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中卒が金の卵とか言われてた頃のね。中国が今の日本のようになるのにかかる時間と、日本が要した時間と、どちらが短いかなぁ。
>中卒が金の卵とか言われてた頃のね。>中国が今の日本のようになるのにかかる時間と、日本が要した時間と、どちらが短いかなぁ。
それ、中国と比較するのは無理だし、結果は自明だよ。
大雑把説明すると、終戦から数年で工場などの生産系設備が整ったのが1950年代で、その時期は中学卒業で就業というパターンが多くて安い労働力が結構潤滑にあったので、金の卵とは言われていないんだ。
金の卵と言われたのは、高度成長期の中頃からで、1960年代中頃から。高度成長期のはじまりの時点では、それなりに中卒労働者が多かった。しかしその後、高校への進学率がうなぎのぼりで、中卒での採用が困難になった。そこではじめて金の卵とか言われただけなんだな。
でもって、日本の高度成長期は、1973年までなので、10年にも満たない。
ここから言いたいのは、ふたつ。「中卒が金の卵」以前に、中国では多数いるので、集めるのに苦労しないので、「中卒が金の卵」を念頭に置いて中国を考えるのは誤り。10年にも満たない時期しかなかったのだが、中国の現在の流れの元を天安門事件あたりとすると、1989年前後、すでに20年を経ているので、自明なことだが、日本が要した時間の倍以上を中国は費やしているということ。
逆に考えると、低賃金労働者候補が極端に少なかった(少なくした?)日本と比べてそれが大量にいまだにいる中国とでは、もっと時間がかかるのだろうと思う。
ただ昔と比べて情報も早くなれば労働条件の移行も速い。と言う事で>「中卒が金の卵」以前に、中国では多数いるので、集めるのに苦労しないってのは無い。既に湾岸都市部では賃金が上がって来ている。外国と比較すれば未だ安価では有るが、同様の企業との競争も有るのでその辺りは常に流動的で、「苦労しない」って言うのには相当の無理が有る。比較的に高額な給与を出していた日系企業でも、もっと高額で工員を引き抜かれたって話は幾らでも。
でもそれが変化が余りない様に見ているとしたら、あくまでそを外から見ているから。困った事に中国
>ただ昔と比べて情報も早くなれば労働条件の移行も速い。
しかし、実績として20年で未達成と10年で高度成長期を終わっちゃったという差があるんだよね。1960年代から、1990年代という30年の差があっても、この状況。そして、情報の高速化によって労働条件がどうなるか?の影響よりも、国としてのどういくか?といった動機付けも、中国はうまくやっていないよな。
今では悪名として響いているけど、所得倍増計画とか、それを日本では明確にしていたよね。
>常に流動的で、「苦労しない」って言うのには相当の無理が有る。
当たり前なんだけど、繁栄とか栄華とかって、基本、勝ち取るわけなんだよな。そこには競争もあるだろうし、陰謀策術の類いも有効で使われているわけで、なんの苦労もしない、右のものを左程度でやっていけるほど、世の中甘くはないんだよな。
>人口比だと日本の10倍程度の時間・・・は流石に無理か。
日本は戦後の混乱期から結構すばやく産業再生の動きがあった。そして近隣諸国や欧米の復帰までの間、独走できて、そこから高度成長期という時期を迎えられたのが日本だ。しかし、中国をみると、すでにそういったインフラ系の争いからすると、インフラを招聘しようにも、自国の政情不安(なんせびんぼが多い)のと、類似状況の隣国が多くてしかもそれらは小さいので小回りが効くというライバルが結構いるし、面倒な国民が多数いるということで、日本と比べると非常に条件が悪いんだよな。
>内需が増えだせば加速するだろうし。
貧乏人の内需という考え方は、ちょっと杜撰に思えるな。どちらかというと、富める層が出てきて貧富の差が拡大して、そして情報の高速化によってその軋轢が増えていくというのが、ありそう。中国としてはネットに敏感になるのもわかるけど、貧富の差レベルについてせっかくの共産主義なんだからザックり手を入れればいいのにな..と思う。
>日本は戦後の混乱期から結構すばやく産業再生の動きがあった。
これはまぁ、朝鮮戦争とベトナム戦争というふたつの戦争特需のおかげという運があったからだろうけどね。もしどこかで中国が直接参戦しない(だけど深く関与してる)戦争があったら一気に進むんじゃないかな。
>もしどこかで中国が直接参戦しない(だけど深く関与してる)戦争があったら一気に進むんじゃないかな。
それはありえるかもしれないけど、わたしは否定的。そもそも、戦争で儲けるとしたら直接関わると丸損なので、中国程の大きい国にお金がまわる程度の大戦争だと、当然中国もはいっちゃうので、損の方が大きいだろうということ。よしんば、中国がかかわらない程度の戦争であったら、中国の製品が使われるかというと、それも難しいだろうということね。そして何より、戦争特需があったとして、それがインフラの増強に回り以後の生産についてのスプリングになりえるか?たぶん、無駄に使われてしまうのではなかろうか?という危惧がある(なんせインフラ不備でも安い労働力でやっちゃうという意識)。
>朝鮮戦争とベトナム戦争というふたつの戦争特需のおかげという運があったからだろうけどね。
あの当時の日本にとっては特需だったけど、あれが今あったとしても金額ベースでは、それほど特需にはならんのではないか?と思う。むしろ、周辺の、たとえば朝鮮戦争なら台湾あたりが大儲けするかもしれないが、中国や日本にはプラスになるか、難しいと思うんだな。手頃な戦争というのが、難しい状況になっちゃっているとね。
>よしんば、中国がかかわらない程度の戦争であったら、中国の製品が使われるかというと、それも難しいだろうということね。妄想が過ぎるぞ。世の中の紛争地帯でのベストセラー商品の中には中国商品は多いぞ。だから武器輸出への警告なんかも良くされるんだよ。
>そして何より、戦争特需があったとして、それがインフラの増強に回り以後の生産についてのスプリングになりえるか?たぶん、>無駄に使われてしまうのではなかろうか?という危惧がある(なんせインフラ不備でも安い労働力でやっちゃうという意識)。取りあえず中国でのインターネット普及率とか携帯電話普及率位は見てきな
>世の中の紛争地帯でのベストセラー商品の中には中国商品は多いぞ。
で、売り先が潰れて不払いになる方だろうな。現金がある国だといいね、それほど都合よくはないからね。
>取りあえず中国でのインターネット普及率とか携帯電話普及率位は見てきなさい。
知っていますが、それで?戦争ですよ、話題は...もういちど、流れを読もうな。話はそれからだ。
>中国製品はゴミで誰も買わないならこんな話にはならないって現実を考えようよ。
いやいや、売り先の問題なんだよな。欧米や日本みたいな上得意さんの話と戦争ドンパチやろうってな国との話を混同しちゃだめだよ。
>だから失速させようと思うならさっさと全世界で取り囲んで変動制に持ち込まないといけないのだが、それも各国(この頃は国と言うよりか各国内の財界の意見が大きい?)の利害で調整がつかない。
失速の度合いにもよるだろうな、破綻レベルまで追い込むとこれは中国さんが儲かるレベルの戦争、手頃な戦争ではなくなっちゃうからね。
君には、ぜひ、「中国に戦争特需を起こせる程度の戦争のケース」を具体的にどことどこの国がどういう状況で戦争をするか?を示してくれないか?わたしとして、「中国の今の経済ベースに見合って、中国に対して日本の高度成長期の前にあった戦争特需レベルになる」手頃な戦争が見当たらないんだよな。まずは、具体的によろしくね。
発生しえない国交関係とかも考慮に入れてね。「こことここがこういう理由で戦争する可能性が高い、この場合、中国に対して、日本の高度成長期くらいの景気後押しする」戦争とかね。
それが難しいと、わたしは言っているのだが、君は可能だと言っているわけなんで、まずはこの意見の差を埋めないとね。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
高度成長期の日本のようだ (スコア:1, 興味深い)
中卒が金の卵とか言われてた頃のね。
中国が今の日本のようになるのにかかる時間と、日本が要した時間と、どちらが短いかなぁ。
Re:高度成長期の日本のようだ (スコア:1)
>中卒が金の卵とか言われてた頃のね。
>中国が今の日本のようになるのにかかる時間と、日本が要した時間と、どちらが短いかなぁ。
それ、中国と比較するのは無理だし、結果は自明だよ。
大雑把説明すると、終戦から数年で工場などの生産系設備が整ったのが1950年代で、
その時期は中学卒業で就業というパターンが多くて安い労働力が結構潤滑にあった
ので、金の卵とは言われていないんだ。
金の卵と言われたのは、高度成長期の中頃からで、1960年代中頃から。
高度成長期のはじまりの時点では、それなりに中卒労働者が多かった。
しかしその後、高校への進学率がうなぎのぼりで、中卒での採用が困難になった。
そこではじめて金の卵とか言われただけなんだな。
でもって、日本の高度成長期は、1973年までなので、10年にも満たない。
ここから言いたいのは、ふたつ。
「中卒が金の卵」以前に、中国では多数いるので、集めるのに苦労しない
ので、「中卒が金の卵」を念頭に置いて中国を考えるのは誤り。
10年にも満たない時期しかなかったのだが、中国の現在の流れの元を
天安門事件あたりとすると、1989年前後、すでに20年を経ているので、
自明なことだが、日本が要した時間の倍以上を中国は費やしているということ。
逆に考えると、低賃金労働者候補が極端に少なかった(少なくした?)日本と比べて
それが大量にいまだにいる中国とでは、もっと時間がかかるのだろうと思う。
Re: (スコア:0)
ただ昔と比べて情報も早くなれば労働条件の移行も速い。
と言う事で
>「中卒が金の卵」以前に、中国では多数いるので、集めるのに苦労しない
ってのは無い。
既に湾岸都市部では賃金が上がって来ている。
外国と比較すれば未だ安価では有るが、同様の企業との競争も有るのでその辺りは
常に流動的で、「苦労しない」って言うのには相当の無理が有る。
比較的に高額な給与を出していた日系企業でも、もっと高額で工員を引き抜かれた
って話は幾らでも。
でもそれが変化が余りない様に見ているとしたら、あくまでそを外から見ているから。
困った事に中国
Re:高度成長期の日本のようだ (スコア:1)
>ただ昔と比べて情報も早くなれば労働条件の移行も速い。
しかし、実績として20年で未達成と10年で高度成長期を終わっちゃったという差があるんだよね。
1960年代から、1990年代という30年の差があっても、この状況。
そして、情報の高速化によって労働条件がどうなるか?の影響よりも、国としてのどういくか?といった動機付けも、中国はうまくやっていないよな。
今では悪名として響いているけど、所得倍増計画とか、それを日本では明確にしていたよね。
>常に流動的で、「苦労しない」って言うのには相当の無理が有る。
当たり前なんだけど、繁栄とか栄華とかって、基本、勝ち取るわけなんだよな。
そこには競争もあるだろうし、陰謀策術の類いも有効で使われているわけで、なんの苦労もしない、右のものを左程度でやっていけるほど、世の中甘くはないんだよな。
>人口比だと日本の10倍程度の時間・・・は流石に無理か。
日本は戦後の混乱期から結構すばやく産業再生の動きがあった。
そして近隣諸国や欧米の復帰までの間、独走できて、
そこから高度成長期という時期を迎えられたのが日本だ。
しかし、中国をみると、すでにそういったインフラ系の争いからすると、
インフラを招聘しようにも、自国の政情不安(なんせびんぼが多い)のと、
類似状況の隣国が多くてしかもそれらは小さいので小回りが効くという
ライバルが結構いるし、面倒な国民が多数いるということで、日本と
比べると非常に条件が悪いんだよな。
>内需が増えだせば加速するだろうし。
貧乏人の内需という考え方は、ちょっと杜撰に思えるな。
どちらかというと、富める層が出てきて貧富の差が拡大して、そして
情報の高速化によってその軋轢が増えていくというのが、ありそう。
中国としてはネットに敏感になるのもわかるけど、貧富の差レベルに
ついてせっかくの共産主義なんだからザックり手を入れればいいのにな..と思う。
Re: (スコア:0)
>日本は戦後の混乱期から結構すばやく産業再生の動きがあった。
これはまぁ、朝鮮戦争とベトナム戦争というふたつの戦争特需のおかげという運があったからだろうけどね。
もしどこかで中国が直接参戦しない(だけど深く関与してる)戦争があったら一気に進むんじゃないかな。
Re:高度成長期の日本のようだ (スコア:1)
>もしどこかで中国が直接参戦しない(だけど深く関与してる)戦争があったら一気に進むんじゃないかな。
それはありえるかもしれないけど、わたしは否定的。
そもそも、戦争で儲けるとしたら直接関わると丸損なので、中国程の大きい国にお金がまわる程度の大戦争だと、当然中国もはいっちゃうので、損の方が大きいだろうということ。
よしんば、中国がかかわらない程度の戦争であったら、中国の製品が使われるかというと、それも難しいだろうということね。
そして何より、戦争特需があったとして、それがインフラの増強に回り以後の生産についてのスプリングになりえるか?たぶん、無駄に使われてしまうのではなかろうか?という危惧がある(なんせインフラ不備でも安い労働力でやっちゃうという意識)。
>朝鮮戦争とベトナム戦争というふたつの戦争特需のおかげという運があったからだろうけどね。
あの当時の日本にとっては特需だったけど、あれが今あったとしても金額ベースでは、それほど特需にはならんのではないか?と思う。
むしろ、周辺の、たとえば朝鮮戦争なら台湾あたりが大儲けするかもしれないが、中国や日本にはプラスになるか、難しいと思うんだな。
手頃な戦争というのが、難しい状況になっちゃっているとね。
Re: (スコア:0)
>よしんば、中国がかかわらない程度の戦争であったら、中国の製品が使われるかというと、それも難しいだろうということね。
妄想が過ぎるぞ。
世の中の紛争地帯でのベストセラー商品の中には中国商品は多いぞ。
だから武器輸出への警告なんかも良くされるんだよ。
>そして何より、戦争特需があったとして、それがインフラの増強に回り以後の生産についてのスプリングになりえるか?たぶん、
>無駄に使われてしまうのではなかろうか?という危惧がある(なんせインフラ不備でも安い労働力でやっちゃうという意識)。
取りあえず中国でのインターネット普及率とか携帯電話普及率位は見てきな
Re:高度成長期の日本のようだ (スコア:1)
>世の中の紛争地帯でのベストセラー商品の中には中国商品は多いぞ。
で、売り先が潰れて不払いになる方だろうな。
現金がある国だといいね、それほど都合よくはないからね。
>取りあえず中国でのインターネット普及率とか携帯電話普及率位は見てきなさい。
知っていますが、それで?
戦争ですよ、話題は...もういちど、流れを読もうな。話はそれからだ。
>中国製品はゴミで誰も買わないならこんな話にはならないって現実を考えようよ。
いやいや、売り先の問題なんだよな。欧米や日本みたいな上得意さんの話と戦争ドンパチやろうってな国との話を混同しちゃだめだよ。
>だから失速させようと思うならさっさと全世界で取り囲んで変動制に持ち込まないといけないのだが、それも各国(この頃は国と言うよりか各国内の財界の意見が大きい?)の利害で調整がつかない。
失速の度合いにもよるだろうな、破綻レベルまで追い込むとこれは中国さんが儲かるレベルの戦争、手頃な戦争ではなくなっちゃうからね。
君には、ぜひ、「中国に戦争特需を起こせる程度の戦争のケース」を具体的にどことどこの国がどういう状況で戦争をするか?を示してくれないか?
わたしとして、「中国の今の経済ベースに見合って、中国に対して日本の高度成長期の前にあった戦争特需レベルになる」手頃な戦争が見当たらないんだよな。
まずは、具体的によろしくね。
発生しえない国交関係とかも考慮に入れてね。
「こことここがこういう理由で戦争する可能性が高い、この場合、中国に対して、日本の高度成長期くらいの景気後押しする」戦争とかね。
それが難しいと、わたしは言っているのだが、君は可能だと言っているわけなんで、まずはこの意見の差を埋めないとね。
朝鮮戦争とベトナム戦争 (スコア:0)