iPhone 5の分解で判明。コスト削減およびサムスン部品依存度減少

taraiok 曰く、

9月25日、電子部品の市場調査会社である米IHS iSuppliはiPhone 5の分解、使用されている部品等の解析を行った。この解析によれば、内部パーツの企業はほぼiPhone 4Sと変わりがないが、サムスンへの依存度は減少しているという。しかし、製造原価については、同社が事前に予想したものとほぼ同じ内容だとしている。それによると16GBのiPhone 5ローエンドモデルのコストはiPhone 4Sと比べて上昇、64GBモデルに関しては大幅に材料や製造コストは抑えることに成功したという（本家記事、IHS iSuppli価格表、CNET、ITPro、本家/.）。

なお、iPhone 4Sの部品コストとiPhone 5を比較した場合、16GBモデルの部品原価は199ドルだが、これは前モデル「iPhone 4S」の188ドルに比べ若干高い。一方、iPhone 4S 64GBモデルの部品原価は245ドルであるのに対し、iPhone 5 64GBモデルは部品原価230ドルと少なくなっている。ただし、iPhone 5は4G LTEに対応したため、通信事業者各社に合わせて2種類のモデルを製造して納入する必要があるなどの面でコスト増が予想されている。