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Lisaエミュレータ作者、Ray Arachelianインタビュー@Low End Mac」記事へのコメント

  • Lisaに付属していたLisa Officeは衝撃的でしたね。Rayさんが言っているけど,Lisaにはアプリケーションのアイコンが無い。よーく探すとあるんだけど,ものすごく深い階層に隠されていて,しかもダブルクリックしても起動しない(かったと思う)。代わりに紙の束みたいなアイコンがアプリ毎にあって,その束をダブルクリックするかTear Offを選ぶと,紙が一枚剥がれる。それが1つのドキュメントになって,これをダブルクリックすると対応するアプリが起動するようになっていた。Lisaはクローズドなアーキだったせいもあるけど,アプリとドキュメントの「関連づ
    • by Anonymous Coward on 2007年04月02日 20時37分 (#1136303)
      > 代わりに紙の束みたいなアイコンがアプリ毎にあって,その束をダブルクリックするかTear Offを選ぶと,紙が一枚剥がれる。それが1つのドキュメントになって,これをダブルクリックすると対応するアプリが起動するようになっていた。

      これが、アプリアイコンをダブルクリック→無題ドキュメントを開いて起動、に比べてどう便利なのかが理解しかねる
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      • by ctrl_alt_meta (19732) on 2007年04月02日 20時49分 (#1136308)
        便利かどうか、というよりは、パラダイムの問題かと。
        後のOpenDocに見られるようなドキュメント中心パラダイムのハシリだと言うことでしょう。

        結局ドキュメント中心パラダイムはOpenDocの挫折とともに一旦の終焉を迎えましたが。
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        • by Anonymous Coward
          なるほど

          iTunesみたいなものをドキュメント中心でやると死ねそうと思った
      • by marinkarin (10618) on 2007年04月03日 12時57分 (#1136603)
        >これが、アプリアイコンをダブルクリック→無題ドキュメントを開いて起動、に比べてどう便利なのかが理解しかねる
        マジですか。当時はまだGUIを備えたパソコンは無かったわけで,パソコンは特殊なスキルを身につけた人のツールでした。LisaはEasy-to-use(これを言い出したのもたぶんLisa)を標榜して,「誰にでも使えるパソコン」を目指したのです。パソコンをまったく使ったことの無い人(でもビジネスのスキルのある人)がターゲットでした。そこでAppleがとった手段が「デスクトップメタファー」でした。実際の机の上での作業のようにパソコンが使えれば,パソコンを使ったことがない人でも使えるんじゃないかと。「アプリの起動」なんてのは,専門家以外には理解不能なメタファーですから,Lisaからは排除されたのです。オレが作ったわけじゃないから真相は分らんけど。
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        • by Anonymous Coward
          > 「アプリの起動」なんてのは,専門家以外には理解不能なメタファーですから,

          Lisaの設計者はユーザーを低能扱いしていたわけですね。
          • by marinkarin (10618) on 2007年04月04日 0時42分 (#1136873)
            >Lisaの設計者はユーザーを低能扱いしていたわけですね。
            全然違うじゃん。まあACに理解しろってほうが無茶か。
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        • by Anonymous Coward
          > 「アプリの起動」なんてのは,専門家以外には理解不能なメタファーですから

          ところで、ワープロ専用機になるとどういう風に考えればいいのですかね。

          電源を入れると「編集」とか「文書整理」とかのメニューが出てきて、
          今で言うワープロソフトは立ち上がっているけれど、そのままでは
          目の前に紙はありませんよね。

          さらに、この機能を選んでからデータ入力、もしくはデータ参照という
          操作体系は、ビデオの録画予約、HDレコーダや携帯電話の操作全般にも
          当てはまるでしょう。

          もっと広い意味で考えると、車の運転も該当するんじゃないですかね。
          • by marinkarin (10618) on 2007年04月04日 17時02分 (#1137271)
            >もっと広い意味で考えると、車の運転も該当するんじゃないですかね
            TRONの坂村さんなんかは「誰でも使えるというのがそもそも幻想で,車の運転のように練習すれば使えるようになればいいのだ」と言ってました。
            Lisaが登場したときにはGUIを持つパソコンはありませんでした。だから「アプリのアイコンから起動」する操作(今のWindowsやMacはみんなそうですが)は比較対象にならなかったのだと思います。内部的には試したのかもしれませんが,少なくとも「ドキュメント中心の操作の方が,より分かりやすい」という結論になったのではないでしょうか。お手本にしたのはXEROXのAlto(のSmalltalk)か,Starあたりらしいけど,あのへんのマシンも「アプリの起動」みたいな操作はありませんよね。
            つまり必要なものはみんな「そこにある」ような操作系がLisaの目指したものなんだろうと思います。紙も計算機も筆も時計もそこにあって,いちいち起動しない(というか起動を意識させず,ドキュメントの作成に集中させる)。

            # ちなみに古いアップルのHIG(Human Inteface Guideline)にはモードに関する記述があって,「アプリは1つのモードである」と書いてあったと記憶しています。
            親コメント
      • by Anonymous Coward
        保存したときに「どこに保存したんだっけ?」というのは割とあると思います。私もたまにやります(汗

        このやり方の場合、そういったことはなくなるでしょう。
      • by Anonymous Coward
        > 代わりに紙の束みたいなアイコンがアプリ毎にあって,その束をダブルクリックするかTear Offを選ぶと,紙が一枚剥がれる。

        確かBTRONも同じ。

        最初に白紙を取り出してから作業を始るようになっている。

        # 使ったことはないけど。

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