私はSystem6の頃からのユーザーですけど、Mac OS Xは気に入ってますよ。 そりゃ確かに今のところ、トロいとか、なんだかギクシャクするとかは
あるけど、そんなにボロクソにけなすほどのモノなのかな、と。
書いている文章もなんだか“昔はよかった”的な年寄りの感傷のような印象
がしますよ。Classic Mac OSを捨てたのは、増設につぐ増設で、
もはやツギハギだらけ、しかもメモリ保
Mac OS X否定派の中には、ウィンドウシェイドにこだわる方も多いようなのですが、あれも元はサードパーティのユーティリティでしたし。
旧Mac OSでは、そういうユーティリティの使い方とか、さまざまな(言語化されていないものも含めて)Tipsがあったのですが、その大半がMac OS Xでは通用しなくなったというのが、Mac OS X否定派の不満の一因ではないかと愚考しています。で、Mac OS Xでも新しいTipsが蓄積中なのですが、否定派の人は最初から使用を拒否しているので、Mac OS Xでの便利な使用法を習得しない、と。
ただ、だからといってあやふやな根拠や思い込みでMac OS Xを攻撃したりするという行動はやっぱり理解の範囲を超えています。皮肉や嫌みでなく、旧Mac OSの方が、Mac OS Xよりも使いやすいなら、そちらを使いつづければいいだけの話だし、Windowsの方がマシというなら、そちらに乗り換えればいいのだし(でも、Linuxに乗り換えるといった人は見たことないな)、だれもOS Xの使用を強制したりしていないと思うのですが。
年寄りの感傷だな (スコア:2, すばらしい洞察)
そりゃ確かに今のところ、トロいとか、なんだかギクシャクするとかは
あるけど、そんなにボロクソにけなすほどのモノなのかな、と。
書いている文章もなんだか“昔はよかった”的な年寄りの感傷のような印象
がしますよ。Classic Mac OSを捨てたのは、増設につぐ増設で、
もはやツギハギだらけ、しかもメモリ保
賛成 (スコア:2, 興味深い)
OS9はもう今となってはどうしようもない設計のOSだということを自分の愛着
だけで無視してしまう文章にはもう見飽きました。
OS XのおかげでUNIXのコードが再コンパイルだけで走るしきれいにマルチタスク
を行うし、国際化も個人向けOSとしては最高水準と、私に言わせればいいこと
ずくめでした。
この文章の筆者にとってはコンテンツ作成が「創造的な仕事」のようですが、
プログラミングやデータ解析、文書の自動処理といった作業にとっては以前の
OSは悪夢のようなも
kaho
Re:賛成 (スコア:1)
Jaguarでスプリング・ローデッド・フォルダが復活しましたが、これはOS Xの設計もOS 9のUIも肯定した実装です。こうやってOS XをOS 9に限りなく近付けた「UNIXベースの堅牢なOS 9」を出し、OS 9からUIを変える部分を後回しにしろというのは、自然な移行を促す意味で当然の選択肢です。
コンテンツ作成はMacが得意だった分野であり、データ解析は苦手な分野でした。苦手を克服するのは構わないけれど、そのために得意分野を放棄するのでは、Macはアイデンティティを失い、Windowsの代替物 (あるいはNeXTによる乗っ取り) になってしまう--OS 9派はそれを心配しているように見えます。そうなればただのシェアの小さなパソコンじゃないか、と。
ではなぜ唐突にAqua UIが現れたのかといえば、別スレッドで述べたように、パソコンのシンプルネスを再定義する必要があったからと考えます。OS 9までひきずった設計ミスの最たる物は、MultiFinderのミス (当時は妥協) にあります。つまり実装面ではMC680x0の特権モードを維持したままマルチタスクを実現しようとしたことであり、UIではUniFinderとの共存のためアプリケーションごとの全面切り替えを余儀なくされたところにあります。OpenDocはこれらへの根本的な解だったのですが、残念ながらうまくいきませんでした。OS Xで再びOpenDocの夢見た新しいシンプルネス、つまりドキュメント=ウィンドウ・オリエンテッドを多少目指しているものの、あまりうまくいっていないのが現状です。結果、OS 9派は長年掛けて培ったMacらしさを懐かしみ、OS X派はLinuxPPCでもNetBSDでも受けられるUNIXの恩恵を主張しているのが現状です。
kahoさんはOS Xを理想に近いOSと思われているので、おそらくOS Xの目指しているシンプルネスが自然に受け入れられると思います。OS Xがパイオニア足る先進性とは、唯一ここに求められるものです。わたしは、OS Xでサービスとコンテクスト・メニューを昇華させれば、ユーザーの使い方が変わり、もっと多くのユーザーに理解してもらえるのではないかと考えています。
過去にこだわる方も… (スコア:1)
WindowShade X、Labels X、FruitMenu [unsanity.com]
LocationX [mac.com]
…などのサードパーティ製ソフトウェアもあることだし、設定次第
で Classic Mac OS に似通った UI にカスタマイズすることはできる
と思うんですが。“似通っ”ているだけでは、やっぱり OS 9 派の
方々には納得していただけないのかな。
でも、Classic Mac OS の UI って本当に使いやすかったのだろうか…
Re:過去にこだわる方も… (スコア:1)
Mac OS X否定派の中には、ウィンドウシェイドにこだわる方も多いようなのですが、あれも元はサードパーティのユーティリティでしたし。
旧Mac OSでは、そういうユーティリティの使い方とか、さまざまな(言語化されていないものも含めて)Tipsがあったのですが、その大半がMac OS Xでは通用しなくなったというのが、Mac OS X否定派の不満の一因ではないかと愚考しています。で、Mac OS Xでも新しいTipsが蓄積中なのですが、否定派の人は最初から使用を拒否しているので、Mac OS Xでの便利な使用法を習得しない、と。
# Dockを端に寄せる [tech-arts.co.jp]、 nice値を変更してWindowServerの優先度をあげる [ryukoku.ac.jp]、ともにしろやまさんのページ [nest.or.jp]で紹介されていた(元はMLへの投稿)のですが、便利に使っています。
ただ、だからといってあやふやな根拠や思い込みでMac OS Xを攻撃したりするという行動はやっぱり理解の範囲を超えています。皮肉や嫌みでなく、旧Mac OSの方が、Mac OS Xよりも使いやすいなら、そちらを使いつづければいいだけの話だし、Windowsの方がマシというなら、そちらに乗り換えればいいのだし(でも、Linuxに乗り換えるといった人は見たことないな)、だれもOS Xの使用を強制したりしていないと思うのですが。
Re:賛成 (スコア:1)
個人的MacとはSystem6(PowerBook170)以来の付き合いではあるんですが。
ここからのスレッド [tech-arts.co.jp]を見れば解る通り、OS9以前を使っていたユーザーは
現在のMac OS Xに対して否定的な意見を持つ人が多いです。
でも、彼等の言い分を実現しようと思うと、MacOS9を使い続けるしかないんですよね。
初心者が間違えないように、っていうのを免罪符に使ってる気がしてなりません。
巷にはWindowsのHow to本が溢れ帰ってる世の中で、独自のUIを貫けと
いうのは首を自分で絞めろと言ってるのと変わらないと思います。
別スレッドでも言いましたけど、今まででもMacユーザーはシステムを騙し、
自身に対して使いやすいと思われるインターフェイスを実現し、
FreeWareやShareWareとして実現してきました。
有名どころは取り込まれてきた実装も多いです。
そういうものを作れるだけの土台があると思いますので、頑張ってほしいんですよね。
とはいってもDTPをやってた身分としては「使うだけのユーザー」
が多い事も身にしみて解ってる事で…。
しかも、日本じゃそういうDTPがらみのユーザーが多いときてる…。
米国ではそれほどDTPに対して重きを置かれてないみたいですね。
まあ、CMYで納得して使える国民性とわざわざKを足して発色に
こだわる国民性の違いと言いますか。
その辺の問題をAppleJapanが認識しててDTPユーザーに対しての
配慮をと言う事を本社に言ってるのかどうかって事も問題だと思う。
はすかわ
Re:賛成 (スコア:1)
話があまり多岐にわたると発散してしまうので設計とUIの話に限って。
設計さえよければよいとは私も考えていません。またOS9派の人がこだわっている
のがUIであるということも認識しています。
System7.xからWindowsに移行したときの私のとまどいは今でも記憶に新しいです。
私が設計のことを口に出すのも、OS9以前の設計の悪さがUI、あるいはユーザー
エクスペリエンスにまで影響していたからです。
メニューをぶら下げただけで他のタスクが止まってしまったり他のアプリケー
ションのクラッシュでシステムを何度も再起動しなければならないことに対する
不満は、設計そのものよりも操作上のものといってよいかと思います。
Macをあまり触ったことのない人に「Photoshopのフィルタをかけている間や
ウェブサイトをダウンロードしている間はメニューの選択はすばやく」などと
言ってもその理由は理解不能でしょう。
また、ウィンドウシステムのUIに関しては発展途上なだけで、他の書き込みにも
あるように、ユーザーがシェアウェアとして提供しているものを使えばいいのに
そこでの「だからMacOS Xはだめだ」という結論は全く賛成できなかったのです。
AquaのUIに関しては、NeXTを媒介にしてみれば「よく洗練してしかもOS9に近づ
けたな」という印象を持ったところからスタートしているので、過大評価してい
ると言われればあっさりと認めるしかないのですが、WindowsやらCDEやらに比べ
れば遙かにOS9に近いところにあると思っています。初めて触る人が混乱する
要素を除いているとはいえ。
Jaguarで復活したスプリング・ローデッド・フォルダに関しては、ウィンドウが
何枚も(あるいは何回も)開いてごちゃごちゃしてしまうし、まだ復活していない
フォルダのラベルは、128x128ドットフルカラーのアイコンをもてる現在のWMで
は判別するマークにならないと、私からは「自分の郷愁を元に無理を言っている」
印象です。(実際カラム表示とターミナルからの操作ができるようになって、
スプリングフォルダはほとんど使わなくなりました)
つまりは、AquaはOS9の、現在に通用する部分を多く受け継ぎ洗練したUIに見える
のだから、OS9派の人は嫌悪するよりもよほど慣れて使いこなした方がいいのに、
それにOS9を今あなたが使っているように「使いやすく」するために費やした
努力の何分の1かの労力で「使いやすく」できるのに、と思うのです。
データ処理などの例を出したので誤解されてしまっているかもしれませんが、
私はMac上ではコンテンツ作成系の作業を多く行っていて(多分最も長い時間)
UNIXの利点を持ち出してOS9の悪口を言っているだけではないと理解して
いただければと思います。
それでもCarbonアプリケーションとのUIの統一はまだまだなので、その点に
関しては多くの改善点があるとは思っていますが。(特にAdobeですが。After
EffectsやLiveMotionはどうにかして欲しいです。笑)
kaho