Apple、新型MacBook Proを発表 69
更新 部門より
更新されたのはTouch Bar搭載モデルのみで、Touch Bar非搭載13インチMacBook Proは従来モデルのままとなる。従来モデルで問題が発生しているバタフライキーボードは従来よりも静音化しているそうだが、問題が改善されているかどうかは不明だ。一方、2015年モデルの15インチMacBook Proはラインナップから外れ、現在クリアランスで販売されている。
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更新されたのはTouch Bar搭載モデルのみで、Touch Bar非搭載13インチMacBook Proは従来モデルのままとなる。従来モデルで問題が発生しているバタフライキーボードは従来よりも静音化しているそうだが、問題が改善されているかどうかは不明だ。一方、2015年モデルの15インチMacBook Proはラインナップから外れ、現在クリアランスで販売されている。
米Appleおよびアップルジャパンが、公正取引委員会からの指摘を受けて国内の携帯電話事業者(キャリア)へのiPhoneの納入契約を見直すという(朝日新聞、ITmedia)。
AppleはキャリアへのiPhone納入の際、端末販売時の値引き(端末購入補助の提供)を契約で取り決めていたという。公正取引委員会はこの契約について独占禁止法違反の疑いがあると指摘、Apple側はそれを受けてこの条項を見直すとのこと。そのほかにも注文数や料金プラン、下取りしたiPhoneについての扱いなどといった契約条項もあったそうだが、これらについてはある程度柔軟性のあるものだったとのことで不適切な取引とは認められたなかったという。
先日公開されUSB制限モードなどが話題となるiOS 11.4.1だが、「Taiwan」とタイプしたときに特定の言語や地域設定を施したiPhoneがクラッシュする問題がひっそりと修正されたことも話題となっている(GIGAZINE、Engadget Japanese、Yahoo!ニュース)。
報道によると、この不具合は国や言語の設定に中国や中国語を設定している場合に起きていたそうで、Appleが中国政府におもねって台湾国旗の絵文字を削除したが、対応が不完全で絵文字の変換処理でnull参照となりクラッシュしてしまったと分析している。
これが忖度なのか要求があったのかは不明だが、こうした対応がバグという形で白日の下に晒されてしまうというのは皮肉なものである。
Appleが9日に一般リリースしたiOS 11.4.1で、以前からたびたび話題に上っていたiOSのUSB制限モードが搭載された(AppleサポートドキュメントHT208857、The Vergeの記事[1]、Mac Rumors、Ars Technica)。
USB制限モードはパスワード保護された端末のロックを解除せずに一定時間経過すると、Lightningポートの機能が充電のみに制限されるというものだ。iOS 11.4.1の場合、USBアクセサリーやPCと接続するには少なくとも1時間以内にロックが解除されている必要があり、そうでない場合はロックを解除しなければUSBデバイスが認識されない。状況によっては充電もできない可能性があるそうだが、USB電源アダプターを接続した場合は問題なく充電できるとのこと。なお、「設定」アプリの「Face ID/Touch IDとパスコード」で端末ロック時のUSB使用を許可する設定にすることも可能だ。
主に捜査機関が使用するGrayKeyなどのiPhoneアンロックツール対策とみられるUSB制限モードだが、ElcomSoftによるとUSB制限モードに入る前であればLightning to USB 3 Camera AdapterのようなLightningポート用のアクセサリーを接続するだけで制限時間の延長が可能になる問題があるという。Lightningポート用アクセサリーであれば何でもよいというわけではないようだが、捜査機関は押収したiPhoneに充電も可能なアクセサリーを接続することで、アンロックツールが使える場所へ移動するまで制限時間を延長できる。押収時点でロック解除から1時間以上経過していればどうにもならないが、2年前の調査によるとiPhoneのロック解除は1日平均80回とのことで、持ち歩いているiPhoneが1時間以上ロックされたままになっている可能性は低いようだ(ElcomSoft blog、The Vergeの記事[2]、 SlashGear)。
米国ではiPhoneやiPadの所有が「金持ちの証」になっているという(Business Insider、iPhone Mania、Slashdot)。
全米経済研究所とシカゴ大学の調査によってまとめられた調査結果からこういった傾向が見られたという。調査対象は米国内の6394世帯で、年2回の対面アンケートでデータを収集したとのこと。研究者らは収集したデータを分析し、白人や黒人、男性と女性といった属性ごとの分析を行なったという。その結果の1つとして、2016年にiPhoneを所有するユーザーの69.1%、iPadユーザーの66.9%が「所得上位4分の1」に入る人だったということが分かったそうだ。
iPhoneはほかのスマートフォンと比べて価格が高いことがこういった傾向に繋がると見られている。ただ、Androidスマートフォンを使っているユーザーも59.5%が「所得上位4分の1」に入るとのことで、単純にスマートフォンユーザーは高所得な傾向があるとも言そうではある。とはいえ、過去の調査で所有が裕福に繋がるブランドとして挙げられているものは1992年が「Grey Pouponのディジョンマスタード」(62.2%)、2004年が「Land O'Lakesのバター」(59.2%)で、iPhoneはこれらよりも割合の数字が大きいことからiPhoneは裕福度を示すブランドとして突出しているという。
AppleはiOSデバイス向けの周辺機器に対し、公式に動作を保証する「Made for iPod/iPhone/iPad(MFi)」という認証を行っている。しかし、MFi認証付きの製品でも古い製品だと新しいデバイスやiOSでは正しく動作しないことがあるようだ。AKIBA PC Hotline!によると、ロジテックのiOSデバイス対応USBメモリ「USB memory for Lightning」シリーズの旧モデル(LMF-LGUGWHシリーズ)は、MFi認証を受けているものの、iOS 11ではUSBメモリ内の動画・音声ファイルの再生などが行えず、またiPhone XやiPhone 8/8 Plusには「非対応」になっているそうだ。
ちなみに後継となるLMF-LGU2GWHシリーズやLMF-LGU3AGBK シリーズではiOS 11やiPhone XやiPhone 8/8 Plusにも対応するとされている。
なお、LMF-LGU2GWHシリーズの製品ページにはMFi認証の説明として「iOSを最新版にアップデートしても引き続き使用できます」と記載されているが、LMF-LGUGWHシリーズの製品ページでは『Appleの正規ライセンス「Made for iPod/iPhone/iPad」を取得した安心して使用できる製品です。』としか書かれていない。
先日、AppleのMacBookシリーズなどに採用されている「バタフライキーボード」に対し欠陥があるとして集団訴訟が起きたという話題があったが、これに対しAppleが修理プログラムを発表した(CNET、theoutline.com、Slashdot)。
問題としては特定のMacBookおよびMacBook Proの「ごく一部のキーボード」で「文字が勝手に反復入力される」「文字が表示されない」「押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない」といった症状が現れるという。
修理対象となるのは2015年から2017年にかけて発表されたMacBook(Retinaモデル)およびMacBook Pro。
先日、Hacker Houseの共同設立者のMatthew Hickey氏は、「iOSのセキュリティ機能を回避して、パスコードを総当たり攻撃で突破できる脆弱性が発見された」と発表した。iOSには間違ったパスコードが10回入力されると端末のデータをすべて消去する機能があるが、パスコードを短時間で一気に送信することで、データ消去が実行される前にロックを解除できるという内容なのだが、この指摘は正しくないとAppleなどが反論している(iPhone Mania、CNET、Slashdot)。
ほかの研究者などの指摘によると、入力が早すぎる場合入力したデータがセキュリティプロセッサに送信されないことがあり、そのため高速な総当たりによるパスコード突破は現実的には行えないようだ。
Appleは18日、米国でiPhoneから緊急通報電話番号(911)への発信時、発信者位置情報を911センターに通知する機能をiOS 12に搭載すると発表した(プレスリリース、VentureBeat、9to5Mac、Mac Rumors)。
現在、911通報のおよそ80%がモバイルデバイスから発信されているが、有線電話時代の古いシステムでは正確に発信場所を把握するのが困難だという。AppleはAndroidが先行していたAML(Advance Mobile Location)にiOS 11.3で対応し、欧州などで通報センターへの位置情報提供が可能となっているが、米国ではAMLが導入されていない。
iOS 12では、業界標準のプロトコルに依存する911センターの既存のソフトウェアに緊急通報技術企業RapidSOSのシステムを統合することで、iPhoneの位置情報を迅速かつ安全に911センターに通知するという。位置情報はAppleが2015年に導入したHELO(Hybridized Emergency Location)によるもので、基地局やGPS、Wi-Fiアクセスポイントなどの情報から発信者の場所を予測する。
米連邦通信委員会(FCC)は2021年までに、少なくとも発信の80%について50m以内の誤差で発信者の場所を特定できるようキャリアに求めている。Appleによれば、FCCの要件よりも高い精度での位置情報取得を数年後ではなく、今年実現できるとのこと。911センターが発信者の位置を正確に把握できるようになることで、より多くの生命や財産が救えるようになると期待されている。
macOSのFinder(ファイルマネージャ)にはファイルの内容をプレビューする機能(「クイックルック」)がある。クイックルックではプレビュー内容のサムネイルを自動的にしてキャッシュするのだが、暗号化されたドライブやボリューム内に格納されたファイルに対してもキャッシュを作成しており、これによって保護されたストレージ内のファイルの内容が閲覧される可能性があるという(GIGAZINE、Bleeping Computer、Slashdot)。
サムネイル画像は通常は/var以下に作成されるテンポラリディレクトリ内に配置されているSQLiteデータベースファイル内に格納されるようだ。検証では、暗号化されたストレージ内のデータをクイックルックで閲覧後、そのストレージをアンマウントしたところ、その状態でもキャッシュ内に閲覧したファイルのサムネイルが残っていたことが確認できたという。
QualcommがiPhoneの輸入差止を求め、米国際貿易委員会に提訴していた件の審理が15日に始まった。この件について、Appleが少なくともQualcommの特許3件中1件を侵害していると判断するよう、ITCの不公正輸入調査室(OUII)調査員(弁護士)がITC判事に勧告したそうだ(Reuters、Bloomberg、9to5Mac、SlashGear)。
Qualcommは同社の特許がiPhoneの重要な機能を実現するのに必要だと主張しており、Intelのベースバンドチップを搭載したiPhoneの輸入に対する限定的排除命令(LEO)を求める訴状を昨年7月にITCへ提出していた。
Appleが侵害しているとされるQualcommの特許はバッテリー節約機能とのことで、米特許8,698,558とみられる。OUIIの勧告に強制力はないものの、判事は勧告に従うことが多いといい、iPhoneの輸入差止につながる可能性もある。
ただし、5Gの開発で中国との競争が激しくなっていることから、OUIIでは5Gに対応したIntelチップを搭載する将来のiPhoneモデルは除外すべきだとも述べているという。これについてApple側は、IntelがiPhoneのために5Gチップを開発することは公共の利益や安全保障上の利益にかなうものだと述べているとのこと。
判事はIntel幹部を含む証言の聞き取りを今週予定している。判断が示されるのは9月、最終決定は来年1月になるとのことだ。
にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー