アカウント名:
パスワード:
いや、違うだろう。モバイルにおけるMSの最大の失敗はそんな事ではなく、開発環境の無料化が遅すぎた事だ。CEとは言わんけどWindows Mobileが出た頃に開発環境無料化してたら、今頃モバイルOSも過半数はWindowsになっていてもおかしくはない。モバイル開発環境どころか、VisualStudioも有料、GCCをWindowsで使うのも一苦労と言う時代だったから無料化の決断は難しかったとは思うが。Windows CE系が失敗した最大の理由は、アプリ不足。Windows CE系にはデスクトップと同じAPIがある程度あり、既存のプログラムの使いまわしがある程度出来ると言う強みがあったから、開発環境さえ無料なら十分なアプリがそろったと考えられる。それなのに、有料のそれも上位エディションでしかモバイル開発出来ないとか。広い視点ではモバイル分野で企業ユーザーしか見て無くて、携帯の代わりとして個人ユーザーが使うと言う事を軽視してたのが根本原因かな。
それってアプリ的な視点でしょ?でも、それ以前の製品開発の視点も考えてみてほしい。
アプリの一般開発者はSDKベースで作業できるから、もとからVisual StudioさえあればCEのアプリ開発はタダみたいなもんだった。たぶん敷居はあるにせよ、Win向けのフリーソフトはくさるほどあるわけだから、みんなもってるんでしょ。Expressによる無料化は教育向けへの撒き餌と、UN*Xの開発者に対しての呼び水に過ぎなかったと思うよ。
で、プロダクト面の話だけど、BSPの開発者は30人いたら、なんとかの特別な開発契約でも1シート10万くらいだったから300万くらい?これだけで結構な費用がかかる。そして無いと仕事にならないMSKKのプレミアムサポート。これもかなり高い。なので開発するというだけで初期投資がそれなりに必要なのがCE/Mobile。維持費もそれなりにかかる。
さらに、OSとBSPの進化がデバイスの進化についてこれなかったのが最大の難点だったろうと思うよ。SoCが日進月歩で矢継ぎ早に出ていたころ、それでもMSとそのビジネス環境は変わらなかったけど、SoCの複雑さ向上にあわせてBSPの開発費は軒並み高騰してってた。2000年中盤超えたあたりではCEのプロダクトのBSPの立ち上げだけで100万ドルちかいコストがかかったよ。その上量産時は結構高いロイヤルティフィーがかかる。対してLinuxは無料とオープン化によるコード共有でSoCの進化に追従していってた。
そりゃ、新興には相手にされんわなというかんじだし、いずれ死ぬのも当然だったと思うよ。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
人生unstable -- あるハッカー
最大の失敗 (スコア:1)
いや、違うだろう。
モバイルにおけるMSの最大の失敗はそんな事ではなく、開発環境の無料化が遅すぎた事だ。CEとは言わんけどWindows Mobileが出た頃に開発環境無料化してたら、今頃モバイルOSも過半数はWindowsになっていてもおかしくはない。
モバイル開発環境どころか、VisualStudioも有料、GCCをWindowsで使うのも一苦労と言う時代だったから無料化の決断は難しかったとは思うが。Windows CE系が失敗した最大の理由は、アプリ不足。Windows CE系にはデスクトップと同じAPIがある程度あり、既存のプログラムの使いまわしがある程度出来ると言う強みがあったから、開発環境さえ無料なら十分なアプリがそろったと考えられる。それなのに、有料のそれも上位エディションでしかモバイル開発出来ないとか。
広い視点ではモバイル分野で企業ユーザーしか見て無くて、携帯の代わりとして個人ユーザーが使うと言う事を軽視してたのが根本原因かな。
Re:最大の失敗 (スコア:1)
それってアプリ的な視点でしょ?でも、それ以前の製品開発の視点も考えてみてほしい。
アプリの一般開発者はSDKベースで作業できるから、もとからVisual StudioさえあればCEのアプリ開発は
タダみたいなもんだった。
たぶん敷居はあるにせよ、Win向けのフリーソフトはくさるほどあるわけだから、みんなもってるんでしょ。
Expressによる無料化は教育向けへの撒き餌と、UN*Xの開発者に対しての呼び水に過ぎなかったと思うよ。
で、プロダクト面の話だけど、
BSPの開発者は30人いたら、なんとかの特別な開発契約でも1シート10万くらいだったから300万くらい?
これだけで結構な費用がかかる。そして無いと仕事にならないMSKKのプレミアムサポート。これもかなり高い。
なので開発するというだけで初期投資がそれなりに必要なのがCE/Mobile。維持費もそれなりにかかる。
さらに、OSとBSPの進化がデバイスの進化についてこれなかったのが最大の難点だったろうと思うよ。
SoCが日進月歩で矢継ぎ早に出ていたころ、それでもMSとそのビジネス環境は変わらなかったけど、
SoCの複雑さ向上にあわせてBSPの開発費は軒並み高騰してってた。2000年中盤超えたあたりでは
CEのプロダクトのBSPの立ち上げだけで100万ドルちかいコストがかかったよ。
その上量産時は結構高いロイヤルティフィーがかかる。
対してLinuxは無料とオープン化によるコード共有でSoCの進化に追従していってた。
そりゃ、新興には相手にされんわなというかんじだし、いずれ死ぬのも当然だったと思うよ。