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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
Lisaの思い出 (スコア:4, 参考になる)
Re:Lisaの思い出 (スコア:0)
これが、アプリアイコンをダブルクリック→無題ドキュメントを開いて起動、に比べてどう便利なのかが理解しかねる
Re:Lisaの思い出 (スコア:1)
マジですか。当時はまだGUIを備えたパソコンは無かったわけで,パソコンは特殊なスキルを身につけた人のツールでした。LisaはEasy-to-use(これを言い出したのもたぶんLisa)を標榜して,「誰にでも使えるパソコン」を目指したのです。パソコンをまったく使ったことの無い人(でもビジネスのスキルのある人)がターゲットでした。そこでAppleがとった手段が「デスクトップメタファー」でした。実際の机の上での作業のようにパソコンが使えれば,パソコンを使ったことがない人でも使えるんじゃないかと。「アプリの起動」なんてのは,専門家以外には理解不能なメタファーですから,Lisaからは排除されたのです。オレが作ったわけじゃないから真相は分らんけど。
Re:Lisaの思い出 (スコア:0)
ところで、ワープロ専用機になるとどういう風に考えればいいのですかね。
電源を入れると「編集」とか「文書整理」とかのメニューが出てきて、
今で言うワープロソフトは立ち上がっているけれど、そのままでは
目の前に紙はありませんよね。
さらに、この機能を選んでからデータ入力、もしくはデータ参照という
操作体系は、ビデオの録画予約、HDレコーダや携帯電話の操作全般にも
当てはまるでしょう。
もっと広い意味で考えると、車の運転も該当するんじゃないですかね。
Re:Lisaの思い出 (スコア:1)
TRONの坂村さんなんかは「誰でも使えるというのがそもそも幻想で,車の運転のように練習すれば使えるようになればいいのだ」と言ってました。
Lisaが登場したときにはGUIを持つパソコンはありませんでした。だから「アプリのアイコンから起動」する操作(今のWindowsやMacはみんなそうですが)は比較対象にならなかったのだと思います。内部的には試したのかもしれませんが,少なくとも「ドキュメント中心の操作の方が,より分かりやすい」という結論になったのではないでしょうか。お手本にしたのはXEROXのAlto(のSmalltalk)か,Starあたりらしいけど,あのへんのマシンも「アプリの起動」みたいな操作はありませんよね。
つまり必要なものはみんな「そこにある」ような操作系がLisaの目指したものなんだろうと思います。紙も計算機も筆も時計もそこにあって,いちいち起動しない(というか起動を意識させず,ドキュメントの作成に集中させる)。
# ちなみに古いアップルのHIG(Human Inteface Guideline)にはモードに関する記述があって,「アプリは1つのモードである」と書いてあったと記憶しています。