭載し、価格は M2 モデルが税込 84,800 円から、M2 Pro モデルが税込 184,800 円からとなっている (製品情報)。新 MacBook Pro、新 Mac mini ともに 2 月 3 日発売で、既に予約注文を受け付けている。

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パテント

Apple、戦術ミスで「Apple Music」商標登録に失敗 62

ストーリー by headless
失敗 部門より
Apple が米国で保護対象にライブ演奏を含む商標「Apple Music」を出願していたが、ライブ演奏に関する類似商標権者からの申立に先使用権を主張するという戦術ミスにより、すべての登録が拒絶されるという結果になったそうだ (9to5Mac の記事IPWatchdog の記事裁判所文書: PDF)。

Apple の商標はビートルズが設立した英 Apple Corp から取得したものであり、元々音楽レコードなどが対象に含まれる。そのため、音楽に関連する商標区分は Apple の有利に働くとみられていた。しかし、ライブ演奏を対象にした「Apple Music」商標にトランペット奏者の Charlie Bertini 氏が異議を申し立てる。Bertini 氏は 1985 年から「Apple Jazz」というタイトルで演奏会を行っており、「Apple Music」が演奏会の商標として使われた場合に混乱を招きやすいという主張だ。「Apple Jazz」商標は1991年に登録されているという。

米特許商標庁商標審判部 (USPTO TTAB) では両方の商標を認めるには名称が類似しすぎていると判断したものの、Apple の先使用権を認めた。しかし、Bertini 氏の控訴を受けた米連邦巡回区控訴裁判所では、Apple Corp の商標が録音物を対象としたものであり、ライブ演奏に対する Apple の優先権はないと判断。Apple はライブ演奏を出願から除外し、他の商標区分だけで出願が認められるよう控訴審を担当した判事による再審理と全法廷での再審理を請求したが、請求はいずれも却下された。
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iPhone

AppleはiPhoneの新充電端子をどのように紹介するのか 85

ストーリー by headless
紹介 部門より
Apple は EU 指令に従うしかなくなって次期 iPhoneで充電端子を USB Type-C に置き換えるとみられるが、発表会で EU の影響に触れることは決してないとの見方もあるようだ (Android Police の記事)。

Apple は他社製品が既に搭載している機能でも同社製品に搭載する際は世界初の新機能であるかのように発表し、ユーザーが戸惑うような変更を導入する際は素晴らしいイノベーションを皆にもたらすかのように発表してきた。iPhone 4 で受信状態が悪くなる問題が発生した際、故スティーブ・ジョブズ氏は金属部分に触れる持ち方をやめるべきだと断言している。

共通の充電端子は複数のデバイスを利用するユーザーにとってメリットとなる一方、既存のアクセサリーが使用できなくなるデメリットもある。USB Type-C 端子を搭載する iPhone は 13 日のイベントでの発表が予想されるが、新充電端子をどのように紹介するのだろうか。スラドの皆さんのご意見はいかがだろう。
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iPhone

Apple、iPhone 14 Proのディスプレイに高度な製造過程を用いるようSamsungに注文 42

ストーリー by headless
注文 部門より
Apple が iPhone 14 Pro シリーズの長円形カットアウトによるディスプレイの劣化や画質の低下を防ぐため、より高度な製造過程を使用するよう Samsung に注文したと報じられている (9to5Mac の記事Mac Rumors の記事The Elec の記事)。

長円形カットアウトでは OLED パネルに穴をあけるため、穴の周囲に壁を作って周辺ピクセルの損傷を防ぐ必要がある。Samsung はレーザーを用いた技術でこれを実現できたが、Apple はインクジェットデバイスを用いて処理するよう求めたという。インクジェットデバイスは Samsung の子会社 SEMES が作っており、入手に問題はなかったとのこと。

iPhone 14 Pro Max のディスプレイは LG も供給しているが、LGはもともとインクジェットデバイスを用いていたそうだ。なお、iPhone 14/14 Proシリーズでは起動時やスリープ解除時にランダムな横線が表示される問題も発生しているが、本件とは無関係とみられる。
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アップル

Apple初のARヘッドセット「Vision Pro」は「空間コンピュータ」 113

ストーリー by nagazou
成功するか 部門より
headless 曰く、

Apple は日本時間 6 日、AR ヘッドセット「Vision Pro」を発表した (プレスリリース製品情報ページ)。

Vision Pro はユーザーが現実の世界から離れることなく、デジタルコンテンツをシームレスに融合する革新的な「空間コンピュータ」だという。世界初の空間オペレーティングシステム「visionOS」は目や手、声で操作できる 3D インターフェイスを備え、デジタルコンテンツが実際に目の前に存在するかのような操作を可能にする。M2 チップに加え、12 のカメラや 5 つのセンサー、6 つのマイクからの入力を処理する新開発の R1 とのデュアルチップデザインにより、リアルタイムの映像ストリーミングを実現するとのこと。

両目合わせて 2,300 万ピクセルを詰め込んだ Vision Pro のディスプレイはアプリに無限のキャンバスと完全な 3D インターフェイスをもたらし、横幅 30m に感じられるスクリーンと空間オーディオにより、どのような場所でも自分だけの映画館に変えることができる。Vision Pro を使用している人に誰かが近付くと、デバイスの表示が透過して近付いてくる人を見ることが可能になる一方、デバイスにユーザーの目を表示する「EyeSight」機能も備える。

Vision Pro のフレームはユーザーの顔に沿って滑らかにフィットし、遮光パッドやヘッドバンドなどのパーツで構成されるモジュラーシステムによりカスタマイズできる。Vision Pro は AC 電源接続時に 1 日中使用できるよう設計されており、バッテリー駆動では最大 2 時間の使用が可能だ。米国では来年初めの発売予定で、価格は 3,499 ドルから。米国外でも来年発売予定となっている。

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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