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Gizmodo は「有名人であってもプライバシーは尊重するべきだ」と反論しますが、この反論は薄っぺらだと感じました。そりゃ尊重する「べき」でしょうね。常識的にも、法律的にも (法が会社の重要人物の健康状態の開示を義務付けていないという意味において)。それで何でしょう。
もちろん Steve Jobs さんが健康状態を公表するかどうかは本人の自由です。ただし、公表しないという選択をした場合、もしかしたら一部の投資家はアップルより別の投資先に資金を移すかもしれません。公表したらしたで、内容によっては同じかそれ以上の資金がよそに流れるでしょう
ご意見ありがとうございます。
「健康状態を公表するかどうかは本人の自由です。」 って自分で書いているじゃないですか。
その部分は後続の部分とセットです。本人の自由ではあるけれど、その自由が圧力と無関係でいられるかどうかはわからない、ということ。
あなたが指摘するまでもなく、必要性を感じるのであれば公開するでしょうし、不要であれば無視するでしょう。
はい。そこは問題にしていません。 Gizmodo は、本人が圧力によって「必要性を感じ」てしまうのを防ぐための道筋を示さずに「プライバシーを尊重するべきだ」と主張しており、そんなのは机上の空論だ、というのが僕の #1391792 [srad.jp] での主張です。
前半について。投資家が自分で認識している投資の目的に社会貢献が含まれているかどうかには、僕はあまり興味がないし、投資家の行動が結局社会のためになっているという理解さえ共有できれば論旨に影響はないので、単純なほうで書きました。
後半について。
>それ自体はたぶん良いことであって、やめろなんて言えないし、言うべきでもない。なのに、その行動が自動的に、プライバシー侵害への圧力になってしまう。そういう現実を直視するべき 利益のために情報を収集するのは適正な行動でしょう。しかし行き過ぎて不正な情報を収集するようになってしまうようでは「良いこと」とは言えますまい。そして個人のプライヴァシーに首を突っ込むのは明らかに「悪いこと」の方なのでは?
明らかに悪いとわかる、目に見えるプライバシー侵害を排除しても、問題は解決しません。 Jobs さんの健康状態がわからないためにアップルに対する評価を少しだけ下げる人がいても、それは「個人のプライヴァシーに首を突っ込む」こととは違います。そういう評価がプライバシー侵害への圧力になってしまうのです (なぜなら、この評価を変えるために Jobs さんが自分の希望を曲げて健康状態を公表するかもしれないので)。
世の中を少しでも理解するためには、「プライバシー侵害への圧力という悪い事態が生じるのは、誰か悪い奴らがいて想像を絶する悪事をはたらいているせいのはずだ」という妄信を捨てる努力をするべきだと思います。難しいことですが。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
カネの怖さ (スコア:5, すばらしい洞察)
Gizmodo は「有名人であってもプライバシーは尊重するべきだ」と反論しますが、この反論は薄っぺらだと感じました。そりゃ尊重する「べき」でしょうね。常識的にも、法律的にも (法が会社の重要人物の健康状態の開示を義務付けていないという意味において)。それで何でしょう。
もちろん Steve Jobs さんが健康状態を公表するかどうかは本人の自由です。ただし、公表しないという選択をした場合、もしかしたら一部の投資家はアップルより別の投資先に資金を移すかもしれません。公表したらしたで、内容によっては同じかそれ以上の資金がよそに流れるでしょう
Re: (スコア:-1, フレームのもと)
って自分で書いているじゃないですか。
あなたが指摘するまでもなく、必要性を感じるのであれば公開するでしょうし、不要であれば無視するでしょう。
何故か、強く反発を感じました。
ぶっちゃけ、酷く醜い。(日本人だからでしょうか?)
尤もらしくなど書かず、もっと下世話にでも書いたらどうですか?
Re: (スコア:2, すばらしい洞察)
ご意見ありがとうございます。
その部分は後続の部分とセットです。本人の自由ではあるけれど、その自由が圧力と無関係でいられるかどうかはわからない、ということ。
はい。そこは問題にしていません。 Gizmodo は、本人が圧力によって「必要性を感じ」てしまうのを防ぐための道筋を示さずに「プライバシーを尊重するべきだ」と主張しており、そんなのは机上の空論だ、というのが僕の #1391792 [srad.jp] での主張です。
Re: (スコア:2, 興味深い)
投資家が社会貢献を目的に行動しているとは思えません、彼らは単に
>自分も将来のために利益を上げようとしている
だけであって、それが結果として社会全体の利益に繋がっているだけでしょう。
勿論、それ自体は悪いことでもない。原則として利己の利潤追求のためには必然的に利他的であらねばならない、それが資本主義のシステムだと理解しています。それ自体はなかなか巧く機能しているようですが、時折その箍が外れてしまって「単に利己的」である方が利益に適う状況が出てしまうのは難しいところ
Re:カネの怖さ (スコア:1)
ご意見ありがとうございます。
前半について。投資家が自分で認識している投資の目的に社会貢献が含まれているかどうかには、僕はあまり興味がないし、投資家の行動が結局社会のためになっているという理解さえ共有できれば論旨に影響はないので、単純なほうで書きました。
後半について。
明らかに悪いとわかる、目に見えるプライバシー侵害を排除しても、問題は解決しません。 Jobs さんの健康状態がわからないためにアップルに対する評価を少しだけ下げる人がいても、それは「個人のプライヴァシーに首を突っ込む」こととは違います。そういう評価がプライバシー侵害への圧力になってしまうのです (なぜなら、この評価を変えるために Jobs さんが自分の希望を曲げて健康状態を公表するかもしれないので)。
世の中を少しでも理解するためには、「プライバシー侵害への圧力という悪い事態が生じるのは、誰か悪い奴らがいて想像を絶する悪事をはたらいているせいのはずだ」という妄信を捨てる努力をするべきだと思います。難しいことですが。