加熱するパテント戦争、今度は HTC が 3 つの特許に関して Apple を提訴 34
ストーリー by reo
実際これでどれぐらい儲かってるのか 部門より
実際これでどれぐらい儲かってるのか 部門より
headless 曰く、
8 月 16 日、HTC は Apple 製品が同社の特許に抵触している疑いがあるとして、米国際貿易委員会およびデラウェア連邦地裁に訴状を提出したとのこと (Reuters の記事、MacRumors の記事より) 。
対象となる特許は 3 つで、主に Wi-Fi 関連のもの。iPhone, iPod Touch, iPad だけでなく、Mac も含まれるとのことで、HTC は該当製品の米国への輸入及び販売を差し止めることを目指しているようだ。対象となる特許技術は、
- US Patent 7,765,414: PDA と無線通信システムを統合するための回路と運用方法
- US Patent 7,672,219: 直交周波数分割多重方式を使用した複数端末間での通信
- US Patent 7,417,944: 打ち合わせ回線の変調技法
などとなっている。
Appleが偽証してた疑惑ネタ (スコア:1, 興味深い)
意図的に修正されていたという疑惑がニュースサイトで指摘され、
その次の日にドイツの地裁が販売差し止め範囲を縮小したという
ストーリーのタレコミを絶賛スルー中なのはなぜだろう?
Appleが偽証して裁判官を騙したと判断された場合、EUではサムスンが
勝利する可能性も高いんだが。
Re:Appleが偽証してた疑惑ネタ (スコア:1)
まああせりなさんな。15 時まで待て。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
こんな争いばっかやってたら、業界自体が衰退しないかね (スコア:1)
いまだって、サムソンにしろ多くの企業はアップルの発想に寄りかかったものしか作れてないし(いいすぎ?)、
ジョブスみたいのがいなくなったら、アップル自体も過去の遺産を食いつぶして、特許戦争に躍起になるだけの会社になる気がする。
マイクロなんとか社みたいに。。。
結果的に、サービスとかソフトウェアの方ばかりに人が流れそうですよ。
Re:こんな争いばっかやってたら、業界自体が衰退しないかね (スコア:1, 参考になる)
http://www.techvisor.jp/blog/archives/1804 [techvisor.jp]
マイクロソフトは特許についてはオープン、アップルは閉鎖的とされていますが…
(私も同じ印象です)
MSは昔のイメージが定着しすぎ?
Re: (スコア:0)
似たような、ちょっといいものを戦略的に安く提供することでMSは先行者を潰してもうけてたって感じ
Re: (スコア:0)
素直にMS製品を選ぶなー
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
もう既にサービスやソフトウェアの方に人は流れてるし、全体としてはそっちのビジネスの方が利益率が高いでしょ。
その指摘は現に存在する大きな流れの中の一部を取り出して見たに過ぎないと思うよ。
Re: (スコア:0)
競争は良いことだと思うし、世界に打って出る気満々の中台韓メーカーのガッツは称賛すべきでしょう。
SamsungはApple製品のパーツ供給元でもあるけど、それはそれ、これはこれ。
日本のメーカーも似たような商品だしてるけど、戦う前から負けてるしね。
Appleから投資話がくるかも知れないから腰が引けちゃったりしてるのかな。
Re: (スコア:0)
Re:こんな争いばっかやってたら、業界自体が衰退しないかね (スコア:1, すばらしい洞察)
Appleというかジョブスこそ他人のアイデアにおんぶに抱っこだったわけで・・・
そうそう。
既存技術の寄せ集めにすぎんのよね、iPhoneもiPadも。
スペック的にも大したことは無い。
だから他のメーカーもすぐさま同様の製品を作れる。
すでにある技術だし、似たような製品もあるし、どの企業が最初に作ったっておかしくないのにどうしていつもAppleが最初に成功する製品を作れるのか。
ブランドを最大限活かすことや売り方もあるだろうけど、そのへんがいつも興味深い。
Re: (スコア:0)
Apple以外の企業はアイデアがあっても有効に使えていない
技術もアイデアも単体では何の役にも立たない、使いこなしてこそ生きてくる
ってのを如実に表しているだけでは?
確かにやり方はかなりアレだが、ジョブズのような着眼点を持った人間が消えた時点で
真に衰退への道を歩み始めると思う。
パテントを熱する? ヒーターのパテント? (スコア:1)
×加熱
○過熱
オフトピック (スコア:0)
過熱(superheat)ではなくて、加熱(heat)であっても、十分意味は通りますから
パテントを熱する? ヒーターのパテント?
というサブジェクトは少々言い過ぎだと思います。誤字の指摘はもっとシンプルのほうが好ましいと思います。
Re:オフトピック (スコア:1)
>過熱(superheat)ではなくて、加熱(heat)であっても、十分意味は通りますから
とすると、「加熱するパテント競争」ってパテント競争さんが何かを熱しているわけですよね。
そういう意味のタイトルで意味が通るって、パテント競争さんが何を加熱しているか説明して
もらえますかね?続くのは「今度は HTC が 3 つの特許に関して Apple を提訴」なんですが、
これのどれを加熱しているのかな?
そして、その加熱方法はレンジですか?コンロですか?火炎放射器ですか?それらをちゃんと
意味が通る文章にしてもらえるとありがたいですね。
英語で何か並べていますが、日本語なんですよね、そこらへんは理解されているかな?
Re: (スコア:0)
日本語の間違いを何故わざわざ英語にして理解しようとするのかな?
少なくとも日本では「加熱(熱を加える)」を「過熱(物事が行き過ぎる)」の意味では使わない。
#そもそも英語でも「heat」ではなく「heatup」だけどな。
そうして (スコア:0)
国対国の戦争から企業対企業の、企業間戦争が始まるわけですね。
#ゼネラルリソースとニューコムはまだか
この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:0)
この特許がどこまで有効かはわかりませんが、
確実に言えることは、これからも訴訟合戦は進むことでしょう。
もしかしたらそれもAppleの狙いのうちかも?
何と言っても訴訟はお金がかかりますからね。稼いでいるApple側は問題ないけど、モトローラのようにあれだけ端末売っても赤字になるぐらい利益率の低いAndroid携帯を売っている方としては訴訟負担もバカにならないでしょう。
そしてそれを喜んでいるのはNokiaやMS
特にNokiaは訴訟合戦になることを見越してAndroidの採用をやめたので、Nokiaの経営者は見る目があったということかもね。
(NokiaとAppleも訴訟合戦してたけど、今は解決済み。Apple側にはAndroidの採用を見送ることにしたNokiaを訴える意味がなくなったとも言えるが、裏で何か取引があったかも?)
Re:この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:5, 興味深い)
ここまでパテント戦争が拡大したのはApple想定外だと思いますけどねぇ。そもそもAppleはパテント的には圧倒的に「訴えられる側」なんですよ。実は見た目上反訴していてもほとんどが即座に却下されています。
Appleは、通信だとNokiaやMotorola、カメラでKodak、といった「普通こことライセンス契約結ばずに製品作ることは有り得ないだろう」という会社とライセンス未契約のまま製品を販売しています。Appleくらいの規模の会社がこの辺のライセンス契約を結んでいないことは無いと言って良く、Appleははっきりと「特許を踏み倒してコストダウン」を前提とした戦略を取っていると言えます。
これはスタートダッシュでライセンス料を踏み倒すことで原価を安く抑えてシェアを稼ぐというメリットがあり、この作戦が最も奏功したのが有名なZen特許訴訟ですが、一方後で相手が傾いたところで足元見て和解することが不可欠です。
しかし、ここまで事態が炎上してしまうと、明らかに必須な有力特許をAppleが踏み倒している(少なからずあるクロ確定な)ケースにおいて、特許保有企業が傾いて来たところでAppleが即金での和解を持ちかける、という勝利パターンに持ち込む前に、パテントトロールや競合他社が特許を買収してしまうという危険が出てきます。
例えばApple対MotorolaのようなApple側クロ確実なケースでも、Motorolaが傾いたところで足元見て和解したかったわけですが、和解前にGoogleに買収されてしまいMotorola特許踏み倒しの賭け金は一気に上がってしまいました。これは明らかにAppleにとって望ましい状況ではありません。
Re: (スコア:0)
訴訟合戦はAppleの戦略の一部でしょうけど、ほんとに和解したかったのかなぁ
今の利益率や現金保有額を考えると、まぁ訴えられる側であることは確かだけど、わざわざ儲かっていない企業を訴える理由にはならないと思うけど。
そんなことしても普通はライセンス料が下がることはないだろうし(訴えられてからの反訴は別だが、自分から戦いを挑む必要は?)
でも相手の訴訟資金が尽きるまで粘って、大幅な譲歩を得るのは有効な手段の一つなのは確かだが、本当に勝つ見込みがあれば投資してくれる投資家はいるだろうし
モトローラの特許の有効性は疑問ですね。実際Google
Re:この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:1, 興味深い)
> 今の利益率や現金保有額を考えると、まぁ訴えられる側であることは確かだけど
違います。大きいか小さいかではなく、特許違反をされる側かする側かということです。
NokiaやMotorolaも明らかに訴える側の会社です。MSは利益率も現金保有額も多いですが訴える側です。Appleは訴えられる側です。むしろあの規模でここまで訴えられる側の会社になっているのはAppleくらいなので、大きい小さいの問題ではありません。
各訴訟では形式的な反訴は行われていますが、明らかにぶつけ合っているパテントの威力には差があり、Appleが他社にぶつけているパテントは明らかにしょうもないパテントばかりなのに対して、ぶつけられる方は明らかに「やばい」パテントをぶつけられています。しょうもない特許をひたすらぶつけてくるパテントトロールが相手ではないのです。
何故そうなっているかというと、他社が普通ビビって踏み倒さないような「やばい」パテントのライセンスをAppleが常習的に踏み倒しているからです。法務が想像を絶するほど無能というのでないのなら、経営判断として意図的にやっているとしか考えられません。だから、Appleは訴えられる側になっているのです。
Re: (スコア:0)
え?でも儲かってない企業を訴えても意味ないでしょう。
仮にパテント料を勝ち取っても、ほとんど売れてなければ意味ないし、利益出てなければ潰れて回収も難しいですからね。
あと今の特許って発売前に全て調べるのは無理難題でしょ
新しく作った技術は全て特許を出してみて、とれなかったら他社が先にとっていたことがわかるかもしれないけど・・・限界があるよね。
無線や携帯周りは技術の固まりだから、長く開発を続けてきた企業に特許関連が沢山たまっていることは当たり前だし、今後も特許訴訟は増えるでしょう。
そしてそれがあなたが言うように本当
Re:この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:1, 興味深い)
……は?いや、何言ってんの。
相手はその辺の泡沫ベンチャーじゃないよ。NokiaとかMotorolaだよ。これコンピュータの世界で言うとIBMやIntelに一切特許料払わずにx86互換CPU作りましたって言ってるようなレベルよ?ここの特許を一切踏まずにこの業界でモノ作るとか有り得ないって相手だからね?Apple以外のまともな会社はみんな包括で契約してるのよ?
いやAppleはまともな会社じゃないとするなら、まともな会社はみんな契約してると言い換えてもいいか
ま、ちなみにNokiaにしてもMotorolaにしても、iPhone発表されてすぐにライセンス契約を求めていて、3年ほど我慢した上での提訴なんだけどね
今から思えば初手で販売差し止め訴訟を起こすべきだったんだろうな
SLAPPと言うのがありましてな(Re:この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:1)
>え?でも儲かってない企業を訴えても意味ないでしょう。
>仮にパテント料を勝ち取っても、ほとんど売れてなければ意味ないし、利益出てなければ潰れて回収も難しいですからね。
つ【債権】
仮に向こうがパテント料と損害賠償で倒産しても知らぬ存ぜぬ、精算時の最大債権者として君臨してケ○の毛一本残らない所まで毟り尽くせば良い。と言うのがAppleの立場なのでは。
要は、SLAPP(恫喝的高額訴訟)と同じで、(弊社の気に入らない)弊社に対抗するような商品開発すると痛い目見るぞ。と威嚇してまわってるんですよ。これが長く続けば、類似UIの競合製品(Android OSとか)を使用した商品を出す事は面倒事やあからさまな経済リスクを抱えることになるので、どの企業も敬遠するようになる→Appleが独占市場を形成できる。てなもんですよ。
Macの互換機潰した時から変わってないどころか更に酷くなってる。
>あと今の特許って発売前に全て調べるのは無理難題でしょ
>新しく作った技術は全て特許を出してみて、とれなかったら他社が先にとっていたことがわかるかもしれないけど・・・限界があるよね。
実際、特許制度はそんなものですよ。
Stallmanが(主にソフトウェアに対する)特許制度の弊害を言い出してからもうすぐ30年になりますが、状況は何ら改善しないどころか技術囲い込みですらない恫喝的な使われ方が蔓延してる。
Re: (スコア:0)
アップルって商標すらチェックせずに発売後にいつももめていますよね。
きっとアップルの法務部門は無能の集団なのでしょう。
OSはBSDベースで独自開発できない。
ハードウェアも結局x86系にして
今のアップルってブランドイメージだけで技術もない会社に成り下がっていますよね。
Re: (スコア:0)
> 今のアップルってブランドイメージだけで技術もない会社に成り下がっていますよね。
本当に技術がないかどうかは知りませんが、強大な販売力を持っていれば
技術力なんてあんまり関係ないですよ。
国内だってヤマダ電機などの家電量販店と家電・電機メーカーの力関係を
見れば一目瞭然です。
Re: (スコア:0)
即座にAppleが負けたのは見えませんかそうですか。
じゃあ何言っても無駄だ。
Re: (スコア:0)
即座って1年以上もめてなかった?
その間にNokiaの売り上げが落ちて、パテント料とっても意味はなくなってたよね。
あとWindowsを採用することになれば、マイクロソフトとのクロスライセンス契約があって訴えられることはなくなるってことだったはず
でもHTCはなぜまだ訴訟合戦が続いているのだろう?
マイクロソフトへライセンス料を払っているのは、てっきりAppleから訴えられても大丈夫なようにの保険だと思ったんだけど。。
まぁ無駄と決めつける人とは議論も何も出来ないけどね。
Re:この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:2, 参考になる)
提訴から1年で決着って、いくら裁判早いアメリカでも「瞬殺」に等しいですよ。
というか、お互いに証拠物を出し合い終わる前にAppleが降伏したような状態ですね。
> その間にNokiaの売り上げが落ちて、パテント料とっても意味はなくなってたよね。
ある意味そうで、AppleがiPhone発売して以来ずっと踏み倒し続けてきたパテント料ですが、Nokiaが今更徴収しても全く元は取れず、Appleの方は特許を盗み続けている期間に稼いだアドバンテージでパテント料以上の利益を得ています。
ですから、まあ結果論として「裁判はApple全面敗北」でありながら「商売としてはAppleが盗んだもん勝ち」になっていますね。
これは何というか、ある意味とても画期的なことです。普通の企業は仕様上絶対避けて通れるわけがない特許は必ず前もってライセンス契約しておくのが当たり前ですが、Appleは「真っ黒と分かっていても堂々と盗んでスタートした方がかえって得」という驚くべき逆転の発想をしてきて実際に得だったわけですから。これはiPodでZENを丸パクして大成功したあたりからはっきりと戦略的に行っている感があります。
ただ長期的に見ると、特許がパテントトロールに渡った時に全力でパテント料回収に来られる、という危険があるのでいかんせん隙間的なテクではあると思います。そもそも対Nokia戦も結構ギリギリで、NokiaがiPhone販売差し止めの仮処分を申請しないなんて甘い対応だったのに助けられていますしね。
そういう意味ではMotorolaがGoogleに買収されたというのはAppleにとっては若干ラッキーです。Motorolaは下手すると販売差し止め請求を出す可能性がある(そして出したら恐らく通る)相手ですが、Googleはあまりそういうことをしなさそうな相手ですので。
Re:この特許がどこまで有効かはわかりませんが (スコア:1, 参考になる)
AndoroidじゃなくなったからAppleが訴えるのを止めてあげたわけでない(むしろ逆だね。Appleが特許侵害認めてライセンス契約してもらった)し、マイクロソフトとの提携もまったく無関係。
加熱→過熱 (スコア:0)
T/O
特許というシステムの限界 (スコア:0)
国内でも時々出てきますが、特にソフトウエアなど物理的振る舞いを直接的に
持たない無形物に対して現行の特許システムをここかしこで拡大解釈や
場合に依っては無理久利と言わざるを得ない解釈を当てはめているケースが
見当たります。
もう、特許という枠組みではない所の新たな発想を取り入れるしか解決策は無い
のではないでしょうか?
え、どんな発想かって?それを考えるのは高給取りかつ優秀なお役人様のお仕事ですよね。
まぁ、GPLなどが一つの解例ではないでしょうか?
そもそも、独占権利を与えるというスタート点が間違っている様な気がします。
#東京は涼しいのかもしれんが、暑い所もあるんだ。
Appleが訴えられる側になると (スコア:0)
ワラワラと沸く反特許厨。
わかりやすくていいね。