米特許商標庁、マルチタッチ操作などに関連するAppleの特許を無効と判断 125
ストーリー by headless
無効 部門より
無効 部門より
米特許商標庁(USPTO)は、マルチタッチ操作などiOSの重要な機能に関連するAppleの特許(U.S. Patent No. 7,479,949)を無効とする予備的な判断をしたとのこと(
FOSS Patentsの記事、
Wired.comの記事、
本家/.)。
この特許は、スティーブ・ジョブズ氏の名前が考案者として最初に記載されている中でも最も有名なソフトウェア特許で、「the Steve Jobs patent」と呼ばれることもある。内容としてはタッチスクリーンを操作する指の動きをヒューリスティックに判断してコマンドを確定するというもので、タッチスクリーンでのスクロールやピンチズームなどの操作に関連する機能が含まれる。この特許は2010年にも再審査が請求されたが、却下されている。今回の再審査は別の請求によるもので、20項すべての請求項が無効と判断されたとのことだ。
この特許は、スティーブ・ジョブズ氏の名前が考案者として最初に記載されている中でも最も有名なソフトウェア特許で、「the Steve Jobs patent」と呼ばれることもある。内容としてはタッチスクリーンを操作する指の動きをヒューリスティックに判断してコマンドを確定するというもので、タッチスクリーンでのスクロールやピンチズームなどの操作に関連する機能が含まれる。この特許は2010年にも再審査が請求されたが、却下されている。今回の再審査は別の請求によるもので、20項すべての請求項が無効と判断されたとのことだ。
なんで? (スコア:1)
理由が書いてないようなのでなんで?って思ってしまいます。
タッチスクリーンでのスクロールやピンチズームってiOS以前にありましたか?
WindowsMobileは画面右端のちっちゃなスクロールバーでしかスクロールできなかったし、もちろんピンチズームもなかったような?
iOS以前にそういった機能が乗った端末ってあったんでしょうか?
Re:なんで? (スコア:4, 参考になる)
今回の請求の control number 90/012,308 を USPTO の一般向け特許出願情報検索システム (Public PAIR) [uspto.gov] に入れると判断の理由が表示されるので見てみたけど、主な根拠になっているのはキヤノンの米国特許出願 09/769,451 (出願公開 US 2002-0036618 A1、特許 7,138,983 [uspto.gov]) “Method and apparatus for detecting and interpreting path of designated position” みたいだね。
Re:なんで? (スコア:1)
DiamondTouch (2001)
http://www.merl.com/areas/DiamondTouch/ [merl.com]
Re: (スコア:0)
Youtube(https://www.youtube.com/watch?v=t35HXAjNW6s)で2006年ごろの映像を見ましたがこれはただのタッチディスプレイでは?
スクロールは明らかにWindowsMobileと同じです。スクロールバーを押してスクロールさせています。
ピンチズームですが、これもタイトルバーの移動と、右下端のウィンドウのサイズ変更を同時にしているだけでは?iOSは違いますよね。画面の中心をピンチズームするというか。DiamondTouchはタイトルバーと右下端のサイズ変更部分を正確に押してやるもので少し違うのでは?
Re:なんで? (スコア:1)
スクロールというならLaunchTileとか。
http://www.youtube.com/watch?v=QCaCFCOAb7Q [youtube.com]
(1分25秒あたりから)
スライドでのスクロールは少なくともこの時代(LaunchTileの最初のデモは2004年)からは存在します。
Re:なんで? (スコア:1)
>内容としてはタッチスクリーンを操作する指の動きをヒューリスティックに判断してコマンドを確定する
ここが特許なんだからその結果がキー割り当てだろうとスクロールだろうと関係ないだろ。
そもそも (スコア:1)
マルチタッチ自体に革新性は無いと言うのはApple社の発言なんだがね。
それらの一部はElanの実装で有ったわけだし、それで訴えられていたのは正にApple自体。
自分は否定している特許に項目を増やしても、本来強力な基本特許が認められないならその拡張もまた認められない。
一応Elanとは和解に達したのだろうけど、だからって言ってElanの特許を元にAppleが訴えて良い事も無いよね。
その辺りは整理しなおさないとダメなんじゃないかな。
ま、他の人も書いている様に、Appleは他社の商機を潰すのが第一目的っぽいから、そこまで真面目に考えていないかも。
Re:なんで? (スコア:1)
特許の怖いところは, 第一に請求範囲を広くすれば先行技術に抵触しやすくなって特許と認められにくくなることですね. 逆に狭くすれば他の類似技術を防ぎにくくなるし, 関連技術で外堀を埋められて実際の製品に実装することができなくなったりもしますし.
じゃあ (スコア:0)
初めから認めんなし
Re:じゃあ (スコア:1)
魔法が解けつつあるんですよ。
「あれ?俺はなにをしてたんだ?」というシーン。
Re:じゃあ (スコア:1)
日本の場合は事前にそんな特許がないか調査してコストをかけますが
アメリカの場合は余程アレじゃない限り通しておいて問題があれば裁判でやれって文化だから仕方が無いです
Re:じゃあ (スコア:2)
> 日本の場合は事前にそんな特許がないか調査してコストをかけますが
> アメリカの場合は余程アレじゃない限り通しておいて問題があれば裁判でやれって文化だから仕方が無いです
日本は他国に比べて、コストを掛けて特許(や実用新案)の審査をしているというのは幻想かと。
日本で審査を行っているのは専門家ではなく、普通の公務員にすぎない。常識の範囲で判断可能なもの(実際のところ、出願される特許の多くはそのようなものだが)しか審査できない。
専門的な出願は、公報に掲載して、業界各社の法務部や技術者からの指摘を待つというのが現実。
だが、それは致し方ない。過去の技術から最新の技術まで把握している専門家をすべての分野で揃えることなど、できるわけがない。
また、特許は文章や図版で出願されるのであって、検索すれば必ず同等のものが見つかるというものでもない。
そのような理由で、最初から法体系がそのように構築されている。特許はアイデアが既知でないことを一定の範囲で調べるだけで、それを何ら保証しない。有効性も確認しない。異論がある人が訴訟の相手とするのも役所ではなく、特許の出願者。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
いつから流行ってるかを知ってどうすんのさ?
Re:じゃあ (スコア:1)
#他人のこと言えないのでID
Re: (スコア:0)
何で陰謀説と被害妄想が抜けて話が続いているのだろう。
そりゃソースがなくても説得力がある話はよくありますが、
その時はソース以外による説得力がものを言います。
そして経験則として、
ソースなしの陰謀説と、
ソースなしの被害妄想は、
事実無根である場合が多いということが言えます。
単にそれだけの話なんじゃないですかね。
Re:じゃあ (スコア:1)
>「まじめに考えて」なるのはさすがに国に対する理解が甘すぎます。
陰謀論の方が楽ならそれでもいいんですけど
#2287431の
>日本の場合は事前にそんな特許がないか調査してコストをかけますが
>アメリカの場合は余程アレじゃない限り通しておいて問題があれば裁判でやれって文化だから仕方が無いです
でもって楽に説明できるため、オッカムの剃刀的な意味でわざわざ陰謀論なんかいらねーだろと思うのです。
陰謀論に妥当性を保たせるのであれば、もっといくつかの「アップルの特許が最近になってどんどん却下されてる例」が出てこないことには。
そろそろ (スコア:0)
何処の国で何が通って、何が通らなかったのか表が見てみたいかも。
なんかありえないものが通ったとかいうのを見た気もするし。
Re:そろそろ (スコア:1)
この国の裁判制度はクソ」という目立つ広告を打ってくれますよ。
Re: (スコア:0)
アップルって昔から自社の広告のために他社製品のネガキャンがいつものことでしたね。
PowerPC系のCPUを採用していた頃はよく(自社の前の製品との比較ではなくて)インテル系のCPUをネガキャンの道具として
新しいMacがどれだけすばらしいか宣伝していた。
ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
Intel / AMD
Microsoft / Apple
FSS の派閥争い
...
ペプシとコカコーラ
つか、日常的に敵対的比較広告が一般的なのでコンピューター業界だけやらない。
とは行かないのでしょう。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
同じキャンペーンをネガキャンに馴染みの薄い日本で展開するところは他にはあまりないですけどね。
全世界で同じマーケティング/宣伝ポリシーを持つ会社なんてそうはないんじゃないでしょうか。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/hikaku.html [caa.go.jp]
ネガキャンは比較広告ガイドラインにまず合致しないでしょうから馴染みがないのは当然ですね
選挙広告は景品表示法とは関係ないのでなんでもありです
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
ネガキャンに馴染みの薄い日本で
確かに、公式なネガキャンなんて、自社製品2つを対抗させてネガキャン劇を演出してるお菓子メーカくらいしかないな。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
セガなんてダッセーよなー!
帰ってプレステでもやろーぜー!
自虐CMはありましたけどね(笑)
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re: (スコア:0)
むかし、乗用車のCMであったよね。
隣の**が小さく見えます。とか
Re: (スコア:0)
ステネガとか謎の言葉を提唱してみる。
Re: (スコア:0)
そのかわりむけています
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
セガールとアンソニーの広告 [www.jiko.tv]という際どいものもあったけど基本的には比較対象を明言しないものばかりですからね。
ターゲットには明確に何のことを言っているか伝わるのが重要ですけど。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
どの国の選挙と比べてですか?
Re: (スコア:0)
アメリカの選挙のコマーシャルってみたことある?
Re: (スコア:0)
民主の失政を指摘するのはネガキャンです。
#モデしちゃったのでAC
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1, すばらしい洞察)
「古代遺跡からコカコーラの瓶が発見されたが、発掘隊はこれがなんなのか誰もわからなかった。
という発掘隊の一人がペプシコーラを飲んでる」というCMは嫌悪感も無く、クールで爽快ですらある
でもね、Appleのネガキャンは子供がごねてるレベルで、「お前の母ちゃんでべそ」クラスのカッコワルイ感じしかしない。
「Macくん、PCくん」のCMとかみてれば分かると思うけど。
他にも、IBMをスタートレックのボーグに例えたネガキャンをやってたくせに、自分が強者になったら同じボーグ側のような行動ばっかりとるのも、とてもカッコワルイ。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
ペプシのネガキャンなんていくらでもあるのでそのうちの一つを取り上げてどうこういっても…
あれも(その前の「リアル・ピープル」シリーズも)全世界でやってたけれど日本以外では特に悪印象というわけでもなかったので、
ラーメンズとか菊池桃子(学生)といった個々の出演者の問題はないでしょうか。
#「1984」はいつまでAppleを縛るのだろうか?
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
思うに故Jobs氏(全てのCMをチェックしていたらしい)は日本語が不自由だったんじゃないでしょうか?
周りに日本語のネイティブスピーカーがいても何か物申せるとは(残念ながら)思えないし。
どっちかのCMはなんか有名な監督を起用したらしいですが、余程出演者がいなかったのでしょう。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
あの絵は確かに微妙なんですが、高倉健とか木村拓哉みたいなキャラクタを起用すると「リアル・ピープル」というコンセプトを真っ向から否定してしまうのであれはあれで正解だったのかもしれません。「リアル」なのが(日本で)受けるかというと微妙ですが。
米国では「私はWindows」とかいう二番煎じのCMが出てきたらしい(こちらは役者が演じたとのこと)ので向こうでは受けたのではないでしょうか。日本でもブラウンのCMを真似た松下電工(当時)のひげ剃りのCMがありました(こちらも役者によるもの)。
アンテナ問題の件はいつもの(もう過去になったけど)現実歪曲空間です。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
ダイソンのCMは「嘘は言ってないけど、肝心な部分をすべて言っていない」って印象があるけど。
「吸引力の変わらないただひとつの掃除機」は嘘じゃないけど「他の掃除機の吸引力は落ちたとしてもダイソンよりある」って言う部分が隠されてるみたいに。
Re:ネガキャンしないアメリカ企業/組織ってあるのか? (スコア:1)
> 熱狂的なファンがマイノリティ側にいるというのも一緒。
というか、少数派は、良かれ悪しかれ結果として熱狂的になってしまう面はある。尖鋭化するというか。
少数派になっていく時点で熱狂的でない人は淘汰されて、熱量の高い人ばかりになるのと、
それらの人が少数派であることを自覚すると、劣勢を挽回すべくさらに熱量を増やす。
絶滅危惧種レベルまで減る頃には年くってさすがにさめちゃうし、熱量が増えるっても
お腹の脂肪が燃焼するわけでないのがつらいとこなんだけどね。
Re: (スコア:0)
そろそろ、政府のネガキャンも。
まだ焦るような時間じゃない by Apple (スコア:0)
TechCrunchの記事 [techcrunch.com]を読む限りにおいてはまだAppleには控訴の余地があるため他の裁判に与える影響は少ない様子。
まだ「この特許が通る可能性はゼロ」とは言い切れないんじゃないか?
Re: (スコア:0)
そりゃ影響少ないだろ。
完全に競合の邪魔する目的でアメリカの特許制度の穴悪用してるだけだから、特許の正当性がどうかなんてAppleは関係ないもの。
スマホ関連に関してはAppleは完全に革新の敵。
Re:まだ焦るような時間じゃない by Apple (スコア:2)
訴訟をやってみないと判らない。知財制度は時代や政府の方針で変更されるから。
例えば以前はアルゴリズムは特許で守られなかったが、今は対象になっている。同じようにUIが本格的に守られるようになるかも知れない。事実上、UIを売り物にしているAppleにとって、そのUIを守る術がないというのは恐怖だろうから、特許や著作権をガチガチに使うのは営利企業としては致し方ない。
ただ、UIを特許で本格的に扱うことになると、市場が完全に独占されかねないことから、現状のように、部分的に特許や著作権で扱うのが丁度良いバランスだとは思う。
特許自体が... (スコア:0)
本来、財産を守るための物なんだろうけど、最近、「特許」そのものが邪悪な気がしてきました。
Re:特許自体が... (スコア:2, おもしろおかしい)
本来、なんのための物かは分からないけど、最近、「人間」そのものが邪悪な気がしてきました。
Re:特許自体が... (スコア:1)
本来は投資を促進してイノベーションを促すことと、秘伝のたれ化しないようにするのが特許制度の趣旨だろうけど、最近はもっぱらそれっぽいものを使ってイノベーションの阻害要因になりつつあるので改善が必要でしょうね。
Re:特許自体が... (スコア:1)
本来、財産を守るための物なんだろうけど、最近、「著作権」そのものが邪悪な気がしてきました。
Re:特許自体が... (スコア:1)
> 本来、財産を守るための物なんだろうけど、最近、「著作権」そのものが邪悪な気がしてきました。
本来は印刷業者のビジネスを守るために作られた権益だったのですが、
クリエイターの一部が制度をよく理解しないままに自分達を守るものだと誤解し、
自分達を守る新たな制度を作るのではなく、旧来の著作権制度で自動的に自分達が守られるはず、
と言う珍妙な主張を行ったために、現在は制度議論の場が混乱しております。
# 著作権の歴史を捏造し、元々クリエイターを保護するために生まれた概念である、とする
# 「クリエイター権益保護権天授説」を固く信じる一派が「本来の在り様に立ち返れ」と以下略。
少なくともこの日本においては、
いったん商業クリエイターが死滅するまでは制度の見直しは出来そうにないため、
御不便をおかけしますが、暫し(200年ぐらい)お待ちくださいませ。
Re:米特許庁の画像フォーマット (スコア:2)
たぶん同じことを言う人が昔からたくさんいるんだろうね。「国際標準により、各国の特許庁は CCITT Group 4 圧縮を使った TIFF で画像を提供することが求められている。残念ながら、画像の量と予算とその他の技術的な制約から、米国特許商標庁は画像をウェブで一般的な他の形式に恒久的に変換したりその場で一時的に変換したりすることはできない [uspto.gov]」 (←訳はいいかげん) とちゃんと説明されているよ。