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当方手持ちの私用携帯の月の通話時間は月合計で20分くらいですが、親戚の就職浪人生(とはもう言えないのかな、この不況だと)は毎日3時間くらい通話しているそうです。月に換算するとおよそ90時間、5400分ですね。ホワイトプラン最高!!って感じだそうです。100倍どころか300倍近い違いがありますね。
・・・で、今回の孫正義氏はいったい何を言ってるのでしょう?
社長発言自体に筋が通っていないようでは、この先も利用者の信頼は得られないでしょう。
それは、今の方式だと実は音声通話は大して帯域を使ってないって事をぽろっと言ってしまったという事では?
>それは、今の方式だと実は音声通話は大して帯域を使ってないって事を>ぽろっと言ってしまったという事では?
今回の孫正義氏の発言内容は「利用者間での(10倍~100倍もの)利用量の差が、定額導入においての問題だ」なので、音声通話とデータ通信での帯域消費量がどのくらい違うか?はあまり関係がないですね。
(10倍~100倍の)利用量の差があるのでテザリング導入は許容しがたい、というなら、音声通話定額も同じようなもの。結局、ソフトバンク(の社長)の発言は、口先八丁手八丁の逃げ口上。
音声通話の帯域消費量がデータ通信に比べてどうか?よりも、「そもそも筋が通っていない逃げ口上で自分を正当化しようとする社長がトップ」ということのほうが、ソフトバンクという会社にとっては致命的でしょう。
> 今回の孫正義氏の発言内容は> 「利用者間での(10倍~100倍もの)利用量の差が、定額導入においての問題だ」> なので、音声通話とデータ通信での帯域消費量がどのくらい違うか?> はあまり関係がないですね。仮にそうだとしても、孫さんの発言は、「iPhone のユーザーは一般ユーザーの 10 倍のパケットを使う。そこにテザリング機能を利用可能にしたら,100 倍,200 倍のパケットを使う人が出てくるだろう。」ですから、平均ユーザの利用量とヘビーユーザの代表であるiPhoneユーザの利用量を比較しています。音声通話の例でmatmaさんが引用していたのは20分の自分に対して5400分が100倍以上の差と述べていますが、比較すべきなのは一般ユーザと一部ヘビーユーザです。SBの平均ユーザの通話量は2006年まで公表されていたMOU約150分とその後の説明会発言(2割増し)から推定するに180分以上ありそうです。毎日3時間通話で月5400分通話しているユーザは平均ユーザの180分に対して30倍程度になります。音声通話で平均の100倍使うユーザは月18000分、毎日10時間になります。毎日10時間通話するユーザもいるかもしれませんが、ネットワーク全体に大きな負荷をかけるほどの人数では無さそうです。他方、デザリングの注目度合いから推測するに、毎日10時間通話するユーザより多くいるかもしれません。と言うわけで、音声程度やiPhoneからの利用程度の倍率であれば定額でも良いが、パケットのデザリングになると差が無視できない、という論拠にはそれなりの筋は通っているように思えます。
実際の所、基地局を増設をする資金不足や保有している周波数の少なさから、デザリングの上限額には相当高い料金を設定しなければ輻輳が発生する事が予想されており、高額な上限額でデザリングを提供してもあまり喜ばれないだろうから禁止にしてしまおうと言う判断なのだと思います。そして、似たような趣旨の発言はCDMA2000x1時代のKDDI、パケ・ホーダイ導入前のドコモもしていたことで、いずれHSPA+やLTEが導入され、トラヒックの輻輳の可能性が低下すればデザリングも解禁されるでしょう。
>「利用者間での(10倍~100倍もの)利用量の差が、定額導入においての問題だ」>なので、音声通話とデータ通信での帯域消費量がどのくらい違うか?>はあまり関係がないですね。
あるでしょう。音声サービスの定額といっても、音声通話の品質が確保できる帯域を利用者に確保していればサービスは成り立ちますが、データ通信において、サービスの質=転送帯域です。
32Kbpsの帯域でPHSレベルの品質を確保できますが、3Gの帯域をサービスとして提供すると考えると、10〜100倍という数字はうなずけます。
その数字を聞いて私は逆に設備に問題があるんだと納得しました。つまり、ソフトバンクのバックボーンは音声通話レベルのままだということです。
# 32Kbpsデータ定額サービスならやってくれるのかな?# 帯域絞るコストが大変?
一部のユーザーが求める機能を提供するために,100人分の帯域を占拠させるのは,他のユーザーに申し訳ない。
だそうですが。
まぁ、必要投資額はピーク性能比に比例以上で上がっていきますので、今回の話は事業としてはまぁ、妥当な所ではないかと。
余り関係が無いにしても、データは音声より帯域を食っているって認識は必要でしょう。例えばISDNのレベルの音声でも64kbpsで済むわけですが、現状のデータの帯域としてはMbps単位の話をしている。その差は歴然です。
通話中に一定帯域の確保が必要な音声通話と通信中の帯域確保がベストエフォートで構わないパケット通信を比較されてもなぁ。
本来ならベストエフォートということでパケット通信の帯域が足りなければ速度が低下する、でいいと思うんだけど……要は孫正義の言うところの一人分の帯域しか使わない人の帯域を圧迫せざるを得ないような帯域制御しかできないわけだ。
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通話定額をやっておいて、通信定額はダメってのも筋が通らない (スコア:2)
当方手持ちの私用携帯の月の通話時間は月合計で20分くらいですが、
親戚の就職浪人生(とはもう言えないのかな、この不況だと)は
毎日3時間くらい通話しているそうです。
月に換算するとおよそ90時間、5400分ですね。
ホワイトプラン最高!!って感じだそうです。
100倍どころか300倍近い違いがありますね。
・・・で、今回の孫正義氏はいったい何を言ってるのでしょう?
社長発言自体に筋が通っていないようでは、
この先も利用者の信頼は得られないでしょう。
Re:通話定額をやっておいて、通信定額はダメってのも筋が通らない (スコア:2)
それは、今の方式だと実は音声通話は大して帯域を使ってないって事をぽろっと言ってしまったという事では?
Re:通話定額をやっておいて、通信定額はダメってのも筋が通らない (スコア:2)
>それは、今の方式だと実は音声通話は大して帯域を使ってないって事を
>ぽろっと言ってしまったという事では?
今回の孫正義氏の発言内容は
「利用者間での(10倍~100倍もの)利用量の差が、定額導入においての問題だ」
なので、音声通話とデータ通信での帯域消費量がどのくらい違うか?
はあまり関係がないですね。
(10倍~100倍の)利用量の差があるのでテザリング導入は許容しがたい、
というなら、音声通話定額も同じようなもの。
結局、ソフトバンク(の社長)の発言は、口先八丁手八丁の逃げ口上。
音声通話の帯域消費量がデータ通信に比べてどうか?よりも、
「そもそも筋が通っていない逃げ口上で自分を正当化しようとする社長がトップ」
ということのほうが、ソフトバンクという会社にとっては致命的でしょう。
Re:通話定額をやっておいて、通信定額はダメってのも筋が通らない (スコア:2, 参考になる)
> 今回の孫正義氏の発言内容は
> 「利用者間での(10倍~100倍もの)利用量の差が、定額導入においての問題だ」
> なので、音声通話とデータ通信での帯域消費量がどのくらい違うか?
> はあまり関係がないですね。
仮にそうだとしても、孫さんの発言は、
「iPhone のユーザーは一般ユーザーの 10 倍のパケットを使う。そこにテザリング機能を利用可能にしたら,100 倍,200 倍のパケットを使う人が出てくるだろう。」
ですから、平均ユーザの利用量とヘビーユーザの代表であるiPhoneユーザの利用量を比較しています。
音声通話の例でmatmaさんが引用していたのは20分の自分に対して5400分が100倍以上の差と述べていますが、比較すべきなのは一般ユーザと一部ヘビーユーザです。
SBの平均ユーザの通話量は2006年まで公表されていたMOU約150分とその後の説明会発言(2割増し)から推定するに180分以上ありそうです。
毎日3時間通話で月5400分通話しているユーザは平均ユーザの180分に対して30倍程度になります。
音声通話で平均の100倍使うユーザは月18000分、毎日10時間になります。
毎日10時間通話するユーザもいるかもしれませんが、ネットワーク全体に大きな負荷をかけるほどの人数では無さそうです。
他方、デザリングの注目度合いから推測するに、毎日10時間通話するユーザより多くいるかもしれません。
と言うわけで、音声程度やiPhoneからの利用程度の倍率であれば定額でも良いが、パケットのデザリングになると差が無視できない、という論拠にはそれなりの筋は通っているように思えます。
実際の所、基地局を増設をする資金不足や保有している周波数の少なさから、デザリングの上限額には相当高い料金を設定しなければ輻輳が発生する事が予想されており、高額な上限額でデザリングを提供してもあまり喜ばれないだろうから禁止にしてしまおうと言う判断なのだと思います。
そして、似たような趣旨の発言はCDMA2000x1時代のKDDI、パケ・ホーダイ導入前のドコモもしていたことで、いずれHSPA+やLTEが導入され、トラヒックの輻輳の可能性が低下すればデザリングも解禁されるでしょう。
Re:通話定額をやっておいて、通信定額はダメってのも筋が通らない (スコア:1)
>「利用者間での(10倍~100倍もの)利用量の差が、定額導入においての問題だ」
>なので、音声通話とデータ通信での帯域消費量がどのくらい違うか?
>はあまり関係がないですね。
あるでしょう。
音声サービスの定額といっても、音声通話の品質が確保できる帯域を
利用者に確保していればサービスは成り立ちますが、
データ通信において、サービスの質=転送帯域です。
32Kbpsの帯域でPHSレベルの品質を確保できますが、
3Gの帯域をサービスとして提供すると考えると、10〜100倍という数字はうなずけます。
その数字を聞いて私は逆に設備に問題があるんだと納得しました。
つまり、ソフトバンクのバックボーンは音声通話レベルのままだということです。
# 32Kbpsデータ定額サービスならやってくれるのかな?
# 帯域絞るコストが大変?
Re: (スコア:0)
だそうですが。
まぁ、必要投資額はピーク性能比に比例以上で上がっていきますので、今回の話は事業としてはまぁ、妥当な所ではないかと。
Re: (スコア:0)
余り関係が無いにしても、データは音声より帯域を食っているって認識は必要でしょう。
例えばISDNのレベルの音声でも64kbpsで済むわけですが、現状のデータの帯域としてはMbps単位の話をしている。
その差は歴然です。
Re:通話定額をやっておいて、通信定額はダメってのも筋が通らない (スコア:1)
通話中に一定帯域の確保が必要な音声通話と通信中の帯域確保がベストエフォートで構わないパケット通信を比較されてもなぁ。
本来ならベストエフォートということでパケット通信の帯域が足りなければ速度が低下する、でいいと思うんだけど……
要は孫正義の言うところの一人分の帯域しか使わない人の帯域を圧迫せざるを得ないような帯域制御しかできないわけだ。