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本(コンテンツ=ソフト)の供給に要する費用であって、アップル陣営の私的独占VSアマゾンではない
アマゾンが嫌われる理由はプロモーション手数料ではないんだよアマゾンはダンピング(してたらこっちもアウト)では無いレベルまで値下げしてコンテンツの"適正な価格"を決めようとしてるところが出版社に嫌われている
これはハードと違って価格の根拠の決定が難しいソフトならではの問題
アマゾンはダンピング(してたらこっちもアウト)では無いレベルまで値下げしてコンテンツの"適正な価格"を決めようとしてるところが出版社に嫌われている
Amazonはこれに加えて、例の印税70%という事で注目を集めたプランを使うと、Amazonが価格を決定すると言うからくりがあってそれで嫌われていますね。一見70%は割りが良いように見えますが「Amazonの売価の70%が印税」に加えて「売価はAmazonが自由に決められる」という契約になっているので、いくら安売りしても、Amazonは粗利では絶対に赤字にならない仕掛けになっています。ダンピングとは仕入れを大幅に下回る価格で売るという事で一般には成立して指摘されますので、この仕組みだとダンピングすら起きない。(まぁ実際はそんなこと無いし無茶もできんでしょうが)その他に「Amazon以外で売られている電子書籍は全部Amazonにも売ること」と言う契約を強要していると言う事も嫌われています。ここら辺の事情を踏まえずに「Amazonに売れば印税が70%で著者が直接契約できるから、みんなハッピーになるのに抵抗している老害出版社けしからん」という話をするとちょっとずれるわけです。
#日本だとさらにガラパゴス~みたいな話がでてずれがでかくなる
一方、Appleもこのストーリーにあるようにいろいろとアレですし。というか上記のAmazonの事情に抵抗するためにこう言う条件になっているんでしょうけど振り幅がでかすぎる。じゃあと言うことで翻って既存の紙の書籍の販売の仕組みがいいのかどうかと言うと、これは特に再版制度が認められている国ではいろいろとありますし。
結論:どいつもこいつも極端すぎて糞
というのが今の現状という感じに。結局過渡期ですから、こうして訴えが行われてちょうど良いところに最後おさまるんじゃないでしょうかね。過渡期を耐えられない弱小出版社がぽこぽこ潰れて文化的損失が出るとかそう言う話はあるんで、過渡期は短い方がいいですし、こういう訴えはがんがん行ってもらって、早く過渡期が終了、円熟期に行って欲しいものです。
日本でも一部の例外はあるけど、電子書籍の価格って横並びなんだが、似たような訴え起きないかな。どうですかねAmazonさん?「横並びの価格を受け入れないと事実上販売契約を結べないのは違法だ」とかいって。公取委は電子書籍は再販制度の対象外って明確に言ってるし。
とはいえ、横並び価格でやっと充実してきた電子書籍に、あまり性急な自由競争を持ち込んで、電子書籍に対する牛歩戦術がひどくなっても困るのです。共存共栄でうまくやっていただきたい。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
問題の本質 (スコア:0)
本(コンテンツ=ソフト)の供給に要する費用であって、アップル陣営の私的独占VSアマゾンではない
アマゾンが嫌われる理由はプロモーション手数料ではないんだよ
アマゾンはダンピング(してたらこっちもアウト)では無いレベルまで値下げして
コンテンツの"適正な価格"を決めようとしてるところが出版社に嫌われている
これはハードと違って価格の根拠の決定が難しいソフトならではの問題
Re:問題の本質 (スコア:2, 興味深い)
アマゾンはダンピング(してたらこっちもアウト)では無いレベルまで値下げして
コンテンツの"適正な価格"を決めようとしてるところが出版社に嫌われている
これはハードと違って価格の根拠の決定が難しいソフトならではの問題
Amazonはこれに加えて、例の印税70%という事で注目を集めたプランを使うと、Amazonが価格を決定すると言うからくりがあってそれで嫌われていますね。
一見70%は割りが良いように見えますが
「Amazonの売価の70%が印税」に加えて「売価はAmazonが自由に決められる」という契約になっているので、いくら安売りしても、Amazonは粗利では絶対に赤字にならない仕掛けになっています。ダンピングとは仕入れを大幅に下回る価格で売るという事で一般には成立して指摘されますので、この仕組みだとダンピングすら起きない。(まぁ実際はそんなこと無いし無茶もできんでしょうが)
その他に「Amazon以外で売られている電子書籍は全部Amazonにも売ること」と言う契約を強要していると言う事も嫌われています。
ここら辺の事情を踏まえずに「Amazonに売れば印税が70%で著者が直接契約できるから、みんなハッピーになるのに抵抗している老害出版社けしからん」という話をするとちょっとずれるわけです。
#日本だとさらにガラパゴス~みたいな話がでてずれがでかくなる
一方、Appleもこのストーリーにあるようにいろいろとアレですし。というか上記のAmazonの事情に抵抗するためにこう言う条件になっているんでしょうけど振り幅がでかすぎる。
じゃあと言うことで翻って既存の紙の書籍の販売の仕組みがいいのかどうかと言うと、これは特に再版制度が認められている国ではいろいろとありますし。
結論:どいつもこいつも極端すぎて糞
というのが今の現状という感じに。
結局過渡期ですから、こうして訴えが行われてちょうど良いところに最後おさまるんじゃないでしょうかね。
過渡期を耐えられない弱小出版社がぽこぽこ潰れて文化的損失が出るとかそう言う話はあるんで、過渡期は短い方がいいですし、こういう訴えはがんがん行ってもらって、早く過渡期が終了、円熟期に行って欲しいものです。
日本でも一部の例外はあるけど、電子書籍の価格って横並びなんだが、似たような訴え起きないかな。
どうですかねAmazonさん?「横並びの価格を受け入れないと事実上販売契約を結べないのは違法だ」とかいって。
公取委は電子書籍は再販制度の対象外って明確に言ってるし。
Re:問題の本質 (スコア:1)
とはいえ、横並び価格でやっと充実してきた電子書籍に、
あまり性急な自由競争を持ち込んで、電子書籍に対する牛歩戦術がひどくなっても困るのです。
共存共栄でうまくやっていただきたい。