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そういや、昔、スマホに乗り遅れたルネサスが、ノキアのモデム事業を買ったことがあったな。ルネサスは金がなかったけど、インテルでも勝てないんだなあ。
アップルは一社で外販なしでモデムを開発できるほどの規模があるんだな。すごいことだ。Appleがモデムを手に入れたら、いずれMacのノート全機種に5Gのモデムが搭載されたりして。
Qualcommのモデム事業が強いのは、特許と製品を絡めた戦略が強かったから。自社向けに販路があるHiSilicon(Huawei子会社)とSamsung以外、外販メインの所は全部撤退した。Intelも5Gモデムの開発自体はしてたのに、事業としては同じ形でないと生き残れないってことで、Appleに売却なんでしょうね。
でも、EUが独禁法違反と認定したり、やFTCとの裁判で負けて風向きが変わりそうという見方もある。 https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/0 [nikkeibp.co.jp]
なんでインテルほど財力のある企業がたかがモデムで勝てなかったんだろうなんでモデムってここまでオオゴトとして扱われてるんだろう実は凄く作るの大変なんだろうか
各国で技術承認を取るの超メンドクサイで、主要地域のどっかが未承認だったら商品価値ゼロ電波弱いWiFiだってPCはカニとインテルだけじゃん?
認証を取るのはチップ単体ではなく機器側では?チップの設計に各国の規正に配慮はするだろうけど。
> なんでインテルほど財力のある企業がたかがモデムで勝てなかったんだろう大抵は「イノベーションのジレンマを読め」って言っとけばだいたい正解だったりする。
#今回の事例で、どこまで当たってるかは知らんけど。「Intelは主要ビジネスがPC/サーバー向けCPUでそっちがドル箱。潤沢な資金があっても、RoIを最大化するならCPUに注力した方が儲かる。『たかがモデム』ごときにかける金はない。
たとえIntel全体としては膨大な資金があっても、モデム部門がそれを使えるわけじゃない。とすると、別にIntelのモデム部門だからと言って、特に有利になることはない。資金にしろ人材にしろ、主力CPU部門とのリソースの奪い合いになるのでむしろ不利。」みたいな話。
ゼロックスのコピー機、IBMのメインフレーム、IntelのCPU、MSのWindows。べらぼうに儲かる主力事業を持ってる企業が他の零細事業を始めるのは、ベンチャーがやるより難しいんだ。
あなたの言っていることはイノベーションのジレンマと関係ないことじゃありませんか?イノベーションのジレンマは必要十分な性能を獲得した安物(例:中華家電)が高価でオーバースペックな製品(例: 国産家電)を駆逐してしまうという話ですよね?
> イノベーションのジレンマは必要十分な性能を獲得した安物(例:中華家電)が> 高価でオーバースペックな製品(例: 国産家電)を駆逐してしまうという話ですよね?
全然違う。もっと勉強してきなさい。
ちなみに今回のIntelのモデム事業失敗の件は「イノベーションのジレンマ」の例ではないというのはあっている。
Intelはもともとはモデム事業を自分の本業の強化のために買った。だからイノベーションを起こすためではなく、本業の延命策だ。それが失敗した後、単純にモデムチップを作る商売に方針を変更したわけで、それは言わば敗戦処理、あるいは廃品の再利用だ。モデムなんて昔からあるもので、イノベーションでも何でもない。
>だからイノベーションを起こすためではなく、本業の延命策だ。Intelとしてはイノベーションを起こす気がなかったかどうかはさておき、「本業の方が儲かるからモデム事業には注力できない」のが「イノベーションのジレンマ」の話。経営判断として最適化した結果、必然的にそうなる。
>モデムなんて昔からあるもので、イノベーションでも何でもない。「イノベーションのジレンマ」でも、事例として3.5インチHDDとかも紹介されてる。「HDDなんて昔からあるもので、イノベーションでも何でもない」と、5インチHDDのメーカーは思っていただろうね。
破壊的イノベーションとはそういうものだから。昔からあるかどうかは必ずしも本質ではない。
イノベーションを実現した側の人間でさえも、実際に起きてみるまではそれが何を意味するかはなかなか分からないのが破壊的イノベーションというものだろう。
可能なら日経の方の記事読んでみて下さい。なぜ?に答える内容が書いてあります。
リンクは?
リンクは元コメントの上の方です。https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00881/00001/ [nikkeibp.co.jp]有料記事なので可能ならと書きましたが、日経エレクトロニクスの紙面でも同じ記事があります。
有料記事なので引用はしませんが、元になる裁判の内容は以下にあります。https://www.ftc.gov/system/files/documents/cases/qualcomm_findings_of_... [ftc.gov]
LTEの基本特許の10%程度しか抑えていないのに、端末メーカーは特許使用料の50%以上、メーカーによっては80-90%をQualcommに支払っている。有力端末メーカーには他社のモデムを使わないことと引き替えに、特許料の払い戻しをしたりして、市場を支配している。
これらを可能にしていたのが、Qualcommの以下の特許戦略です。Qualcommが半導体メーカーにはライセンス許諾せず、端末メーカーに許諾すること。端末メーカーにライセンス許諾する前提がQualcommのモデムを買うこととなっているので、端末メーカーはQualcomm以外の半導体メーカーからモデムを買うことが出来ない。(他のメーカーから買ったら、半導体メーカーも端末メーカーも許諾を得られないので、特許侵害になる)
他にもありますが、諸々のことが裁判で競争法違反と認定されました。日経の記事にはもっと詳しい分析や解説があるので、読める方は読んでみて下さい。判決の内容と合わせて読むと、とても参考になりました。
となると、MediaTekやHuaweiなどのモデム商売やってる会社はどうやってるんだ?
ライセンス許諾しないってのは、文字通り全く許諾しないのではなく、法外に高い金額を要求するってことです。さすがに全く許諾しないと一発アウトでしょう。上記の80-90%をQualcommに支払っているというのはHuaweiの証言なので、Huaweiも相当ふっかけられてるんだと思う。
MediaTekが撤退しないで済んでる理由はよく分かりませんが、最新世代のモデムを出してないので競合になってないのかも。5Gモデムも開発してるけど、ミリ波帯に対応してないから主流とは言えない。いずれにせよ、裁判の内容にMediaTekの証言もたくさん出てくるので読んでみて下さい。
HuaweiはQ社製品をスポットで使うからコストが上がるんだろうな。MediaTekはコスト高になる先端技術をわざと避けている感じの商品展開だよね。まあその結果としてQ社ハイエンドとガチはしないって事になるので競合外ってのは正しいのかも。
そら元々が先が見込めなくて売りに出そうとしていたInfineonの事業部門を買ったんだからな。
そもそもの話、Intelは別にモデムチップ市場で覇権を握ろうとしていたわけじゃなくて、自社のx86と組み合わせてスマホ向けのチップセットを作って、スマホ市場に入り込もうとしていたのよ。まあ失敗したんだけどさwだから、モデム技術の開発にさほど熱心に投資はしていなかった。
スマホ市場をあきらめた後、仕方ないのでモデムビジネスに舵を切り直した。で、Qualcommに値引きを迫る交渉材料にしたいAppleに咬ませ犬として使われたわけw
そういう特別な
はいはいw わかってないなら無理に書き込まなくていいんですよw
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
中途半端では勝てない分野 (スコア:0)
そういや、昔、スマホに乗り遅れたルネサスが、ノキアのモデム事業を買ったことがあったな。
ルネサスは金がなかったけど、インテルでも勝てないんだなあ。
アップルは一社で外販なしでモデムを開発できるほどの規模があるんだな。すごいことだ。
Appleがモデムを手に入れたら、いずれMacのノート全機種に5Gのモデムが搭載されたりして。
Re: (スコア:0)
Qualcommのモデム事業が強いのは、特許と製品を絡めた戦略が強かったから。
自社向けに販路があるHiSilicon(Huawei子会社)とSamsung以外、外販メインの所は全部撤退した。
Intelも5Gモデムの開発自体はしてたのに、事業としては同じ形でないと生き残れないってことで、Appleに売却なんでしょうね。
でも、EUが独禁法違反と認定したり、やFTCとの裁判で負けて風向きが変わりそうという見方もある。
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/0 [nikkeibp.co.jp]
Re:中途半端では勝てない分野 (スコア:0)
なんでインテルほど財力のある企業がたかがモデムで勝てなかったんだろう
なんでモデムってここまでオオゴトとして扱われてるんだろう
実は凄く作るの大変なんだろうか
Re:中途半端では勝てない分野 (スコア:1)
各国で技術承認を取るの超メンドクサイ
で、主要地域のどっかが未承認だったら商品価値ゼロ
電波弱いWiFiだってPCはカニとインテルだけじゃん?
Re: (スコア:0)
認証を取るのはチップ単体ではなく機器側では?
チップの設計に各国の規正に配慮はするだろうけど。
Re:中途半端では勝てない分野 (スコア:1)
> なんでインテルほど財力のある企業がたかがモデムで勝てなかったんだろう
大抵は「イノベーションのジレンマを読め」って言っとけばだいたい正解だったりする。
#今回の事例で、どこまで当たってるかは知らんけど。
「Intelは主要ビジネスがPC/サーバー向けCPUでそっちがドル箱。
潤沢な資金があっても、RoIを最大化するならCPUに注力した方が儲かる。
『たかがモデム』ごときにかける金はない。
たとえIntel全体としては膨大な資金があっても、モデム部門がそれを使えるわけじゃない。
とすると、別にIntelのモデム部門だからと言って、特に有利になることはない。
資金にしろ人材にしろ、主力CPU部門とのリソースの奪い合いになるのでむしろ不利。」
みたいな話。
ゼロックスのコピー機、IBMのメインフレーム、IntelのCPU、MSのWindows。
べらぼうに儲かる主力事業を持ってる企業が他の零細事業を始めるのは、
ベンチャーがやるより難しいんだ。
Re: (スコア:0)
あなたの言っていることはイノベーションのジレンマと関係ないことじゃありませんか?
イノベーションのジレンマは必要十分な性能を獲得した安物(例:中華家電)が
高価でオーバースペックな製品(例: 国産家電)を駆逐してしまうという話ですよね?
Re: (スコア:0)
> イノベーションのジレンマは必要十分な性能を獲得した安物(例:中華家電)が
> 高価でオーバースペックな製品(例: 国産家電)を駆逐してしまうという話ですよね?
全然違う。もっと勉強してきなさい。
ちなみに今回のIntelのモデム事業失敗の件は「イノベーションのジレンマ」の例ではないというのはあっている。
Intelはもともとはモデム事業を自分の本業の強化のために買った。
だからイノベーションを起こすためではなく、本業の延命策だ。
それが失敗した後、単純にモデムチップを作る商売に方針を変更したわけで、
それは言わば敗戦処理、あるいは廃品の再利用だ。
モデムなんて昔からあるもので、イノベーションでも何でもない。
Re: (スコア:0)
>だからイノベーションを起こすためではなく、本業の延命策だ。
Intelとしてはイノベーションを起こす気がなかったかどうかはさておき、
「本業の方が儲かるからモデム事業には注力できない」
のが「イノベーションのジレンマ」の話。
経営判断として最適化した結果、必然的にそうなる。
>モデムなんて昔からあるもので、イノベーションでも何でもない。
「イノベーションのジレンマ」でも、事例として3.5インチHDDとかも紹介されてる。
「HDDなんて昔からあるもので、イノベーションでも何でもない」と、
5インチHDDのメーカーは思っていただろうね。
破壊的イノベーションとはそういうものだから。
昔からあるかどうかは必ずしも本質ではない。
イノベーションを実現した側の人間でさえも、実際に起きてみるまでは
それが何を意味するかはなかなか分からないのが破壊的イノベーション
というものだろう。
Re: (スコア:0)
可能なら日経の方の記事読んでみて下さい。
なぜ?に答える内容が書いてあります。
Re: (スコア:0)
リンクは?
Re:中途半端では勝てない分野 (スコア:1)
リンクは元コメントの上の方です。
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00881/00001/ [nikkeibp.co.jp]
有料記事なので可能ならと書きましたが、日経エレクトロニクスの紙面でも同じ記事があります。
有料記事なので引用はしませんが、元になる裁判の内容は以下にあります。
https://www.ftc.gov/system/files/documents/cases/qualcomm_findings_of_... [ftc.gov]
LTEの基本特許の10%程度しか抑えていないのに、端末メーカーは特許使用料の50%以上、メーカーによっては80-90%をQualcommに支払っている。
有力端末メーカーには他社のモデムを使わないことと引き替えに、特許料の払い戻しをしたりして、市場を支配している。
これらを可能にしていたのが、Qualcommの以下の特許戦略です。
Qualcommが半導体メーカーにはライセンス許諾せず、端末メーカーに許諾すること。
端末メーカーにライセンス許諾する前提がQualcommのモデムを買うこととなっているので、端末メーカーはQualcomm以外の半導体メーカーからモデムを買うことが出来ない。
(他のメーカーから買ったら、半導体メーカーも端末メーカーも許諾を得られないので、特許侵害になる)
他にもありますが、諸々のことが裁判で競争法違反と認定されました。
日経の記事にはもっと詳しい分析や解説があるので、読める方は読んでみて下さい。
判決の内容と合わせて読むと、とても参考になりました。
Re: (スコア:0)
となると、MediaTekやHuaweiなどのモデム商売やってる会社はどうやってるんだ?
Re: (スコア:0)
ライセンス許諾しないってのは、文字通り全く許諾しないのではなく、法外に高い金額を要求するってことです。
さすがに全く許諾しないと一発アウトでしょう。
上記の80-90%をQualcommに支払っているというのはHuaweiの証言なので、Huaweiも相当ふっかけられてるんだと思う。
MediaTekが撤退しないで済んでる理由はよく分かりませんが、最新世代のモデムを出してないので競合になってないのかも。
5Gモデムも開発してるけど、ミリ波帯に対応してないから主流とは言えない。
いずれにせよ、裁判の内容にMediaTekの証言もたくさん出てくるので読んでみて下さい。
Re: (スコア:0)
HuaweiはQ社製品をスポットで使うからコストが上がるんだろうな。
MediaTekはコスト高になる先端技術をわざと避けている感じの商品展開だよね。
まあその結果としてQ社ハイエンドとガチはしないって事になるので競合外ってのは正しいのかも。
Re: (スコア:0)
そら元々が先が見込めなくて売りに出そうとしていたInfineonの事業部門を買ったんだからな。
そもそもの話、Intelは別にモデムチップ市場で覇権を握ろうとしていたわけじゃなくて、自社のx86と組み合わせて
スマホ向けのチップセットを作って、スマホ市場に入り込もうとしていたのよ。まあ失敗したんだけどさw
だから、モデム技術の開発にさほど熱心に投資はしていなかった。
スマホ市場をあきらめた後、仕方ないのでモデムビジネスに舵を切り直した。
で、Qualcommに値引きを迫る交渉材料にしたいAppleに咬ませ犬として使われたわけw
そういう特別な
Re: (スコア:0)
はいはいw わかってないなら無理に書き込まなくていいんですよw