Facebookログイン情報を盗むアプリ400本以上、AppleとGoogleの公式ストアで見つかる 11
ご注意 部門より
Apple と Google の公式アプリストアで Facebook のログイン情報を盗み取ろうとするアプリが今年 400 本以上見つかったとして、Meta がユーザーに注意喚起している (Meta のニュース記事、 The Verge の記事、 Neowin の記事、 9to5Mac の記事)。
これらのアプリは便利なツールや楽しいゲームのふりをしてインストールさせ、実行に必要だとして Facebook へのログインを要求するという。アプリストアでの否定的なレビューを隠すため偽レビューも投稿する。一度ログインを許可してしまうと、攻撃者はアカウントへのフルアクセスが可能となり、友達にメッセージを送ったり、個人情報にアクセスしたりすることも可能になる。
そのため、ソーシャルメディアのログイン情報を要求するアプリは疑ってかかるべきであり、アプリをダウンロードする前に否定的なレビューを含めてアプリの評価を確認すべきであるとのこと。また、約束している機能が本当に提供されるかどうかの確認も必要だ。
悪意あるアプリを万が一ダウンロードしてソーシャルメディアなどのログイン情報を入力してしまった場合、アプリを削除してパスワードをリセットし、2 要素認証 (認証アプリを使用するのが望ましい) やログインアラートを有効化するよう Meta では推奨している。
Meta が発見した悪意あるアプリは Android アプリが 355 本、iOS アプリが 47 本。フォトエディターが 42.6 % と多く、ビジネスアプリ (15.4 %) とスマートフォン活用ツール (14.1 %)、ゲーム (11.7 %)、VPN (11.7 %) が続く。Apple と Google には記事公開前に連絡しており、App Store と Google Play ではすべてのアプリが削除済みとのことだ。