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どこがどう介入したところで85円前後から115円前後まで円安になるなんて少なくとも年単位の時間を空けないとまったくありそうにもない。消費者的にはようやくAppleのキチガイレートが是正されたわけで大歓迎だ。むしろ日本ベンダーは不当に安すぎるレートのおかげで今まで暴利をむさぼってたわけでそれがいつまでも続くと思ってるほうが脳内お花畑だろ。むしろAppleにこれだけ朝令暮改を繰り返されてもまだ懲りないの? よほどAndroidマーケットってお話にならないんだね。
とはいえ物書堂 [monokakido.jp]みたいに製品コストの大部分が他社IP(辞書コンテンツ/フォント)のライセンス料(金額固定)だったりすると一気に経営危機になりうるというのは知っておいた方がいいと思います。今回どのくらい売れたのかは知りませんが、おそらくかなりの逆ザヤ状態になったのではないかと思います。
#トップページが更新されていない?
少し古い記事なのですが、2005年06月01日付の朝日新聞で電子辞書のライセンス料について以下のように報道されています。
出版社、自前で電子辞書 メーカー主導に対抗 小学館・三省堂・旺文社… (中略) 紙の辞書の市場規模は年々縮小し、今は200億円程度とみられている。電子辞書のざっと半分だ。電子辞書にどの辞典が入るかもメーカーの判断次第。しかも、出版関係者によると、辞典の電子データ提供の対価は1台あたり数十円から数百円程度という。 (後略)
このため、フォントののライセンス料を計算したとしても「かなりの逆ザヤ」というのは原理的に発生しないはずです。
同社の看板商品である大辞林 [monokakido.jp]が一時期1100円で売っていたようですが、App Storeの取次手数料が30%引かれると770円くらいしか残りません。これに使われているスーパー大辞林3.0 [wikipedia.org]なるもののライセンス料がどのくらいかはわかりませんが、ヒラギノ明朝体 [screen.co.jp]と楽ひら [panasonic.biz](手書き認識モジュール)が入っていると考えるとそんなに安く上がるとは思えません。いくら社員二人で人件費が多くないとはいえ、開発コストはかかるはずだし。
#三省堂 [sanseido-publ.co.jp]の創業記念セール中にレート変更されたのは災難だと思う
辞書データではなく別種のソフトウェアを扱った時のお話です。
そのソフトウェアをROM埋め込み型で販売する場合は、それなりの台数がコミットされて、ROM製造個数が正しく把握できて、データを抜かれてバラ捲かれるリスクも低いので、ライセンス料は低めでした。
一方でソフトウェアライブラリ (dll) として販売する場合は、何本売れるかもわからず、出荷本数 (コピー本数) が正しく把握できる保証がなく、データが流出したり本来の用途以外に転用されたりするリスクも高いので、ライセンス料は高めでした。
件の記事は、ROM埋め込み型の電子辞書用のライセンス料かと思いますが、それがiPhone App用にそのまま適用されるというのは少々無理な想定だと思います。もしも、iPhone App用にも同じ価格で卸しているのならば、ぜひソースが知りたいです。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
ずっと円高 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
どこがどう介入したところで85円前後から115円前後まで円安になるなんて少なくとも年単位の時間を空けないとまったくありそうにもない。
消費者的にはようやくAppleのキチガイレートが是正されたわけで大歓迎だ。むしろ日本ベンダーは不当に安すぎるレートのおかげで今まで暴利をむさぼってたわけでそれがいつまでも続くと思ってるほうが脳内お花畑だろ。むしろAppleにこれだけ朝令暮改を繰り返されてもまだ懲りないの? よほどAndroidマーケットってお話にならないんだね。
Re: (スコア:3, 参考になる)
とはいえ物書堂 [monokakido.jp]みたいに製品コストの大部分が他社IP(辞書コンテンツ/フォント)のライセンス料(金額固定)だったりすると一気に経営危機になりうるというのは知っておいた方がいいと思います。
今回どのくらい売れたのかは知りませんが、おそらくかなりの逆ザヤ状態になったのではないかと思います。
#トップページが更新されていない?
逆ザヤにはなりえないはずです (スコア:0)
少し古い記事なのですが、2005年06月01日付の朝日新聞で電子辞書のライセンス料について以下のように報道されています。
出版社、自前で電子辞書 メーカー主導に対抗 小学館・三省堂・旺文社…
(中略) 紙の辞書の市場規模は年々縮小し、今は200億円程度とみられている。電子辞書のざっと半分だ。電子辞書にどの辞典が入るかもメーカーの判断次第。しかも、出版関係者によると、辞典の電子データ提供の対価は1台あたり数十円から数百円程度という。 (後略)
このため、フォントののライセンス料を計算したとしても「かなりの逆ザヤ」というのは原理的に発生しないはずです。
Re:逆ザヤにはなりえないはずです (スコア:1)
同社の看板商品である大辞林 [monokakido.jp]が一時期1100円で売っていたようですが、App Storeの取次手数料が30%引かれると770円くらいしか残りません。これに使われているスーパー大辞林3.0 [wikipedia.org]なるもののライセンス料がどのくらいかはわかりませんが、ヒラギノ明朝体 [screen.co.jp]と楽ひら [panasonic.biz](手書き認識モジュール)が入っていると考えるとそんなに安く上がるとは思えません。いくら社員二人で人件費が多くないとはいえ、開発コストはかかるはずだし。
#三省堂 [sanseido-publ.co.jp]の創業記念セール中にレート変更されたのは災難だと思う
Re: (スコア:0)
辞書データではなく別種のソフトウェアを扱った時のお話です。
そのソフトウェアをROM埋め込み型で販売する場合は、それなりの台数がコミットされて、ROM製造個数が正しく把握できて、データを抜かれてバラ捲かれるリスクも低いので、ライセンス料は低めでした。
一方でソフトウェアライブラリ (dll) として販売する場合は、何本売れるかもわからず、出荷本数 (コピー本数) が正しく把握できる保証がなく、データが流出したり本来の用途以外に転用されたりするリスクも高いので、ライセンス料は高めでした。
件の記事は、ROM埋め込み型の電子辞書用のライセンス料かと思いますが、それがiPhone App用にそのまま適用されるというのは少々無理な想定だと思います。もしも、iPhone App用にも同じ価格で卸しているのならば、ぜひソースが知りたいです。