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いや、違うだろう。モバイルにおけるMSの最大の失敗はそんな事ではなく、開発環境の無料化が遅すぎた事だ。CEとは言わんけどWindows Mobileが出た頃に開発環境無料化してたら、今頃モバイルOSも過半数はWindowsになっていてもおかしくはない。モバイル開発環境どころか、VisualStudioも有料、GCCをWindowsで使うのも一苦労と言う時代だったから無料化の決断は難しかったとは思うが。Windows CE系が失敗した最大の理由は、アプリ不足。Windows CE系にはデスクトップと同じAPIがある程度あり、既存のプログラムの使いまわしがある程度出来ると言う強みがあったから、開発環境さえ無料なら十分なアプリがそろったと考えられる。それなのに、有料のそれも上位エディションでしかモバイル開発出来ないとか。広い視点ではモバイル分野で企業ユーザーしか見て無くて、携帯の代わりとして個人ユーザーが使うと言う事を軽視してたのが根本原因かな。
何いってるんだか。MSのモバイル用の開発環境は、PC向けが有料だった時代から全部無料でリリース手段も完全に自由だったよアプリ不足ってのは最初から強く認識されててなんとかしようとしていたのは明らか
一方で iPhone の開発環境は開発自体は無料でも、リリースしようとおもったら登録が必要でお金を支払う必要があった。それでも開発者がこぞってお金だして登録して、あれだけのアプリがそろったわけで、Apple の何が一番すごかったかというとアプリストアの環境ということになる
アプリストア的な環境自体は、日本のケータイの i-mode とかのが先行してたので比較するべきはそちらでしょう。こちらは参入障壁が非常に高かったためか、後発の App Store にことごとく人が流れて負けたGoogle はその Apple を真似して結果的には現在世界最大シェア。MS は真似しきれなかったのが現状
>一方で iPhone の開発環境は開発自体は無料でも、リリースしようとおもったら登録が必要でお金を支払う必要があった。>それでも開発者がこぞってお金だして登録して、あれだけのアプリがそろったわけで、Apple の何が一番>すごかったかというとアプリストアの環境ということになる
登録料っつっても年$100だけどね。開発でメシ食おうとしているなら大した経費じゃないでしょ。それで儲けるというよりは冷やかし避けという意味合いが大きいんじゃないか。
>一方で iPhone の開発環境は開発自体は無料でもiPhoneはリリースまで行かなくても実機で実行できるようにするのは去年まで有料でしたよ。Simulatorだけで開発しようとするのは操作性とか確認できないのでちょっと無理がありますね。
ちょっと違うかなiPhoneは製品インパクトとiPodやMacで盛り上がってきたブランドイメージでユーザーが飛びついたから。ユーザーが多ければ企業は優良でも開発環境用意する。Visual Studioなんて今でも企業利用は基本的に優良だがその秀逸さで利用されている
比較するなら後発のAndroidだよあっちと比べて何が駄目だったかといえばOSが無料で企業が飛びついたの一点OS無料でストアで囲い込んで儲けるビジネスモデルに気が付くのが遅すぎたのが原因だろOSとOfficeで儲けるビジネスモデルはMSの中核だったし難しかったんだろうけど
それってアプリ的な視点でしょ?でも、それ以前の製品開発の視点も考えてみてほしい。
アプリの一般開発者はSDKベースで作業できるから、もとからVisual StudioさえあればCEのアプリ開発はタダみたいなもんだった。たぶん敷居はあるにせよ、Win向けのフリーソフトはくさるほどあるわけだから、みんなもってるんでしょ。Expressによる無料化は教育向けへの撒き餌と、UN*Xの開発者に対しての呼び水に過ぎなかったと思うよ。
で、プロダクト面の話だけど、BSPの開発者は30人いたら、なんとかの特別な開発契約でも1シート10万くらいだったから300万くらい?これだけで結構な費用がかかる。そして無いと仕事にならないMSKKのプレミアムサポート。これもかなり高い。なので開発するというだけで初期投資がそれなりに必要なのがCE/Mobile。維持費もそれなりにかかる。
さらに、OSとBSPの進化がデバイスの進化についてこれなかったのが最大の難点だったろうと思うよ。SoCが日進月歩で矢継ぎ早に出ていたころ、それでもMSとそのビジネス環境は変わらなかったけど、SoCの複雑さ向上にあわせてBSPの開発費は軒並み高騰してってた。2000年中盤超えたあたりではCEのプロダクトのBSPの立ち上げだけで100万ドルちかいコストがかかったよ。その上量産時は結構高いロイヤルティフィーがかかる。対してLinuxは無料とオープン化によるコード共有でSoCの進化に追従していってた。
そりゃ、新興には相手にされんわなというかんじだし、いずれ死ぬのも当然だったと思うよ。
PocketPC 2000 から Windows mobile 2003までは無料で提供されていたeMbedded Visual C++で開発できましたよ。それでもアプリは全然そろわなかったですけどね。まだアプリストアもなかったし、市場的に参入する魅力がなかったですね。
> 市場的に参入する魅力がなかったですね。
卵鶏だけど、それですよね。会社としてやるなら、人件費に比べて開発環境代なんてたいしたことないですし。
そうなんだけどさ、開発環境が有料だと、「これ採用して弊社で作ろうとしている新製品を思ったように開発できるンかいな?」と評価するための情報集めたり、稟議通したりするコストが大変じゃん。
> 既存のプログラムの使いまわしがある程度出来ると言う強み
これが強みじゃなかったから今が有るわけで。デバイスのサイズに適した操作体系ってのがあって、それを探そうともせずフルキーボードで戦おうとしたWindows Mobile では、どのみち支持は広がらなかったと思いますよ。
ギーク/ガジェットマニアにはフルキーボード製品は人気だったけど、業務端末はタッチパネルオンリーってのが多かったよな。
テンキー付きのハンディーターミナルと呼ばれる縦型端末と半々ぐらいかな
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
最大の失敗 (スコア:1)
いや、違うだろう。
モバイルにおけるMSの最大の失敗はそんな事ではなく、開発環境の無料化が遅すぎた事だ。CEとは言わんけどWindows Mobileが出た頃に開発環境無料化してたら、今頃モバイルOSも過半数はWindowsになっていてもおかしくはない。
モバイル開発環境どころか、VisualStudioも有料、GCCをWindowsで使うのも一苦労と言う時代だったから無料化の決断は難しかったとは思うが。Windows CE系が失敗した最大の理由は、アプリ不足。Windows CE系にはデスクトップと同じAPIがある程度あり、既存のプログラムの使いまわしがある程度出来ると言う強みがあったから、開発環境さえ無料なら十分なアプリがそろったと考えられる。それなのに、有料のそれも上位エディションでしかモバイル開発出来ないとか。
広い視点ではモバイル分野で企業ユーザーしか見て無くて、携帯の代わりとして個人ユーザーが使うと言う事を軽視してたのが根本原因かな。
Re:最大の失敗 (スコア:2, 興味深い)
何いってるんだか。MSのモバイル用の開発環境は、PC向けが有料だった時代から全部無料でリリース手段も完全に自由だったよ
アプリ不足ってのは最初から強く認識されててなんとかしようとしていたのは明らか
一方で iPhone の開発環境は開発自体は無料でも、リリースしようとおもったら登録が必要でお金を支払う必要があった。
それでも開発者がこぞってお金だして登録して、あれだけのアプリがそろったわけで、Apple の何が一番
すごかったかというとアプリストアの環境ということになる
アプリストア的な環境自体は、日本のケータイの i-mode とかのが先行してたので比較するべきはそちらでしょう。
こちらは参入障壁が非常に高かったためか、後発の App Store にことごとく人が流れて負けた
Google はその Apple を真似して結果的には現在世界最大シェア。MS は真似しきれなかったのが現状
Re:最大の失敗 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
>一方で iPhone の開発環境は開発自体は無料でも、リリースしようとおもったら登録が必要でお金を支払う必要があった。
>それでも開発者がこぞってお金だして登録して、あれだけのアプリがそろったわけで、Apple の何が一番
>すごかったかというとアプリストアの環境ということになる
登録料っつっても年$100だけどね。開発でメシ食おうとしているなら大した経費じゃないでしょ。
それで儲けるというよりは冷やかし避けという意味合いが大きいんじゃないか。
Re: (スコア:0)
>一方で iPhone の開発環境は開発自体は無料でも
iPhoneはリリースまで行かなくても実機で実行できるようにするのは去年まで有料でしたよ。
Simulatorだけで開発しようとするのは操作性とか確認できないのでちょっと無理がありますね。
Re: (スコア:0)
ちょっと違うかな
iPhoneは製品インパクトとiPodやMacで盛り上がってきたブランドイメージでユーザーが飛びついたから。
ユーザーが多ければ企業は優良でも開発環境用意する。
Visual Studioなんて今でも企業利用は基本的に優良だがその秀逸さで利用されている
比較するなら後発のAndroidだよ
あっちと比べて何が駄目だったかといえばOSが無料で企業が飛びついたの一点
OS無料でストアで囲い込んで儲けるビジネスモデルに気が付くのが遅すぎたのが原因だろ
OSとOfficeで儲けるビジネスモデルはMSの中核だったし難しかったんだろうけど
Re:最大の失敗 (スコア:1)
記憶にある限り 2.0 の時には無料にだったし、最後の 6.5 まで無料のままだったけど。
eMbedded Visual Basic
eMbedded Visual C
前世紀末ぐらいから、.NET 主流になる前。
CE 向けなら Visual Studio と同等(ではなかったけど) の IDE が無料で使えるから、ここから呼ばれるコンパイラを PC 向けの物に置き換えるハックなんてのも一部では流行ったぐらいですけど、関わってこなかった人は知らないのだろうね。
Re:最大の失敗 (スコア:1)
eVC4はWindows Mobile 2003までしか対応してないんじゃないかな。公式には5.0以降はVS2005以降が必要となっている。
Re:最大の失敗 (スコア:1)
それってアプリ的な視点でしょ?でも、それ以前の製品開発の視点も考えてみてほしい。
アプリの一般開発者はSDKベースで作業できるから、もとからVisual StudioさえあればCEのアプリ開発は
タダみたいなもんだった。
たぶん敷居はあるにせよ、Win向けのフリーソフトはくさるほどあるわけだから、みんなもってるんでしょ。
Expressによる無料化は教育向けへの撒き餌と、UN*Xの開発者に対しての呼び水に過ぎなかったと思うよ。
で、プロダクト面の話だけど、
BSPの開発者は30人いたら、なんとかの特別な開発契約でも1シート10万くらいだったから300万くらい?
これだけで結構な費用がかかる。そして無いと仕事にならないMSKKのプレミアムサポート。これもかなり高い。
なので開発するというだけで初期投資がそれなりに必要なのがCE/Mobile。維持費もそれなりにかかる。
さらに、OSとBSPの進化がデバイスの進化についてこれなかったのが最大の難点だったろうと思うよ。
SoCが日進月歩で矢継ぎ早に出ていたころ、それでもMSとそのビジネス環境は変わらなかったけど、
SoCの複雑さ向上にあわせてBSPの開発費は軒並み高騰してってた。2000年中盤超えたあたりでは
CEのプロダクトのBSPの立ち上げだけで100万ドルちかいコストがかかったよ。
その上量産時は結構高いロイヤルティフィーがかかる。
対してLinuxは無料とオープン化によるコード共有でSoCの進化に追従していってた。
そりゃ、新興には相手にされんわなというかんじだし、いずれ死ぬのも当然だったと思うよ。
Re: (スコア:0)
PocketPC 2000 から Windows mobile 2003までは無料で提供されていたeMbedded Visual C++で開発できましたよ。
それでもアプリは全然そろわなかったですけどね。
まだアプリストアもなかったし、市場的に参入する魅力がなかったですね。
Re: (スコア:0)
> 市場的に参入する魅力がなかったですね。
卵鶏だけど、それですよね。
会社としてやるなら、人件費に比べて開発環境代なんてたいしたことないですし。
Re:最大の失敗 (スコア:1)
そうなんだけどさ、開発環境が有料だと、
「これ採用して弊社で作ろうとしている新製品を思ったように開発できるンかいな?」
と評価するための情報集めたり、稟議通したりするコストが大変じゃん。
Re: (スコア:0)
> 既存のプログラムの使いまわしがある程度出来ると言う強み
これが強みじゃなかったから今が有るわけで。
デバイスのサイズに適した操作体系ってのがあって、
それを探そうともせずフルキーボードで戦おうとした
Windows Mobile では、どのみち支持は広がらなかったと思いますよ。
Re:最大の失敗 (スコア:1)
Re:最大の失敗 (スコア:1)
ギーク/ガジェットマニアにはフルキーボード製品は人気だったけど、
業務端末はタッチパネルオンリーってのが多かったよな。
Re: (スコア:0)
テンキー付きのハンディーターミナルと呼ばれる縦型端末と半々ぐらいかな