アカウント名:
パスワード:
「Mastered for iTunes」について興味があったので調べてみました。
結論から言うと「CD用にすでにダウンコンバートされた16bit/44.1kHzマスターからではなく、24bit/96kHz以上で製作された元ミックスから直接256kbps (VBR)のAACファイルを生成する」ということを指しているようです。
中心となるのは「Master for iTunes Droplet」アプリで、24bit/96kHz以上で製作された元ミックスファイルから「サンプルレートの高品位ダウンコンバート/ディザリングを伴わないApple独自のビット丸め込み」しつつAACエンコードします。 こうすることによって、CDでは失われてしまう音成分が、Mastered for iTunesでは残るというわけです。
以上からすると「iTunes専用にマスタリング」というのはアップルジャパンの誤訳です。ここでいう「Mastered」と、日本語の「マスタリング」では明らかに意味が違います。
本来「iTunes向けに書き出した」というニュアンスなのであって、意味としては「iTunes専用にエンコード」が正しいです。
エンコードという単語よりもマスタリングという方が一般人には理解しやすいというアップルジャパンの判断なのかもしれませんが、日本語で「マスタリング」と言うと(狭義では)「音を弄る」ニュアンスが含まれ、誤解を招きかねません。
繰り返しますが、Mastered for iTunesの本質は「AACエンコードの最適化」であって「音は弄ってません」。広義ではエンコードもマスタリングに含まれますが、音を弄っている意味ととられかねず、安易に用いるべきではありません。
アップルジャパンには、内容を理解した上で適切な翻訳を望みたいものです。
「Mastered for iTunes」ツールと参考資料は以下http://www.apple.com/itunes/mastered-for-itunes/ [apple.com]
英語のMasteredってどういう意味なの?辞書引いてもそれっぽい意味は載ってないんだけど…
master [reference.com] verb to produce a master tape, disk, or record of: The producer recorded, mixed, and mastered the new album.
あれですよ、あのホットドックの上に塗ったりする黄色い…
Masterd for iTunesはiTunes用の特殊なマスタリングですよ。音そのものを弄ります。
iTunesで販売する場合、レコード会社は音源データをAppleに送ります。この音源データは非圧縮の形式で、これを元にAppleがAACにエンコードしてiTunesで販売します。iTunesに最適したマスタリングを行う為には、Appleでやるダウンコンバートとエンコーディング方法がわからないと、最終的な音がどうなるか判断できないので、Appleが使っているツールを今回公表したという形です。
エンジニアはこのツールを使って、iTunesで販売される曲がどのように聞こえるかをチェックしながらマスタリング作業を進めることになります。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
Mastered for iTunes = iTunes専用のマスタリング? (スコア:1)
「Mastered for iTunes」について興味があったので調べてみました。
結論から言うと「CD用にすでにダウンコンバートされた16bit/44.1kHzマスターからではなく、24bit/96kHz以上で製作された元ミックスから直接256kbps (VBR)のAACファイルを生成する」ということを指しているようです。
中心となるのは「Master for iTunes Droplet」アプリで、24bit/96kHz以上で製作された元ミックスファイルから「サンプルレートの高品位ダウンコンバート/ディザリングを伴わないApple独自のビット丸め込み」しつつAACエンコードします。 こうすることによって、CDでは失われてしまう音成分が、Mastered for iTunesでは残るというわけです。
以上からすると「iTunes専用にマスタリング」というのはアップルジャパンの誤訳です。
ここでいう「Mastered」と、日本語の「マスタリング」では明らかに意味が違います。
本来「iTunes向けに書き出した」というニュアンスなのであって、意味としては「iTunes専用にエンコード」が正しいです。
エンコードという単語よりもマスタリングという方が一般人には理解しやすいというアップルジャパンの判断なのかもしれませんが、日本語で「マスタリング」と言うと(狭義では)「音を弄る」ニュアンスが含まれ、誤解を招きかねません。
繰り返しますが、Mastered for iTunesの本質は「AACエンコードの最適化」であって「音は弄ってません」。
広義ではエンコードもマスタリングに含まれますが、音を弄っている意味ととられかねず、安易に用いるべきではありません。
アップルジャパンには、内容を理解した上で適切な翻訳を望みたいものです。
「Mastered for iTunes」ツールと参考資料は以下
http://www.apple.com/itunes/mastered-for-itunes/ [apple.com]
Re: (スコア:0)
英語のMasteredってどういう意味なの?
辞書引いてもそれっぽい意味は載ってないんだけど…
Re: (スコア:0)
master [reference.com]
verb to produce a master tape, disk, or record of: The producer recorded, mixed, and mastered the new album.
Re: (スコア:0)
あれですよ、あのホットドックの上に塗ったりする黄色い…
Re: (スコア:0)
Masterd for iTunesはiTunes用の特殊なマスタリングですよ。音そのものを弄ります。
iTunesで販売する場合、レコード会社は音源データをAppleに送ります。この音源データは非圧縮の形式で、これを元にAppleがAACにエンコードしてiTunesで販売します。iTunesに最適したマスタリングを行う為には、Appleでやるダウンコンバートとエンコーディング方法がわからないと、最終的な音がどうなるか判断できないので、Appleが使っているツールを今回公表したという形です。
エンジニアはこのツールを使って、iTunesで販売される曲がどのように聞こえるかをチェックしながらマスタリング作業を進めることになります。