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ヘッドフォンメーカーKoss、特許侵害でAppleを訴える」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2020年07月26日 15時46分 (#3858816)

    素人がアブストをサラッと読んだだけだけど、
      1,3,4,5番目(10,206,025、10,469,934、10,491,982、10,506,325)はオーディオ出力側にアダプタを挿す前提だから、Bluetoothだけを使うヘッドホン自体は対象外だと思う。
    2番目(10,298,451)はネットワークがない環境での自動設定に関してだから微妙だけど、接続情報を「リモートサーバーがホストしてるウェブサイトにパソコン側で入力」って書いちゃってるから、これも普通のヘッドホンには関係ないと思う。

    AirpodsかBeatsのにBluetooth以外の接続方法もあるならわからないけど、そうじゃないならいちゃもん付けられただけに見えるけど、どうだろう?

    • by headless (41064) on 2020年07月26日 23時12分 (#3859014)
      '451特許を侵害する製品はHomePodとApple Watchでした。表を追加しましたのでご確認ください。

      そのほかの特許に関しては、アダプターは外付けに限らず内蔵されている場合もあるとの記載がみられます。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      US10,206,025 だけちらっと見た感じですが、オーディオ出力側のアダプタのようなものはないです。イヤフォン側にマイクがあるので、AirPod Pro 以降が対象で、ちゃんと見ないとわからない (i.e. Apple のエンジニアでないと答えられない) レベルかと。争点になりそうなのは activation of a user-control of the headphone assembly に相当するものがあるのかどうか、かなぁ。
      • by headless (41064) on 2020年07月26日 23時23分 (#3859022)
        '025特許・'934特許・'982特許・'325特許のいずれにもアダプター(wireless network adapter 22)が含まれます。これはデータソース(プレイヤー)に接続するものですが、データソース側に内蔵されている場合もあります。
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    • by Anonymous Coward

      同じく素人だけど、特許5件とも随分と抽象的な内容に感じるんだよね…

      The system of claim って特許の請求範囲のことだと思うんだけど、この内容が
      ・IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth、Zigbeeでアドホックに接続する
      ・MP3、FLACのファイルを再生する
      ・電波状況によって信号強度、データ通信レート変える
      ・ノイズキャンセリング機能を備える
      ・etc
      なんか、技術としては聞いたことあるものばかりが、
      大量に列挙されてて、新規性、独自性がさっぱりわからんわ。

      挙句の果て、Apple Inc、iPodとか他社の商標が書かれているのも、そのどうなんだ…?

      特許5件から参照されていたんで目に付いた
      Canonの無線アドホッ [uspto.gov]

      • by Anonymous Coward

        論文と違って特許は抽象的に書くものだよ。
        具体的に書くということは、それだけ権利化の範囲を限定してしまうことになる。
        かといって、抽象的に書きすぎると審査に通らないので、バランスが大事。

        • by Anonymous Coward

          わかればでいいんですが、
          違う特許なのに同じ文章が使い回されてるの普通なんでしょうか?
          あと同じ特許内で同じ文章が何回も現れるのも。

          • by donadona (37711) on 2020年07月27日 13時23分 (#3859247)

            違う特許でも同じ文章を使いまわしますね。
            ある製品に関して複数の特許を出願する場合とか、ある基本発明を別の観点から出願する場合とか。
            同じ特許内で同じ文章が何回も現れるというのも、まああります。特に、実施例において効果を説明する文章。
            Aという構成にすることにより、1.の効果が得られる。
            また、A+Bという構成にすることで、さらに1.の効果が得られる。
            さらにA+B+Cという構成(ry
            と書くことがあるんですが、その場合「1.の効果が得られる」は何度も何度もマジ何度も出てきます。

            親コメント
        • by Anonymous Coward

          なるほどですね。
          調べてみると、日本の特許関連の資料ですが、こちら [japio.or.jp]によると、
          特許文書の品質には「技術文書特性」と「権利文書特性」というのがあって、
          技術文書特性は論文を書くような具体性、論理性が必要で、
          権利文書特性は発明範囲の広範性、ライバル牽制性とかを示すことが重要なので
          適度な抽象性が必要ってことなんですね。
          とても参考になりました。

          • by Anonymous Coward

            クレームはそのように広くとるけど、
            同業者が特許原稿だけで再現できる必要があるので、
            実施例とかは細かく書く必要がある。

      • by Anonymous Coward

        親特許と言われている(9,729,959)みてもそんな感じですね。
        Fig.10がいわゆるTWS(plusつかないやつ)っぽい通信のイメージにみえるけど、本来の通信とは別のadhoc通信ネットワークで受信する。
        みたいな事しか書いていなくて、うちの会社なら出願審査で蹴られそうですな・・・
        特許って、課題を解決可能な技術の実施例を書かなくても通るんですかね。

        # adhoc通信ネットワークで頭脳に直接音楽を送り込む。ってUS特許を今の内に出しておくと、そのうちappleからお小遣いもらえるかな(笑)

        • by Anonymous Coward

          USの場合、通っても後でひっくり返されるからな
          日本は審査である程度はじいちゃうけど

          • by Anonymous Coward

            USの場合、通っても後でひっくり返されるからな

            米国では 先発明主義 [wikipedia.org]の名残で、新規性がない発明でも特許が付与される場合がある。
            (出願日より発明日が優先されるため)

            特許が付与された後も、付与後レビュー、当事者レビュー、査定系再審査などの制度で、
            特許の有効性について争い、取り消したりすることができる。
            (発明日が後発であっても、ひっくり返す事ができる)

            この様な理解であってるでしょうか??

            特許は先願主義 [wikipedia.org]が当たり前だと思っていたのですが、
            米国は事情が異なるとは知りませんでした。

            余談なんですけど、特許への異議申し立て費用が米国は凄まじいんですね。
            日本 [jpo.go.jp]と比べて桁が2つ違うとは思いませんでした。

            [日本]
            特許異議の申立 16,500円+(請求項の数×2,400円)
            [米国]
            付与後レビュー 3万ドル   (約315万円)

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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