「Mac OS X においてはコンピュータウイルスは流行っていない (アンチウイルスソフトウェアを導入したところでリスクは大して変わらない)」「アンチウイルスソフトウェアを導入することによって生じるコストやリスクの存在 (アンチウイルスソフトウェアの不具合によって crash する可能性、など)」を考えると、一般の Mac ユーザにいわゆる「アンチウイルスソフトウェア」の導入を積極的に推奨する気には、私にはなれません。
ただし、たとえば「ファイルサーバを Windows 機と共用している」「Windows ユーザに Windows 用ウイルスを誤って送信してしまうことを避けたい」といった条件 (守るべき資産は Mac だけではない) が加わるのであれば、評価は変化するでしょう。また、「たとえ効果が極小であってもゼロではない」ことを積極的に評価するのであれば、これまた評価は変化するでしょう。
シュナイアー式五段階評価法 (スコア:4, 参考になる)
ブルース・シュナイアーは「セキュリティはなぜやぶられたのか」において、次の項目の評価を提唱しています。
「Mac OS X においてはコンピュータウイルスは流行っていない (アンチウイルスソフトウェアを導入したところでリスクは大して変わらない)」「アンチウイルスソフトウェアを導入することによって生じるコストやリスクの存在 (アンチウイルスソフトウェアの不具合によって crash する可能性、など)」を考えると、一般の Mac ユーザにいわゆる「アンチウイルスソフトウェア」の導入を積極的に推奨する気には、私にはなれません。
ただし、たとえば「ファイルサーバを Windows 機と共用している」「Windows ユーザに Windows 用ウイルスを誤って送信してしまうことを避けたい」といった条件 (守るべき資産は Mac だけではない) が加わるのであれば、評価は変化するでしょう。また、「たとえ効果が極小であってもゼロではない」ことを積極的に評価するのであれば、これまた評価は変化するでしょう。